生活改善

食物繊維を摂取することで、炎症を改善する。

食物繊維を摂って、腸内細菌を維持する。

炎症の弊害

「最高の体調」鈴木祐著(クロスメディア・パブリッシング)を読んでいます。

この本のエピローグに炎症を予防するためのガイドラインというものが紹介されていました。

まず本書の内容を説明すると、人類に備わった生存システムが現代の豊かな環境ではうまく働かずにミスマッチを起こすことで、特有の病気や症状が発生することを「文明病」と呼んでいることが前提となります。

その「文明病」を改善させるテクニックやアイデアを紹介しているのが「最高の体調」なのです。

体内の炎症反応を改善するガイドラインですが、その前に炎症について理解する必要があります。

炎症とは体にダメージを受けたときに起きるもので、ケガを修復すべく働き出すものです。

炎症反応自体は問題はないのですが、問題となるのは長期の感染やアレルギーのように炎症が長引いたときなのです。

人体を守るために免疫システムが激しい戦いをくり広げるせいで、血管や細胞といった周辺組織にまでダメージがおよび、やがて全身の機能が下がっていくからです。

「最高の体調」鈴木祐著(クロスメディア・パブリッシング)

その炎症を改善するガイドラインを改めて紹介します。

自然との接触を増やす

デジタル断食

友達づくり

食物繊維の摂取

夜中にパソコンやスマホは使わない

睡眠の改善

友達と運動する

発酵食品

プロバイオティクス

呼吸法

リアプライザル

以前の記事では、「自然との接触を増やす」ことや、「デジタル断食」を実践しました。

順当にいけば「友達づくり」になるのですが、いますぐにできることではないので先に食物繊維の摂取を行うことにします。

関連記事
炎症改善のため自然に親しむ。

目次1 炎症改善編1.1 炎症改善のためのガイドライン1.2 炎症改善ガイドラインの概要1.3 自然に触れる効果について1.4 自然に触れてみる 炎症改善編 炎症改善のためのガイドライン 「最高の体調 ...

続きを見る

関連記事
超正常刺激(つまりスマホ)のコントロール。

目次1 デジタル刺激をコントロールする1.1 炎症改善ガイドラインの概要1.2 その効果とは1.3 デジタル断食の効果について1.4 デジタルを遠ざける方法 デジタル刺激をコントロールする 炎症改善ガ ...

続きを見る

体の炎症を防ぐために食物繊維を摂取する

私が長年お付き合いしているツレは難病にかかっており、半身麻痺の車いすユーザーです。

相当前の話になるのですが、病気の原因を調べた時に「リーキーガット症候群」という言葉が出てきました。

「リーキーガット症候群」とは腸壁に穴が空いて、そこからタンパク質などの物質が血管に漏れてしまい、それを体の免疫機能が異物と判断して攻撃をすることで神経などが侵されてしまうということをそのときに知りました。

腸内細菌の機能の一つとして、腸壁を守るという役割もあります。

また腸内細菌は食物繊維を材料にして生きているので、食物繊維の欠乏は細菌にとっては致命的なのです。

だから食物繊維が摂取できずに腸内細菌が減少すると、腸壁を守れなくなることで透過性が高まります。

すると体の至る所で炎症が生まれて全身の機能が低下してしまうという症状が現れるということです。

全身の炎症を防ぐために腸内細菌を取り戻す必要があるのです。

腸内細菌の力について

さて腸内細菌の理解をもっと深めていこうと思います。

「最高の体調」によると、腸内細菌は消化器官の中に住みつく微生物であり、ビフィズス菌や乳酸菌も含まれます。

この多様な腸内細菌が、先ほど綴った「腸壁を守る」以外にも様々な機能を人体の中で果たしているのです。

・ビタミンなどの成分を合成し、ビタミン欠乏症から免れることができる。
・食物繊維を栄養に変える。
・腸壁を守る。
・栄養の吸収を助ける。
・外敵と戦う。

このように様々な重要な機能を持つ腸内細菌ですが、腸内細菌が減少する原因は食物繊維の欠乏だけではないようです。

まず抗生物質の服薬が腸内細菌の中の善玉菌を滅ぼしてしまい、クリーンな水道水や下水などの衛生設備の発達によって有用な菌との接触を妨げるようになりました。

抗生物質の服薬をなるべく控えることも大事ですが、まずはできることから始める必要があります。

それが食物繊維の摂取です。

食物繊維を腸内細菌に与えるためには、何を食べたら良いのか?

食物繊維を摂取する意欲を高めるために、まずはその効果について抜粋します。

食物繊維の摂取量が多い人は、少ない人にくらべて早期死亡率が23%も下がり、癌の発症率は17%低下。さらに炎症性の病気にいたっては、43%もリスクが下がるというのです。

「最高の体調」鈴木祐著(クロスメディア・パブリッシング)

さて何を摂取すれば良いのかということです。

・野菜
・フルーツ
・ゴボウ
・寒天
・オクラ
・海藻
・キノコ類
・リンゴ

リンゴはフルーツではないのか?と思うのですが、リンゴをフルーツから切り離して羅列してあったので、それだけ別格なほどに食物繊維を含んでいるということだと思います。

こうやって食物繊維の多い食材を見てみると、私が調理できそうな食材は、オクラ・キノコ類・リンゴかなと思います。

フルーツを普段食べる習慣がさほど私にはないので、リンゴだけではなくキウイフルーツやブルーベリーも意識的に摂っていこうと思います。

また食材から摂ることが難しければサプリメントの活用も「最高の体調」内でお勧めしています。

難消化性デキストリンやオオバコがあげられていますが、サプリの効果が今ひとつ私にわからず、肝臓にも負担がかかりそうなので、もう少し下調べをしてから購入するかどうかを検討したいと思います(サプリはテストステロンや亜鉛の補給に活用したい)。

何を摂取するかは調理をする腕が求められそうです。

しかし何を食べたら良くないかで指摘される食材を避けたら、手取り早く腸内細菌を守れるような気がします。

それが、ファーストフードの高脂肪で食物繊維の少ない食材スナック菓子清涼飲料水などの精製糖の多い食品なのだそうです。

つまり間食はなるべく避けて自炊するということです。

-生活改善
-, , , , , ,

© 2025 元ひきこもりで彼女が車いすユーザー。そして何とか成長しようとあがく男のブログ Powered by AFFINGER5