本の実践

殻を破ってセルフイメージをでかくする方法。

セルフイメージを破る方法

できないことで頭がいっぱい

私はひきこもり当事者が通うフリースペースに通っていました。

そこで出会った人たちとのつながりは今でも続いているのですが、たまに下記のような言葉を耳にすることがあるのです。

「結婚・・・大変ですよね・・・」

「子育て・・・大変ですよね・・・」

大変ということは、それを行うことは難しいという意味とほぼ同義です。

「結婚」も「子育て」も私たちの両親がやってきたことです。

なぜ両親ができたことが同じ遺伝子を持つ私たちには難しいのでしょう。

なぜ「就職」も「お金儲け」も他人にはできて、私にはできないのでしょう。

同じ人間なのに何故なのでしょう。

 

能力の問題ではなく意識の問題のような気がします。

意識が制限しているからできないのだと思います。

 

セルフイメージについて

自分を制限する意識はセルフイメージが影響していると思います。

セルフイメージとは、ざっくり定義すると頭で考えている「自分はこういうもの」という固定観念のことです。

この頭の中のセルフイメージによって行動は制限されていきます。

セルフイメージが限界を作っているのです。

できることを増やして人生をもっと豊かにしていくためにはセルフイメージを壊す作業が必要だと思います。

そのためにはどうしたら良いのでしょう?

文字を大きく書く

むかし職場の先輩に書く字を大きくするようにとアドバイスを頂いたことがありました。

私がひきこもり生活を送っていた時期、ノートにひたすら考えていることを書き続けていたことがありました。

これは私にとっての遺書だったのですが、そのときの字がすごく小さかったのです。

不思議とひきこもった時から私の字は小さくなっていきました。

 

細い字でびっしりと・・・。お母さん読めんわ〜

 

そんなことを母は言っていました。

あくまで仮定なのですが、自信と字の大きさは関係があるような気がします。

皆が学校に行って青春を送っている時期に私は1人。部屋で悶々としていました。

自分で選んでこの生活を送っているのならまだしも、「学校に行けない」「働けない」と思っていたので生きる自信は奪われていくのです。

職場の同僚を見ていると、仕事ができる人の字って大きいのです。

自信が芽生えると字が大きくなるのなら、字を大きくすることで自信も芽生えてくるのではないでしょうか。

 

 

「読みやすいから字の大きい人好きよ〜」

 

私の心境を見透かしたかのように同僚が(女性)そのようなことを言うのです。

ピクッとなって事務作業を行なっていたのですがペンを持つ手が止まりました。

そもそも実用面から考えても、字が大きい方が読んでもらいやすいわけですから大きくしない手はありません。

というわけで早速意識的に報告書などの字を大きくし始めました。

声の大きくする

自分を変えていく方法にはコツがあるようです。

「ポジティブ・チェンジ」DaiGo著(日本文芸社)を参考にしてみました。

変化するためには普段とは異なる行動をとっていくと効果があるそうです。

それは些細なことでも良くて、いつもと違う物を食べる。いつもと異なる時間の使い方をする。

休日はいつもとは違うことに取り組んでみるなど、いつも違えばどうやら何でも良いようなのです。

 

関連記事
新しいことを日常に取り入れてセルフイメージを高める。

目次1 習慣を変えていく1.1 自分を変えたいという欲求1.2 頼んだことのないメニューを注文する1.3 はなまるうどんさん1.4 シリコンバレー式 超ライフハック1.5 具体的な習慣 習慣を変えてい ...

続きを見る

 

ところで私はパート時代に、とある障害者施設に勤めていました。

そこは障害者の方達が集まって作業を行い工賃を稼ぐ作業所なのですが、作業前に皆が集ってミーティングで出席を取るのです。

点呼をとる係は日直で決まっており、日によって利用者さんが受け持っていきました。

そこでひとつ疑問に思ったことがありました。

普段は声が大きい男性利用者さんが日直業務になった途端消え入りそうな小さな声になっていたのです。

私は疑問に思い先輩職員に聞いてみました。

 

なんで〇〇さんって点呼になったら声が小さくなるんですかね?

 

そりゃ〜自分に自信がないからじゃろ・・・自信がないと声が出んからね・・・。
同僚

 

どちらかと言うとヤンチャな利用者さんだったので、「自信がない」という解釈は意外でした。

そのときの自信がない=声が小さいという先輩職員の発言がすごく印象に残っているのです。

何故声が小さくなるのか?

そして今の私は声が小さいのです。

自分の内面を探ってみるとそれにはどうやら理由が2つあります。

ひとつは他人に話しかけたときに無視される恐れがあるから。

そしてもうひとつは自分の意見が否定される恐れがあるから。

この2つがあって声が小さいままでした。

昔はどちらかというと声の大きな子供でした。

「元気があるね〜!!!」

このように声が大きいと大人の反応が良いからです。

しかし小学校に通い始めると風向きが変わっていきます。

子供たちは「うるさい」と言ってくるのです。

恐れの感情が芽生えて、徐々に声が小さくなっていきました。

声を大きくしていく

聞き返されたりするのが嫌なので、できるところから大きな声を出していくことにします。

まずは返事から声を大きくしていきます。

はい!

返事に否定もクソもないので、まずはそこから大きな声を出していきます。

もし「うるさい」と言われたら調整していけば良いのです。

私は長年、適当な声量の声を出してこなかったので、適当な大きい声というものが分からなくなっています。

だから微調整が必要なのです。

また挨拶の声も大きくしていきます。

相手から挨拶される前に私の方から必ず挨拶をする。

そのような意気込みで臨んでいきます。

カラオケボックスで大声で歌ってみる

久々にツレとカラオケに行きました。

当初は1人でカラオケに行って大きな声を出そうと思っていたのですが、このタイミングでなんとツレからカラオケに行ってみたいという誘いがあったのです。

何やかんやあっても我々は相性が良いのでしょう。

私は90年代の曲。ツレは2000年初頭の曲をそれぞれ選んで歌いました。

昔は一緒にカラオケに行っても絶対に歌おうとしなかったツレが歌っているのです。

少し前に体の状態が悪化して1ヶ月以上入院していたツレ。

きっと心境の変化があったのだと思います。

 

大きな声を出すと体がポカポカしてきました。

コロナが再び流行りだした昨今。

今回は喉の痛みが症状として現れるようです。

職場でも感染者がチラホラ出てきました。

久々のカラオケ。きっと数日後喉が痛くなる・・・。

 

喉いたい・・えっ?コロナ?

 

そんないらん心配を抱きそうです。

 

-本の実践
-, , , , , , , ,

© 2025 元ひきこもりで彼女が車いすユーザー。そして何とか成長しようとあがく男のブログ Powered by AFFINGER5