目次
リッツ・カールトンで育てるお金持ちマインド
お金持ちマインドの育て方
「お金持ちマインドの育て方」中野裕弓著(大和版)
この本の内容を要約するとお金持ちマインドを手に入れると、お金が降ってくる状態になるということが書かれていました。
お金持ちになっていく適正の順番はBE→DO→HAVEで、まずBEは豊かさが似合う人物になるということ。
その次にDOは「豊かな気持ち」にふさわしい行動をとるということ。
最後にHAVEは豊かさの所有です。
BE→DO→HAVEの順番ではなくHAVEを先に持ってこようとすると、うまくいかなくなるそうです。
というわけでBEの「お金持ちマインド」を自分で育てることにしました。
お金持ちマインドを育てる方法
著者は学生時代にロンドンに留学をしています。
そこで同じ苦学生の仲間たちと月に1度、一張羅の服を着て高級ホテルで食事をする時間を作っていたそうです。
それが彼女のマインドを育てるうえで有効だったようです。
「お金持ちマインド」を育む方法で今回私が思い付いたのが「ホテルラウンジで一杯1000円ほどするコーヒーを飲む」「朝から風呂に入ってぼ~っとして、バカンスに来た様な気分に浸る」また、「背伸びしてホテルに泊まる」という方法です。
リッツ・カールトンを体感
高級ホテルと言えば思いつくのがリッツ・カールトン。
リッツ・カールトンと言えば1泊5万円以上はすると思われる超高級ホテル。
まだまだリッツ・カールトンに泊まれる身分では・・・・・・と早くも尻込み。
泊まる度胸が無いので助走段階として、まずは実際にリッツ・カールトンに行きラウンジでお茶から始めてみました。
そのまえに45階のラウンジにあがるためのエレベーターが解りません。
序盤で躓きます。
場違いだと思われたくなくてそこら辺を歩いている人に「エレベーターはどこですか?」と言えません。
ちっぽけなプライドです。
何とか自力で見つけ出して秘密裡にラウンジに行きたい・・そう思ってひたすらウロつきました。
すると1階のフロアーの受付けのおねえさんが、明らかに迷子になっている自分を目で追っているのです。
いよいよ目が合ってしまったので観念して彼女に聞くことにしました。
リッツ・カールトンは隣の建物でした。
とにかくエレベーターが早かった!!
45階まであっという間。
さっさとおねえさんに聞いとけば良かった。
エレベーターから降りた先にこじんまりとしたレジカウンターがあって、その中に品のある女性が立っていました。

そう尋ねると、すっと中まで案内してくれました。
最も危惧していたのは、見下される態度をハシバシから感じることだったのですが、それはオブラートに包んでいるのか全く感じることはありません。
場馴れしていない感じは出したくないので、メニューの予習をしておきました。
その中で唯一手が出せそうなのがソフトドリンクでこれが税込で1000円ちょい。
4種類ほどあってその中から「キノット」と呼ばれるものを選びました。
謎のキノット
謎の「キノット」と呼ばれるものが運ばれてくるまでの間、周囲を見渡し脳裏に景色を焼き付けます。
写真を撮りたかったのですが、勝手に写真を撮ったら誰かに怒られてしまいそうな気がして、カメラを向ける勇気がありませんでした。
せっかくの窓際の席だったのですが、絶妙な距離感で私の座った席から街並みも見えません。
しかし席を立つと目立ってしまいそうだったので、他のお客さんの視線が気になって私は席で亀の様に殻にこもってしまいました。
そうこうするうちに「キノット」参上。
キノットはイソジンの様な色でした。
そして味は薬を飲んでいるようでした。
味といい、色といい本当にイソジンではないかと思う味わい。
リッツ・カールトンのソフトドリンクに味は求めていません。
私が求めているのは高級感、雰囲気、ステータス。
まさにBEであり、リッツ・カールトンに自分を馴染ませることなのです。
味はいまいちですが、ラウンジに腰掛けて過ごすこの時間はかけがえがありません。
至福の時間でした。
すると少し離れた場所で白人男性が室内の装飾品にカメラを向けていました。
ウエイトレスさんからの注意を受けていないので、彼の後ろを付いて携帯電話のカメラでラウンジ内を撮りまくりました。
また勇気を出して窓際まで行き、窓外を覗き込みます。
見渡す限りのビル群。
そして、森ビルが近くにあることもあって、そのあたりのビルのデザインが一風変わっており、景色を見てても飽きません。
ラウンジのメニューは確かに高いのですが、その料金は視覚的に楽しませてくれる景色代だと思うことにしました。
客層は外国人も多いのですが、中学生の制服を着た集団が入ってきたときには驚きました。
それぞれ異なる制服を着ていたので何かで選抜されて集まったエリート然としている子供達だったのですが、それにしてもリッツ・カールトンでお茶をするとは、これが帝王学ってやつなのでしょうか。
また明らかな白人のオタクっぽい青年もラウンジ内を堂々とうろついていました。
彼を見ているとセレブじゃないからといって物怖じしていた自分がバカバカしく思えてきました。
常に堂々とふるまっておけば良いのです。
物怖じする必要は何もありません。
会計の仕方がわからない
「キノット」1瓶で滞在時間1時間。
可能な限り粘りました。
少し場馴れしてきたところでお会計です。
ウエイトレスさんが手帳の様なものを持ってきて、目の前でそれを開くと請求書が入っていました。
ペンが付いてて、請求書の下部にNAMEと書かれた空欄があったので、名前を書こうとペンに手を伸ばしました。
「あっ、書かなくても良いですよ。お支払だけで…」
どうやらNAMEは高級感を出すための演出だったようです。
最後に顔からファイヤー・・・。