人間関係の難しさ
久々の沈んだ気持ちを味わう
仕事をしながら同僚が自分のことをどう思っているかが気になっています。
「以前ならあの人は私に色々と話しかけてくれたのに今は距離を置かれている…。」
なんてことを考えて、距離を置かれている(と思い込んでいる)原因が何なのかを考えてしまうのです。
同僚に対する意識としては「好かれたい」けど、関わりを持つことが本心では凄く億劫。
それでも皆から好かれていないと一緒にいても安心できない。抱えているのは、お手本のようはよくあるきれいな葛藤なのです。
自分でも厄介な性格だと感じます。でも苦しいのです。
これは今に始まったことではなく、これに近い心理は昔からあって、だから私は人から距離を置いてひきこもったはずなのです。
今回の感情で、昔抱いていた自分の気質の様なものを思い出しました。
自分が好きだと感じる人とだけ仲良くすれば良いと思って、それで平気で生きていけるのが理想です。しかし、なかなかその境地に達することができません。嫌いな人からも嫌われたくないはないのです。
今までも何度もこの感覚に囚われ続けながらもここまでやってこれたので、今回もまた何事も無かったかのように乗り切っていけるとは思います。
昔、誰かから聞いた話なのですが、男性にも生理があるそうです。
具体的に目に見える形で身体に変化がおとずれるわけではないのですが、気分の浮き沈みが毎月男性にも発生するそうなのです。
それってバイオリズムってやつか?と思うのですが、とにかくこの感覚が一生続くわけはないと経験から解っているので、そのうち何とかなるとは思います。
そう思えるようになったことがきっと成長したということなのでしょう。
意思が感じられない人生
職場で同僚の意見を聞いたときに、ほぼ条件反射的にその意見を肯定してしまうという悩みがあります。
一方で同僚がもし意見を言って、その意見を受け入れたくないと感じたときには押し黙ってしまうのです。
ということは、自分には言語化していないだけで意見らしきものが眠っているということなのでしょう。
人との関係をどうしていくかというのは思春期の頃からの自分のテーマです。
高校生の頃に担任に呼び出され、ある部屋に連れていかれました。そこには大学の教授がいて、その教授が持ってきた「東大式エゴグラム」という心理検査を受けたことがありました。その検査の結果、大まかに言うと私は自分の本心を隠して人に合わせた「猫を被った」習性が強いとのことでした。
高校時代に仲の良かった友達に過剰に合わせてしまい、結局私は潰れてしまいました。
いま考えると何を感じているかに自分でも気付いていませんでしたし、自分の気持ちを言葉にする力もありませんでした。
「猫を被る」習性からはいまだに脱し切れたとは言えません。
自分の意思を優先するより、相手の言うことに揺さぶられて不安になって自動的に合わせてしまう。私の中ではその一択しか未だにないような気がします。
尊厳を身につける
帰宅途中とぼとぼと歩きながら、人間関係をどうしていけば良いのだろうと考えていました。
何も明確にしないままに流される人生を送っていると、今のままで程よく人からなめられてしまう恐れがあります。それに加えて果たして自分の人生がこのままで良いのかという疑問も芽生えています。今の自分は自分の人生を生きているとは思えなかったのです。
とぼとぼと歩きながら思い付いたことは「謙虚でありながら尊厳がある」ということ。
尊厳が強すぎて誰も何も言えない存在になってしまうのは孤独です。だから、人から学んで受け入れる謙虚さも持ち合わせていきたいです。
「謙虚と尊厳」これを持ち合わせている人はなかなかいません。
今まで読んできた本から学んだ結果、人から大切にしてもらいたければ自分を大切にする必要があるそうです。
自分が楽しいと感じることを優先させることが、人生を変化させる糸口になるかもしれません。
謝罪を受け付けないという一面
「このまえは〇〇ですいません…」
同僚にすぐに謝ってくる後輩がいます。私はすぐに「いや、全然!大丈夫!大丈夫!」するのですが、内心では若干の不快感があるのです。
寛容さで即答しているわけではありません。ただ、人の謝罪の言葉を受け付けたくないだけなのです。
謝罪を受けない。つまり、自分はそんなことに見合った人間ではないとどこかで思っており、謝罪をされると居心地が悪くなってしまうのです。また、同僚とお近づきになりたくないと思っているから受け付けられないのだと思います。
だから、自分の殻を破るためには「いや…、大丈夫!」と言いそうになってしまうところを一旦は堪えて他の返答を返した方が良いのではないかと思います。
でも「あ~大変だったよ!・・・・お前のせいで・・。」これでは嫌味なだけです。
謝罪をするということは相手は私との関係で安心を得たいわけですから、すぐに「大丈夫!」と返して安心してもらった方が良いのかもしれません。
この際、一気に振り切ってお近づきになりたいと思っていない同僚には「嫌な奴」になってしまっても良いのではないかと思いましたが、それは極端すぎて青臭すぎます。
でも皆から好かれないと不安に感じてしまう今の心理状態も不自然です。
頭の中が混沌としてきました。とにかく自分を大切にしようと思います。