人間関係

コントロール感覚が高まると幸福感が増す話。

仕事でストレスレベルの低い人の特徴

スリー・グッド・シングスの実践

スリー・グッド・シングスを実践して人生をコントロールしている感覚を掴もうと思っています。

スリー・グッド・シングスとはつまり1日を振り返って良かったことを3つ書き出すというものです。

この作業を繰り返すことで脳が個人的及び職業的な成長の可能性に気付けるようになって、ネガティブ思考を克服して幸福感が高まるそうです。

↓スリー・グッド・シングスの記事

 

私の場合は「内的統制感」を高めるためにこの作業に取り組んでいます。

↓内的統制感と幸福感についての記事

 

書き出すことは良かったこと3つではなく、1日振り返って新しくチャレンジできたことや、新しく知ったこと3つです。

チャレンジするということは現状維持で心地よい状態であるコンフォート・ゾーンから飛び出す経験を得ているということです。

人間が変わろうと思ったらとにかくなんでも良いので新しいことを日常に取り入れていくことが有効です。

その新しくチャレンジした経験を積み上げることで、いずれそれが大きな変化につながるわけです。

↓変わる方法について

「内的統制感」は物事をコントロールする感覚であり、1日を振り返ってチャレンジして人生に能動的に働きかけた経験ができたことに気付くと、自分の中でコントロールしている感覚を実感できるようになるので、それで幸福感が高まるのです。

今回は「幸福優位の7つの法則 仕事も人生も充実させるハーバード式最新成功理論」ショーン・エイカー著(徳間書店)の中から「内的統制感」について学び、その感覚を高める方法をスリー・グッド・シングス以外でも実践してみたいと思います。

まず、内的統制感がいかに仕事を行ううえで大事かという一文です。

仕事や人生において最も成功している人というのは、心理学者が呼ぶところの「内的統制感」、つまり自分自身の行動が結果に直接作用するという信念を持っている人だ。その反対に「外的統制感」を持つ人は、日々の出来事が外部の力によって支配されていると考えやすい人である。

「幸福優位の7つの法則 仕事も人生も充実させるハーバード式最新成功理論」ショーン・エイカー著(徳間書店)

現在私が仕事に対して不満を抱いている理由は、専門知識を持っている同僚に対して面と向かって自分の意見を伝えられないからです。

それは知識量の問題もありますし、対立してでも自分の信念を伝えたいという思いが希薄な気の弱さの問題もありますし、もっと問題なのはそこで自分なりに知識を蓄えて対抗するという熱意すらないことも問題なのです。

「内的統制感」を高めるとは、この場合は自分なりに勉強して、意見を同僚たちに伝えるという主体性のことになります。

それがないので同僚たちに言われるままに振り回されている現状になっているので、「外的統制感」が優位になっているのです。

仕事に幸福感を得ようと思ったらこの「内的統制感」を取り戻さないといけません。

「内的統制感」を持つ人は、自分の不十分だったところを探し、その部分を改善しようとする。

 

コントロール感覚を高める方法

人生をコントロールする感覚を高めるためには、自分の行動によって人生が変わっていくんだ!という信念が必要になってくると思います。

また行動によって変わっていったという成功体験によってますます信念は育まれていくと思うのです。

この信念があるからこそ努力ができるのだと思いますし、信念を育むためには成功するまで努力→行動を繰り返す必要があります。

自己認識を得る

まずコントロール感覚を取り戻すには「自己認識」が必要です。

それはどういうことかと言うと、まず人間はストレスを感じたときは理性ではなく感情に突き動かされてしまい、合理的な判断ができなくなってしまいます。

そこで、最初に理性を取り戻すために必要な作業が、自分の気持ちを認識して言葉で表現する「自己認識」なのです。

気持ちをとにかく日記に書き連ねたり信頼できる友達に話をすることでネガティブな感情が鎮んでいき、決断能力も高まっていくそうです。

自分がコントロールできる部分を認識する

そして次に取り組む作業は、問題に対してどの部分が自分にコントロールできて、どの部分ができないのかを見極めることです。

この作業によって自分のコントロールが及ぶ箇所を明確にしていきます。

自分のコントロールできない部分を気に揉んでもどうにもしようがないので、「人がどう思うか・・」などのどうにもならない部分はこの際切り離してしまうのです。

昔メジャーリーガーだった松井秀喜さんが「他人からの評価は自分ではどうしようもないので、気にしない」とコメントをしていました。

もともと私は対人恐怖が強くて人がどう思っているかがとても気になる質だったので、この松井さんのコメントがとても参考になったことを覚えています。

脳の作業記憶にあたるワーキングメモリーは悩みごとがあると、それで占められてしまいます。

悩みが多いとそのぶん作業記憶のキャパシティがいっぱいになってしまうので、すべてをコントロールすることは諦めて、できることを明確にして、そのできることにエネルギーをベッドしていくのです。

小さなゴールを設定して、そこに一点集中する。

ここから本格的に「内的統制感」を高める作業となります。

先ほどの自分がコントロールできる部分の中から比較的易しい課題を洗い出し、そこに努力を結集させていきます。

ひとつずつ課題をクリアーしていくことで、結果に直接影響を与える経験を積むことができるので、それで自分は自らの運命の大半を支配できることを再学習できるようになるのです。

以前の記事でも紹介した、少し頑張ったら達成できそうなスモールステップを設定し、達成したら自分を褒めることで自己肯定感が高まっていくというプロセスと同じだと思います。

↓スモールステップを設定する必要性について

 

おさらい

というわけで、今回の自己統制感を高めて幸福感を得るプロセスをおさらいします。

まず自己統制感は自分の人生をコントロールする感覚のことを現します。

ストレスがかかった状態になると人間は理性を失ってしまうので、自分の気持ちを言語化する作業を通して理性を取り戻します。

そして問題に対してコントロールの及ぶ範囲とコントロールが効かない範囲を見極めます。

最後にコントロールができる範囲の中で簡単に取り組めそうな課題に全力で取り組んでいくことで、自己統制感を取り戻していくのです。

自己認識→→コントロールの及ぶ範囲を見極める→→簡単な問題から取り組んでいく

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