人生の満足度を高めるための自己分析
PPAで自己分析を行う
「最高の体調」鈴木祐著(クロスメディア・パブリッシング)のガイドラインに沿って、不安感や炎症改善のテクニックを実践しています。
今回は不安感の改善について。
さっそくですが、不安を軽減させていくガイドラインは以下になります。
↓
PPAの下位分析で細かいプロジェクトに分解
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「3のルール」で毎日の計画を決める
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イフゼン・プランニングに落とし込む
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インターバル形式で実践
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「メタ認知」を使ってプロジェクトのレビュー
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大自然に触れる・小説・映画に触れる
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マインドフルネス
前回価値観を固める作業を行ったので、今回はPPAの下位分析で細かいプロジェクトに分解に取り組みます。
まずPPAとは「パーソナルプロジェクト分析」と言う意味で、ケンブリッジ大学のブライアン・リトル氏が考案したメソッドです。
自己分析を行うことで価値観を明確にしていきます。
そのやり方について説明します。
パーソナルプロジェクト分析の方法
まず「いま自分が取り組んでいるプロジェクト」をリストアップすることから始めます。
その内容は具体的なプロジェクトだけではなく、「もっと良い人間になる」などのふわっとした願望でも良いそうです。
要するにいま自分が取り組んでいることは全てプロジェクトになるということです(リトル博士によると平均で人は15種類のパーソナルプロジェクトに取り組んでいるそうです)。
ちなみにこの日私は髭脱毛に足を運んでいたのですが、麻酔となるクリームを顔に塗って小一時間待機している間、PPAに取り組んでみました。
↓この日の脱毛が6回目だったこともあり、もうクリーム塗るのもお手のもの・・。
私は15種類のプロジェクトをピックアップしました。
そして次に取り掛かるのは、15種類のプロジェクトの中から10種類に直感で絞り、「PPAレーティングマトリックス」に書き込んでいく作業です。
各プロジェクトを俎上にあげていき「重要性」「簡単さ」「透明性」「管理性」などについて10点満点で採点していきます。
14項目ある各項目でつけた点数の合計点で点数が高いものほど重要なプロジェクトになっていきます。
↓プロジェクトの内容は見せられませんが、このように点数を付けました。
そして点数の高かったプロジェクトのうち上位5つを選び(コアプロジェクトと言う)、それぞれのプロジェクトに以下の質問をぶつけていきます。
1、このプロジェクトをふくむもっと長期的なプロジェクト、またはもっとスケールが大きいプロジェクトははなにか?
2、そもそも自分はなぜこのプロジェクトをやっているのか?
私のコアプロジェクト
私のコアプロジェクトを例に出します。
その一つとして、私の場合は「愛情が豊かになる」というプロジェクトが上位に入ったのですが、それを先ほどの2つの質問をぶつけて展開させてみます。
まず「愛情が豊か」と言うのは家族やツレに対する愛情だけではなく、友達や職場の同僚、そして他人に対する愛情を表します。
それに先ほどの2つの質問だと煩わしいので、「目的は?」という質問をぶつけて展開させていきました。
例えば「愛情が豊か」の目的のひとつに「人間関係を大切にする」が入ります。
「人間関係を大切にする」の目的は「寂しくない」になります。
「寂しくない」の目的は「気分が満たされる」。
「気分が満たされる」は「幸福感」。
「幸福感」の先は「時間感覚が適切になる」。
そして「語れることを増やすために経験する」(経験する時間が増える)。
「語れる」ことで「良好な人ととのつながり」を築きたい。
ここで打ち止め。
また「愛情が豊か」に戻り、展開させます。
「愛情が豊か」の目的は「家族を大切にする」。
「家族を大切にする」目的は「効果しないため」。
「後悔しない」ことで「気分が満たされる」。
はい、この「気分が満たされる」で先ほどの「人間関係を大切にする」のレーンに統一されました。
このようにひとつに収束されたら良いのですが、プロジェクトによっては展開すると拡がってばかりできれいにまとまらないものもありました。
↓実際のコアプロジェクトの展開図
結論として
5つのコアプロジェクトの目的を展開させていくと、主だった目的が見えてきました。
それは複数のプロジェクトで上位にきた目的です。
私の場合は、「楽しい気分で過ごす」「人との良好なつながり」「他者への貢献」「経験を積む」「行動の自由」などが私の中でしっくりとくるものがありました。
そしてこれらを見ていて、人生の目的を満たす方法が見えて気がします。
このサイクルだと私の人生への満足度が高まると思います。
知識を獲得して経験を積む→他人に伝える(寛容・肯定)→役に立つ・希望になる→マネタイズ→時間をつくる→知識を獲得して経験を積む。
このサイクルが私の中でバッチリとハマりました。
これが繰り返されたら私の人生への満足度が高まりそうです。
そのために他人への伝え方や受け入れる力を身に付け、愛情深い人間になること、そして知識や経験を積むために時間をつくる作業(家事の時短や断捨離)が必要になってくるのです。
理想と現実は異なると言われるかもしれませんが、やりたいことが整理されて分かりやすくなったような気がするので、PPAの上位分析を行えて良かったです。