過去のお話

至れる尽せりの献血で徳を積めるのか?

献血ルームに行ってみた

陰徳を積む

今回のテーマは「陰徳」です。

コトバンクというサイトで「陰徳」について調べてみると、「人に知られないようにひそかにする善行や行い」と書いてありました。

だからここでこのようなことを実践しましたよ!と紹介してしまうと、陰ながら行なった善行の効果が台無しになってしまう恐れがあるのです。

この記事で実践したことをひけらかすかどうかはひとまず置いておき、まずは陰徳とは何か?行うことでどのような効果があるのか?ということを把握していこうと思います。

まず思いつく陰徳についてあげていきます。

・献血
・人に親切にする
・ご馳走する
・寄付
・ゴミ拾い
・道を譲る
・席を譲る
・人に有益な情報を伝える

思いついたのは以上ですが、陰徳ですから人知れず行う善行なわけです。

「人に親切にする」とか「ご馳走する」とか「道を譲る」とかは目の前に相手がいるので、これは陰徳ではないと個人的に思います。

こうやってみると陰徳って親切にした相手に気づかれないように行う善行であり、意外とバリエーションが少ないことに気付きます。

賢者のタイミング

「賢者のタイミング」700ニキ(KADOKAWA)という本の中に陰徳を著者が心掛けているという一文がありました。

この「賢者のタイミング」という本は元ビジュアル系バンドから投資家に転身した700ニキさんの著書です。

この中で著者は徳を積むために「ゴミ拾い」や「寄付」をするということを述べており、善行を行うことで幸運がもたらされると信じているそうなのです。

人間を40年以上やっていると、自分の実力がどれほどのものかなんてことはいい加減わかってくるものです。

自分の実力だけだと成果を上げることが難しい。そうなると人知を超えた大いなる存在だろうと何だろうと自分の人生が好転していくなら信じてみようと思うに至りました(ただ余裕がないだけ)。

できることはなんでもやってやろう精神で、私も陰徳を積んでみます。

 

献血ルームへ!

というわけで積んだ徳が全てなくなってしまう覚悟で今回取り組んだ善行を紹介したいと思います。

今回は献血についてです。

献血は過去に1度だけ行ったことがありました。

私はAB型です。当時の私はきっと自分の血液は貴重なものなんだと思いあがり、たまたまあった献血バスにふらっと立ち寄ったのでした。

私は半ひきこもり状態でした。仕事もしていなかったので、外に出ても人から必要とされていないという思いがありました。また人とコミュニケーションもとれていなかったので、献血を行えばそこのスタッフさんと会話ができるという目論みもあったのです。

軽い気持ちで献血バスに立ち寄ったのですが、そこのスタッフさんが物騒なことを言ってくるのです。

 

 

帰りの駅のホームではなるべく1番前には立たないでくださいね・・・。えっ?

 

 

採血を行った時には注射器を見ることができませんでした。

献血が終わってチラッと私の血液が入った袋を見た時にまさかここまで血を取られるとは思わなかったので「取りすぎちゃう〜ん?」と思いゾッとしたものでした。それと共に大量に採られた血液が愛おしいとも思うのでした。

この献血を行ったのが15年以上まえの話です。今回は初めて献血ルームというところに足を運びました。まず感想としては圧倒的に昔よりシビアになっているということです。

事前にアンケートを行うのですが、外国への渡航歴はもちろん、出血を伴う歯科治療を3日いないに行っていたらダメ。そして1ヶ月以内にイノシシか鹿の肉も食べてたらダメなど、昔献血バスで血を取られた時にはそんなこと聞きましたかいのぉ!?と聞きたくなるぐらいに献血を行える条件がシビアになっていました(ただ覚えていないだけ?)・

またもう一つ驚いたことが前もって予約をしておいた方がすんなりと献血が受けられるということでした。

上から目線になるのですが、世の中献血を行う人は圧倒的に少なくてニーズに対して供給が足りないと思い込んでいました。それが献血ルームに多くの人が集まってくるそうなのです。

疑問に思ったので、看護師さんに素朴な疑問をぶつけてみました。

 

なんでみんな献血するんですかね?

「池江璃花子さんが白血病になってから、献血する人が増えましたね・・。

あと人の役に立ちたいという思いがあるんじゃないんですかね?」

 

なんと水泳選手の池江璃花子さんの影響が大きかったそうです。啓蒙活動は大事。また「ひきこもり」じゃなくても人から必要とされたい。役に立ちたいという思いは多くの人にあるようです。

献血までの流れ

献血までの流れは、まずアンケートをとったうえで、アンケートをふまえて医師の問診があり、それからヘモグロビン濃度の測定を行いました。

ヘモグロビンと食生活に関連があるかはわかりませんが、食生活がやや偏っているので引っかかるかと不安でしたが全く問題ありませんでした。

↓ちなみにここが待合室。待っている間はジュースが飲み放題。そのうえ充電もできるしWi-Fiも繋がっている。

献血は至れり尽せり・・。

待合室の段階ですでに至れり尽せりな状態です。先ほどご覧いただいた写真が待合室であり、カウンター席があってそこでパソコンや携帯電話の充電ができるうえにWi-Fiも繋がっているので、パソコンの作業がし放題。そしてトドメのジュースが飲み放題という高待遇。

この環境なら私の場合何時間でも待てます。

そして呼ばれた先の採血所は歯医者さんに置いてあるようなメディカルチェアがずらっと円状に並べられており、チェア1台につき1台ずつテレビまでついているのです。甘やかしすぎです。このように献血をすると明らかに強者の立場になれるわけです。

今回私は確か400CC分の採血を受けました。

時間は10分ほどでテレビ番組はフィギュアスケート流れていたのですが、看護師さんとお話をしている間にあっと言う間に時間が過ぎてしまいました。トリプルアクセルを観る暇もありません。

血液の約半分は水分でできているそうです。だからとにかくまず待合室に戻ったら水分を摂ってくださいと言われました。待合室に無料で飲めるジュースの自販機があるのですが、水分摂取を促すために置いてあるようです。

またもしこの後具合が悪くなるようなことがあったら、何はともあれしゃがんで具合が回復するまでその場でジッ!としておくようにというアドバイスを頂きました。

そして献血が終わるとコインの様なものがいただけました。そのコインで待合室に置いてある自販機のアイスクリームが購入できると言うのです。

↓身を削ってゲットしたアイスモナカ。

またアイスに留まらず、献血ルームのサイトのQRコードから次回の献血の予約をしやすくするための登録を行うと、特別に献血ルームのキャラクターのキーホルダーがもらえるという・・・あっ、これはいらないかも・・・。

献血後の注意事項

ちなみに献血を行った後に注意をしないといけないことを以下にあげておきます。

トイレはまず立った状態で行わずに必ず座ってくださいとのことです。お行儀よくオシッコしましょうということですね。

また入浴は2時間は避け、サウナはこの日は入ってはいけないということです。この項目でゲッ!となりました。この後にサウナに行って体に負荷をかけて回復させようと思っていたので予定が大幅に狂ってしまいました。

↓サウナのような適量な刺激で身体機能を改善する行為をホルミシスと言うのです。

そして激しいスポーツは避けるようにという注意事項もありました。「ジムに行って筋トレとかってダメっすか?」と聞いていないので、わかりませんがきっとダメでしょう。

積んだ徳が全て吹き飛んでしまうのではないかというぐらいに至れり尽くせりだった献血ルーム。

皆様も血液から社会貢献をしてみてはいかがでしょうか?

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