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kindle unlimitedで目にした本
たった2つのことを実践するだけで人生が変わる
Kindleで「とある本」を読む機会がありました。
それは冊子タイプの短い本で、ある2つのことを実践しただけで人生が変わっていった1年間の記録を報告する内容でした。
その冊子はSayaka.さんという人が書いた本で、「1年間、嫌なことを全部やめて、好きなことワクワクすることだけやってみた結果。」というものです。
その2つのこととは至ってシンプルで、以下のものでした。
1、好きなこと・ワクワクすることに時間や労力を注ぐ。
2、いい気分でいること。
あまりにもシンプルすぎるので、このような内容に免疫がない人には眉唾物の内容だと思います。
私は現実逃避的にこれに類するような自己啓発的な本を読むことがあるので、特に抵抗はなくこの内容を受け入れることができました。
ブログの初期の頃に実践していた愛のコーヒーカップ理論に近い内容だと思います。
愛のコーヒーカップ理論について
ちなみに愛のコーヒーカップ理論は、中野裕弓さんの書いた「世界でいちばん自分を愛して」(日本文芸社)という本の中で紹介されていたものです。
まずカードを10枚ほど用意して、それぞれのカードに自分が好きなことを書いていきます。
そして毎日そのカードを引いていき、カードに書かれた内容を実践していくというやり方なのです。
毎日自分が好きなことを実践していって、自分の機嫌をとり続けていきます。
著書の中では人をコーヒーカップに例えており、自分に注ぐ愛情がコーヒーとなっています。
毎日自分の機嫌を取り続けていくと、そのうちコーヒーカップからコーヒー(愛情)が溢れ出していきます。
そうなると他人のカップにもコーヒー(愛情)が注げるようになっていくというお話なのです。
↓愛のコーヒーカップ理論の過去の記事です。 目次1 楽しんで生きるという世界観を得る1.1 愛のコーヒーカップ理論1.2 10のメニューについて1.3 意識の変化1.4 愛のコーヒーカップ理論の実践2 愛のコーヒーカップ理論の経過報告2.1 1 ... 続きを見る
愛のコーヒーカップ理論を始める。
またどの本か失念したのですが、上機嫌で生活していると脳が機嫌が良くなるような出来事を引き寄せてくれるという考え方を学んだことがありました。
西田文郎さんの本でも、脳の中の扁桃体を快の状態にしておくと、それに伴って快の体験を引き寄せるという脳の性質があるということを述べています。
「食欲」や「性欲」は満たされると徐々に快感が抑えられていきます。
感謝も「食欲」や「性欲」同様に快感の一種です。
しかし感謝が異なるのは、満たされても食欲や性欲のように抑えられることはなく、ずっと維持できるという点です。
だから感謝するということは「快」の感情のなかでもとても強力なのものなので、幸福な人生をおくろうと思ったら感謝する力を身につけることが近道なのです。
確かこれは「ツキの大原則」(パンロールング株式会社)という本に書いてあったような・・・。
また、好きなことやワクワクすることに時間を注いだほうが結果的に人生がうまくいくという内容は小田桐あさぎさんの本の内容に通ずるものでもあります。
『「私、ちゃんとしなきゃ」から卒業する本』小田桐あさぎ著(WAVE出版)
そして嫌なことをやめていき、好きなことを生活の中に取り込んでいくという内容はエッセンシャル思考の考え方に通ずるものでもあると思います。
冊子を読んだ感想
冊子を読んでみた感想としては、1年間実践し続けてみた変化の記録が書かれており、「人生は楽しんで良い・・」という希望が持つことができます。
私としては、手軽に自分を大切にしながら生きていくという考え方の原点に戻ることができた本です。
私は読んでいて励まされる気分になるというか高揚感がありました。
また文字数・ページ数が少なく読み易さもあって、読書が苦手な方にはぴったりな本だと思います。
著者のように仕事を辞めるところまでいく必要はないと思いますが、「好きなこと・ワクワクすることに時間や労力を注ぐ。」そして、「いい気分でいること」の2つは方法によってはお金をかけなくても実践できることで、苦しい努力を続ける必要もないので誰でもできることだと思います。
またこの手の冊子にありそうな読み進めていき、最終的にセミナーの勧誘とかがあるわけでも無く、この冊子の中で内容は完結しているので、安心して最後まで読める本でした。
自身の気持ちを大切にしてみる
仕事が楽しくありません。
私はひきこもり生活を送っていたので、勤め人の時期は同年代の人より短いのですが、それでも既に10年以上働いています。
これまでの仕事歴の中でもいまのこの楽しくない気分は過去最大の落ち込みようです。
危機感すら抱くような現状です。
仕事は人生の大部分を占めるとても大きな出来事です。
その多くの時間を割いている仕事が楽しくないなんて勿体ない話です。
現状を打開する方法を考えてみました。
仕事を楽しむためには主体性が必要だと思います。
「幸福優位の7つの法則」ショーン・エイカー著(徳間書店)だったと思うのですが、幸福感と物事を制御する割合は比例するということが書かれていました。
よって仕事で幸福感を得ようと思ったら、主体的に仕事に取り組み、自分で判断できる余地を増やしていくということなのです。
これまではそのやり方で乗り切ってきました。
しかし、もっと自分の気持ちに正直になるならば、稼ぎ方をシフトチェンジするのも一手です。
つまり異動や転職です。
また自分の気持ちを大切にするために、まず何が好きで、何が嫌いかに目を背けないことも重要です。
人生に好きなことを増やすためには、当然ながら好きだと思うことが何かを知る必要があります。
体験してみないと何が好きかなんてわかりません。
また人生を豊かにしていくなら、嫌いなことは極力回避する必要もあります。
この好き嫌いに気付くために、行動することが必要になるのです。
どんな感情を抱いても自分を愛する
幸福感を高めるためには自責をやめて、自己肯定を高める必要もあります。
私はこれまで「嫌い」という感情に蓋をし続けてきました。
仕事が楽しくないと感じるのは要するに仕事の内容というよりも、同僚に対する「好き」「嫌い」になっていきます。
まず「嫌い」という自身の感情が不快で受け入れられなかったのと、人を嫌ってしまうとその人との関わりを持てなくなってしまうと思い込んでいたので、「嫌い」ではなく「苦手」と言ってきました。
しかし、「嫌い」という感情を受け入れてもいいのではないでしょうか?
嫌っている自分を受け入れることが自分を大切にすることだと思います。
また「嫌い」という感情を認めることで、そのこと(人)を避けられるようにもなっていきます。
「嫌い」という感情に目を背けない自分をホメてみることにします。
↓「自分をホメればすべてがうまくいく」藤山勇司著(実業之日本社)を参考にしました。
感情表現で自分をさらけ出すことも、自分を大切にする手段かもしれません。
しかし感情をストレートに出すよりも、仕事が楽しくないと感じるなら、「定時で早く帰ること」や「新しい稼ぎ方を模索する」などの行動を通して、感情を行動で昇華する方が私には合っている気がします。
とにかく何を感じても自分を大切にし、愛することが重要です。