デジタル刺激をコントロールする
炎症改善ガイドラインの概要
「最高の体調」鈴木祐著(クロスメディア・パブリッシング)という本があります。
人類に備わった生存システムが現代の豊かな環境ではうまく働かずにミスマッチを起こすことで、現代に特有の病気や症状が発生することを「文明病」と呼んでいます。
その「文明病」を改善させるテクニックやアイデアを紹介しているのが本書の内容です。
本のエピローグに費用対効果が高い方法がガイドラインとして紹介されています。
そのガイドラインを参考にして、体内の炎症を改善する方法を実践することにしました。
体内で炎症反応が常時発生している状態を改善するガイドラインが以下になります。
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デジタル断食
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友達づくり
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食物繊維の摂取
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夜中にパソコンやスマホは使わない
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睡眠の改善
↓
友達と運動する
↓
発酵食品
↓
プロバイオティクス
↓
呼吸法
↓
リアプライザル
これらをこの手順で実践していくと、体内の炎症が効率的に改善されていく可能性が高くなっていくということです。
炎症は睡眠不足や肥満からも発生するので、規則正しい睡眠や食生活の改善なども必須となってきます。
だからガイドラインの中に食物繊維や発酵食品などが入ってくるわけです。
前回の記事で自然との接触について触れました。
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炎症改善のため自然に親しむ。
目次1 炎症改善編1.1 炎症改善のためのガイドライン1.2 炎症改善ガイドラインの概要1.3 自然に触れる効果について1.4 自然に触れてみる 炎症改善編 炎症改善のためのガイドライン 「最高の体調 ...
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さて今回は、デジタル断食(デトックス)についてです。
その前に興味深い実験が紹介されていました。
2016年のドイツのセバスチャン・シャワルツ博士が行った実験です。
内容は3泊4日だけ旧石器時代に近い生活を健康な男女13名に行わせるというもの。
そのときの生活の条件が以下になります。
・朝食は抜き、昼過ぎに根菜類・フルーツ・ナッツと軽い食事。
・夜は野菜を中心に加熱調理した肉を食べる。
・睡眠は8時間より多くとる。
この生活を4日続けるだけで、驚異的な効果が生まれました。
その効果とは
結果、被験者の体重が平均で7、5%減り、内臓脂肪が14、4%改善。
糖尿病リスクの指標も57、8%改善したとのことです。
旧石器時代に近い暮らしには大きなメリットがある。肥満や糖尿病といったメタボリックシンドロームのリスク要因を減らせるのだ。自己免疫疾患や神経炎症といった現代病は、自然の多いライフスタイルによって治療できるかもしれない。
「最高の体調」鈴木祐著(クロスメディア・パブリッシング)
3泊4日でこれだけの効果が生まれるので、実践する価値は充分にあると思います。
私の食生活を振り返ると既に朝食は抜いており、昼食はオートミールとナッツを口にしています。
ただ職場のお菓子をつい食べてしまうことがあるので、そこは何とか4日だけでもお菓子を我慢する必要があります。
夜は大体鍋料理なので、野菜を中心とした加熱調理した肉料理となっています。
よって食事に関しては少し昼食に根菜類かフルーツを取り入れ、お菓子を我慢する必要があります。
私の中で最も大きいのがスマホ・パソコンが使えないという点と8時間睡眠です。
4日間、ブログ作業ができないのは痛いので、パソコンは1時間に限定で使用しようと思います。
そして、もっと問題なのはスマホです。
家族には4日間よっぽどのことがない限り連絡ができないことを伝え、ツレには時間を限定して連絡する時間を設けようと思います(LINEや電話でのやりとりなど)。
それ以外の時間はコンテナにスマホをぶち込んで、刺激のない生活に腕を噛んで耐えていくしかありません。
鬼のようにスマホとパソコンの自己管理ができるようになれば、8時間睡眠は可能になると思います。
デジタル断食の効果について
スマホは超正常刺激に分類される強烈な刺激です。
超正常刺激とはこれまでの自然界にない刺激であり、本能が反射的に作動してしまう刺激です。
そうなると、脳は単純な刺激に満足できなくなり、さらなる興奮を求めて暴走してしまうということです。
既に私は超正常刺激の虜になっています。
自宅に帰るとイヤホンを耳にさし、ずっとスマホから流れる動画の音声を聴いているのです。
スマホの刺激がない夜など考えられません。
トイレに行くときや晩ご飯を作るときもイヤホンを耳に突っ込んだままで過ごしています。
この超正常刺激ですが、インターネットなどのデジタル環境だけではなく、ポルノやジャンクフードなども含まれていきます。
またスマホの使用はメンタルヘルスに悪影響も与えているのです。
自宅でスマホを使い続ける人は仕事のストレスが回復しない
「最高の体調」鈴木祐著(クロスメディア・パブリッシング)
自宅にスマホを使い続ける人・・・私のことじゃないか・・仕事のストレスが回復しないとは由々しき事態です。
デジタル断食・デジタルデトックスの効果はストレスからの回復や興奮の鎮静化だけではなく、使用時間を制限した分、その時間を有意義なことに使えるようになるという言う点や、ブルーライトなどの弊害を防ぐことで質の高い睡眠を確保することができるようになることもあげられます。
デジタルを遠ざける方法
さて「最高の体調」内でデジタル断食の対策について書かれていました。
その方法とは、LINEやTwitterなどの使用時間を事前に決めておくということ。
また、サイトのアクセスブロッカーの使用やアプリの削除。
「これから1週間返信できない」とあらかじめ周囲の人たちに伝える。
以上が対策として挙げられていました・・・・・・が、なめんな・・・と言いたい・・・。
結局意志頼みじゃないか・・。
超正常刺激の虜になっている私はきっとアプリを削除しても復活させるし、アクセスブロッカーも蹴散らすし、使用時間を決めて反故にするのは目に見えているのです。
と言っても対策は他に思い付かず、これまで何度も失敗してきたスマホのコンテナを使用するしかないと思います。
少しだけ朗報なのですが、超正常刺激は遠ざけていくと脳の興奮状態が治っていくそうです。
だから3泊4日だけ旧石器時代に近い生活をおくり、その期間だけ意志の力でグッと我慢すれば、脳が落ち着きを取り戻すかもしれません。
明日から実践してみようと思います。
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デジタルを遠ざけて、食事も変えて、ひたすら寝る。
目次1 デジタルデトックスの方法と食生活の改善1.1 旧石器時代に生活を戻す1.2 その効果とは1.3 健康診断の結果1.4 電気機器を没収しすぎると不安になる1.5 スマホをコンテナに入れるタイミン ...
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