本の実践

3分でネガティブな感情を書き出す。

ネガティブな感情を書き出すことで頭が良くなる?

流動性知能を高める方法

ワーキングメモリーとは情報を一時的に記憶してコントロールする機能であり、作業記憶とも呼ばれることがあります(ワーキングメモリーの中に作業記憶が含まれる?)。

この働きが大きいと勉強の成果も出やすくなるそうです。

「シリコンバレー式 超ライフハック」デイヴ・アスプリー著(ダイヤモンド社)を読むと、新しいことを学び、新しい情報を統合する能力を「流動性知能」と言い、その「流動性知能」にとってワーキングメモリーは重要なのです。

そしてワーキングメモリーの改善が「流動性知能」の向上につながるそうです。

またIQという言葉は魅惑的な響きがあります。

「流動性知能」が高いとIQのスコアが上昇するそうです。

IQが高いって頭が良さそうに聞こえるので、是非ともIQをあげてみたい(しかしIQテストは能力よりも経験についての内容になっており、知能に関する研究ではIQテストはそれほど重視されていないそうです)

というわけでそのためにワーキングメモリーを向上させる方法を実践してみることにしました。

 

筆記開示を行うことで能力は向上する

悩みを紙に書きなぐることがワーキングメモリーの向上に効果があるそうです。

「超効率勉強法」メンタリストDaiGo著(Gakken)を参考にします。

もはやDaiGo教の信者。

昔ハローワークで担当の職員に「あなたは宗教とかにはまりそう…」と言われたことがありました。

何かにハマって没頭してしまう癖が(依存的とも言う・・)どうやらあるのかもしれません。

さて「筆記開示」または「エクスプレッシブ・ライティング」とは、体験したネガティブな経験について、その時に抱いた感情や思考を包み隠さず書き記すことです。

ミシガン州立大学での実験では、グループを2つに分けて8分間筆記開示を行うグループと何もしないグループを作ったそうです。

すると筆記開示を行ったグループに顕著にワーキングメモリーの向上が見られたそうです。

そもそも悩みや不安はワーキングメモリーの働きを下げる作用があるそうです。

頭に心配ごとが浮かぶと、脳はそちらに処理能力を使ってしまい、認知のための力をほかに回す余裕がなくなるのです。

だから心配事のおおい人は、つねにマルチタスクで作業をしている人と同じなのです。

そこで筆記開示を行うと、脳のワーキングメモリーから心配という荷物が下され、脳のリソースが解放されるそうなのです。

筆記開示の方法

「筆記開示」の具体的な方法について触れてみようと思います。

①4日間だけ続けてみる。最低で4日連続で自分の感情を書き続けてみないと効果は見込めないようです。

②1日20分書き続ける。必ず1日20分以上、ひたすら自分の悩みをノンストップで書きなぐるのがコツで、同じ悩みや不安を続けて書いても良いようです。

それにしても1日20分は長いと思います。

やってみたら20分はあっという間らしいのですが、仕事終わりの20分は結構大きいですね。

③慣れたら悩みを展開する。ストレスに対して、それが自分の人生にどのような影響を与えていくかということを自分に投げかけます。本に書いてあった例としては、「自分の過去と未来にどう繋がるか?」とか、「家族や友人にどんな影響を与えるか?」などです。

展開することで深い気付きを得ることができ、ストレスを客観的に見る視点が育つそうです。

やはり20分は長いと思うので、展開できる質問を自分に投げかけることで書き続ける間を持たせるしかないと思います。

同じことばかり書いて堂々巡りになってしまうと書くことに飽きてしまいそうですからね。

筆記開示の実践

初日
ウォーキングがてら土手に出てからノートを広げて書き連ねてみました。

書いてみると20分はあっという間。

内容は主にツレのことばかり。

きっと私の中でツレとの関係を良くしていきたいという気持ちが強いから集中して書けたのだと思います。

2日目
書くよりも呟く時間が多くて、ツレに対する思いが手より先に口から出てしまう事態に!!なんだか悲しい気分にもなってきたのですね…。

初日は職場のことも書いていたのですが、2日目はツレオンリーですよ。

当初は4日で終わらせる予定でしたが、ワーキングメモリーを高めるには5週間必要との研究結果が出ているそうなので1ヶ月強続けてみようと思います。

3日目

今回はコンプレックスをメインに筆記開示を行ってみました。

テーマは自分の外見についてです。

ストップウォッチをセットして始めました。

1分…とても快調!どんどん私の中のコンプレックスが刺激されて筆が進む。

2分…メインは自分の背の低さ。年を重ねれば克服できるかなと思っていたのですが、未だに背の高い人に会うと自分が格好悪いのではないかとザワザワする気持ちを認める。

3分…コンプレックスを書き続けていたが、ムクムクとそんなことないぞ!と自分を肯定する気持ちが湧き上がってくる。

そして昔のマイナス思考の自分とは違うんだなと、気付くのでした。

そして顔がタレントの劇団ひとりに似ているというコンプレックスを書き始める(劇団ひとりさんには申し訳ないのですが・・)。

4分…筆が止まる。前向きなことを書きそうになる。

感想としては、やはり20分は長過ぎますね。

コンプレックスをテーマにすると意外なことに書くことがないことを知りました。

コンプレックスがあるようで、その思いを探ってみると実はそこまでの悩みではなかったということなのでしょう。こりゃ〜ええこっちゃ!

筆記開示。その後・・。

帰宅してから「筆記開示」に取り組むのですが、まあ面倒なのです…。

机に就いてすぐに取り掛からないと億劫になってきます。

本とか読んだり晩ご飯を先に食べたりするとまず書けなくなりますね…。

 

始めた当初はネガティブなことを書き連ねていたのですが、それも堂々巡りになってきて筆が止まるようになってきました。

遅々として進まないとその時間が苦痛になってきます。

そうなるとあることに気付くのです。

 

これって苦痛を取っ払うためにやってる作業のはずなのに、ストレスが増えてる…

 

心配事や不安事をワーキングメモリーから取り除くはずが、筆記開示にとりかかることを私は気に病み始めていました。

筆記開示はネガティブなことを書くのが目的ですが、私の場合書いていくと徐々に肯定的なことや前向きなことも書くようなっていきます。

人間の意識はネガティブなことばかりではないので、条件付けられると書く幅が狭くなってしまい、それで筆が進まなくなっていくのです。

ネガティブな言葉がなかなか出てこないのは長い目で見るととても良い傾向だとは思います。

筆記開示は一定期間毎日書くことを勧められていますが、ネガティブなことを感じた日にだけ書いてもよいのではないかと思います。

効果が薄れてしまう恐れがありますが、ここ最近は毎日筆記はしておらず、2日や3日に1回のペースで書くようにしています。

そのお陰で当初の「辛い」「不安だ〜」の一点張りから変化して、人間関係で板挟みになっていることや、嫉妬に駆られるなど具体的な記述が目立つようになってきました。

内容の種類が多くなり質が上がってきている気がします。

 

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