本の実践

自己肯定感が高まると無敵な状態になっていく。

自己肯定感を得たときの効果

自己肯定感の欠乏

自己肯定感が私には必要です。

自己肯定感をウキペディアで調べてみるとこのように定義されていました。

自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉。

やはり欲しいな・・。自己肯定感・・。

それは喉から手が出るほどで、昨年の年末を迎えるまでに私は疲弊してしまいました。

なぜそのようになってしまったのかと言うと、職場の同僚に自分の意見が言えず、同僚たちの望むことを酌み取ってしまい自分としては難しい道(業務)を歩んでしまっているということ。

また同僚たちの発する毒のある言葉を聞いて疲れてきってしまったからです。

それに加えてツレとの将来や、今のツレとの関係でプレッシャーを少なからず感じていること。

そしてこのままで良いのか?という葛藤。

また最終的に全てのイライラを家族に向かって言ってしまい、母と冷戦状態になってしまったこと。

このように公私で順調にいっているとは言えず、心身ともに疲れきってしまいました。

その結果、今の八方塞がりに近い原因は自己肯定感が低いからだという結論になったのです。

なぜ自己肯定感が欲しいのか?

『手取り17万円の勤め人が「僕ちゃん天才」と言い始めたら年2400万円稼げた超成功法則』ポール著(ダイヤモンド社)を今回は取り上げます。

自己肯定感の高いポールさん

著者のポールさんは児童養護施設の児童指導員でありながら「お金持ちになりたい!」という目標を叶えるために、不動産投資を行って家賃収入で4000万円稼いだ人です。

この本のテーマは一見すると賃貸アパートの経営についてのノウハウを語っているように見えるのですが、本筋はそうではありません。

読み進めてみると実は「自己肯定感」がテーマとなっているのです。

「自己肯定感」が低い人は自信がないので、物事にチャレンジできなくなってしまうという著者の見解です。

自己肯定感が低いと失敗したときに、立ち直るまでに時間がかかってしまいます。

立ち直るまでに時間がかかってしまうと必然的にチャレンジする回数も減っていきます。

ということは成功する可能性も低くなるということです。

ポールさんの考えで印象に残っているのは「成功」の反対は「失敗」ではなく、「何もしない」ということ。

そして「成功」のプロセスの過程に「失敗」があり、それでも立ち上がって前に進み続けた先に「成功」がつかみ取れるという発想です。

成功までのプロセスに失敗があるということは、失敗することは当たり前ということなのです。

だから失敗したらダメなのではなく、すぐに立ち上がって次の行動に移らないといけないわけです。

必要なのは失敗しても成功に行き着くまで改善を続けていくこと。

そのための支えになるのが「自己肯定感」なのです。

自己肯定感の高い人(僕のこと)は、自分の意見をストレートに伝えることができます。しかも、人に嫌な感じを与えずに伝えることができます。
自分を信じているので、何を言っても嫌われないだろうし、嫌われたところで別に気になりません。

『手取り17万円の勤め人が「僕ちゃん天才」と言い始めたら年2400万円稼げた超成功法則』ポール著(ダイヤモンド社)

なんというメンタリティーなのでしょう。

これって、ほんまなんか・・・。

思わず呟いてしまいました。これがホンマだとしたら羨ましい限りです。

ストレートに意見を伝えられるという点も魅力的ですが、ポイントは何を言っても嫌われないと思っている点です。

私の心労を言語化すると、要求を周りに伝えたら同僚やその他周りにいる人たちから怒りを買ってしまうのではないか?という不安です。

そんな思いでビクビクしていると、結果的にそのような状況を招いてしまう可能性が高くなっていくのではないかと思うのです。

何を言っても嫌われないと思えたら、どんな場所でも安心して過ごすことができます。

自己肯定感が高くなると他にもメリットがあります。それはストレス耐性が強くなるということです。

ストレス耐性が強くないから自分の意見が言えない。周りの顔色を伺ってビクビクしてしまう。

そんな状態からいい加減に脱却したい。

ここ最近、本気でそう思うようになりました。

 

自己肯定感を高める方法

自己肯定感は大人になっても身につけることができるそうです。

自己肯定感とは著者のポールさんはこのように説明をしていました。

自己肯定感とは、「自分はありのままでいいんだ」「自分は生きているだけで価値がある」という感覚のようなものです。

『手取り17万円の勤め人が「僕ちゃん天才」と言い始めたら年2400万円稼げた超成功法則』ポール著(ダイヤモンド社)

というわけで「自己肯定感」をあげる方法について紹介します。

自己肯定感を上げる方法。

●声に出して自分を褒める。
●ポジティブな発言しかしないように訓練する。
●自分の良いところを書き出す。
●お互いのよいところを伝え合う会を開く。
●マインドブロックが外れた集団に入る。
●人のためにできることを行う。など

声に出して自分を褒めるがリストの先頭にきていますが、これがいわば全ての実践方法に通じている基本と言えます。

自分の良いところを書き出すについても結局は声に出して自分を褒めると根底は一緒で、言語化するか視覚化するかの違いです。

またお互いの良いところを伝え合う会にしても、声に出して自分を褒める行為を「良いことろを伝え合う会」に代替してもらっているだけなのです。

マインドブロックが外れた集団に入るというのは、自分に制限をかけない考え方の持ち主が集まった集団のことで、ネガティブな発言をしない人たちとの関係を築くことで、考え方の影響を受けるということです。

以上のことを踏まえて私にできることは、最初に自分を褒めるということ。

またネガティブな発言を控えるということで他人を批判しないということ。

そのうえ人も褒めるということ。

人のためにできることを行う

最後に自己肯定感を上げてなりたい自分になる方法のリストの最後に、人のためにできることを行うという項目があります。

「人のためにできることを行う」と、人の役に立ったという感覚を味わうことができます。

人の役に立った感覚を味わうことはとても大切です。

ひきこもり時代。私は人から必要とされる感覚を渇望していました。

とある夜。家にこもる生活に耐えきれなくなって家出をしました。

行き着いた先は救急病院内の1階フロアーの廊下の奥です。

その病院の廊下に息を潜めてじっとしていると、若いカップルが入ってきました。

彼女の方が明らかに体調を崩して辛そうにしており、彼氏が病院スタッフを困惑しながら探していたのです。

「人の役に立ちたい」一心で、私は不法侵入の身でありながらナースステーションを探し回って看護師さんとそのカップルをつなぎ合わせたのです。

誰からも相手にされず。誰とも交流することなく生きてきたので、人の役に立てたと思って充実感がありました。

ツレの話になるのですが、半身麻痺のうえに病気の進行で思うように両手が使えないツレはできることが限られています。

その彼女に将来どんな人になりたい?と尋ねました。

 

ツレ
人の役に立ちたい・・。同情じゃなくて人から必要とされる人になりたい・・。

 

人はそれだけ人から必要とされたい生き物なのだと思うのです。

 

私がずっとツレのそばにいるのは、もしかするとツレを支えることで「自己肯定感」が満たせるからかもしれません。

「自己肯定感」を満たすためにツレのそばにいるとしたらそれは健全な関係ではありません。

やはり我々の関係を健全なものにするためにも、自力で「自己肯定感」を満たす必要があるようです。

なんであれ、自己肯定という軸がしっかりとしていれば「成功」に向けて突き進むことができるようになると思います。

『手取り17万円の勤め人が「僕ちゃん天才」と言い始めたら年2400万円稼げた超成功法則』のポールさんのような意識があれば世の中生きやすくなるでしょう。

この本は温かい内容の本です。

「自己肯定感」を求めている方は読むことで何かしらの影響を受ける本だと思います。

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