氏神様への参り方を学ぶ
黒戌仁さんの本
ただいま読んでいる本の中に神社でのお参り方の作法が書かれていました。
この本を参考にして正式な参り方を学んで実践することにしました。
まずなぜ近所の氏神様に挨拶をしようと思ったかと言うと、お参りをすることで氏神様に護ってもらえると聞いたことがあったからで、前から1度は挨拶に伺っておこうと思っていました。
また神社は本来願い事をする場所ではなく、感謝をするための場所であると何かの本で読みました。
感謝は幸福感を高めるために重要です。
性欲や食欲は満たされると失せてしまいますが、人に対する感謝の念というのはどれだけ感じても満たされて失せることはないそうなのです。
だから感謝の機会を設けるために、私は氏神様にお参りをすることにしました。
また幸福で豊かな人生を送ろうと思ったら自分の実力だけでは足りません。
力を貸して頂けるものがあれば何でも協力を仰ごうとも思いました。
これを謙虚になったというのでしょうか?
参り方で参考にしたのは「いいことがたくさんやってくる!言霊の力」黒戌仁著(三笠書房)です。
もともと言霊というワードにつられて購入したものですが、神社参りの情報も書かれていたので、予想外のお土産がついたお得な一冊となりました。
神社参りの具体的な方法
まず私は寺院と神社の区別がよく解っておりません。
調べてみると本堂は寺院にあって、神社は本殿と呼ぶそうです。
そんなことすら解らずに神社にあるお堂も本堂とずっと呼んでいました。
そして、本堂と本殿の違いは本堂は常時人の出入りが可能で、本殿は神様の占有の建物で、人間が出入りする建物ではなく神主ですら入らない建物なのだそうです。
また本殿のほかに神社には拝殿があるようです。
ちなみに本殿で手を合わせる時には「私は〇〇します」と言い切って宣言するものなのだそうです。
お参りをするときは2礼2拍。
そして自分の名前と住所と干支を神様に伝えます。
そのあとに誓いを立てるのです。
住所を伝える理由は、神社の神様がお参りをした人が住む土地の氏神さまにコンタクトをとって連携し、見守りやすくするためなのだそうです。
すると、どこの神社からでも近所の氏神さまにツーツーになってくれるので、職場近くの神社からでもお参りは可能になるのです。
誓いの内容ですが、中身としては世の中をよくするような誓いを立てることが秘訣のようです。
神様が「おっ、こいつの誓いを応援してやろう」と後押しをしてくれるような、世の中が少しでも良くなっていくような誓いを立てることが有効です。
また願いや誓いは小さな声でも構わないので必ず声に出すことです。
神様に伝えるのはもちろんのこと、声に出して自分の耳でその言葉を聞くことができるので、自分の魂に誓いの内容を刻むことができるようになります。
おみくじについて
そして、おみくじですが吉凶はさほど重要ではありません。
おみくじに書いてある「神様からの言葉」を重視します。
もし悩んでいることがあったら、参拝したときに神様に心の中で相談してみて、そのあとにおみくじを引いてみます。
すると不思議と悩みに答えてくれるような言葉がおみくじに書いてあるようです。
先ほどから当たり前のように神様と書いていますが、胡散臭かろうが、眉唾だろうが実践して自分の人生が豊かになって幸せになれれば、何にでもすがってやろうと思うのです。
おみくじは1年に1度ではなく頻繁にひいても良いようです。
凶が出ても決して境内の木に括り付けずに戒めとしてそれを持っておき、次に参拝したときにはおみくじを結ぶために設置された柵などに結べば良いとのことです。
このときにも決して木には結ばないこと。
それをすると木が傷みやすくなるからです。
おみくじを行うベストな周期は3か月に1回。1月、3月、6月、9月、12月が目安です。
アーシングについて
裸足で境内を歩く。
これは「アーシング」と呼ばれ欧米でも行われている健康法です。
身体にたまった静電気を取り除き、疲労を回復させる効果があるといわれています。
そのうえ「裸足で歩く」ことは、現代人にはどこかでタブーなことという意識があって、自分が縛られている世の中の常識や、限界を突破する切っ掛けが裸足になることで生まれるそうです。
さて、これらの知識を踏まえたうえで氏神様の神社に出向いてみました。
初めてのお参り
別にそこまでして今日行く必要はないじゃないかと思ったのですが、思い立った日に行った方が良いので、GPSを片手に傘をさしながら夜道を歩き続けました。
自宅からは徒歩8分のところに神社がありました。
大通りから一歩路地に入ったところにある神社です。
ここらへんに住んでいる人でもこの神社の存在を知らない人がいると思います。
ご近所にこんな広くて綺麗な神社があるとは思いませんでした。
そして建物も綺麗なので鳥居を潜って参道を歩いていると気分も昂ります
裸足で境内を歩くことに抵抗もありません。
逆に気持ちが良いぐらいです。
本殿なのか拝殿なのかよくわからないまま、まずは手を合わせることにしました。
2礼2拍。そして住所を伝えて、名前と干支も伝えた後に宣言をします。

しかし本来の目的である宣言内容を固めきっていなかったので、普段考えていることを思い出しながら手を合わせて念じました。
たどたどしさ丸出しです。
そして1礼で締めます。
「あっ!声に出していない…」
やり直しです。
再び手を合わせて極めて小さな声で望む収入。築きたい家族像。また、人に役立つ活動内容を宣言しました。
お参りは夜に行ったのですが、暗くなってからお参りしたのは正解でした。
後ろに人がいたら声を出すことを躊躇っていたと思うし、やり直す勇気もありません。
次はおみくじです。
いま悩んでいることを頭の中で唱えて、いつものおみくじの箱が置かれている場所へと向かうと、なんとおみくじが今日に限って置かれていない・・。
「ズルッ!!」と言って脳内でズッコケました。
ドーナツの件といい、おみくじといい何故こうも色々と私の足を引っ張るのでしょう・・・。
↓ドーナツを購入しに行ったものの・・。 目次1 楽しんで生きるという世界観を得る1.1 愛のコーヒーカップ理論1.2 10のメニューについて1.3 意識の変化1.4 愛のコーヒーカップ理論の実践2 愛のコーヒーカップ理論の経過報告2.1 1 ... 続きを見る
愛のコーヒーカップ理論を始める。
そして、この本殿(?)の写真を撮ろうと思いカメラを向けてみたのですが、なんとなくそれはバチが当たる様な気がしたのと写真にあり得ないものが写ってしまう可能性にビビッて躊躇。
手を合わせた後は特に何もすることも無いので、とりあえず財布から1円玉を3枚取り出して賽銭箱に投入。
本殿の隣の煌々と光が漏れる建物の中には近所の方らしき人たちが、頭を突き合わせて会合を行っていました。
神社がしっかりと憩いの場として機能しているようです。
賽銭を投入した時点でこれ以上写真を撮ったり、本殿の中を覗き込んだりしていると賽銭泥棒と思われかねないので足早にその場を立ち去りました。
自宅から神社までが8分。なので往復で16分。
20分以上日光を浴びると、セロトニンの量が減ってしまうそうです。よって16分は丁度良い時間です。
これはもしや歩けということなのでしょうか?
プランとしては、日を浴びるために明朝にウォーキングを行います。
目的地はこの最寄りの神社で、折り返し地点としても丁度良い場所です。
行きつけの神様をつくる
翌日は職場近くの神社へとお参りに行きました。
住所を伝えることで近所の氏神様と、お参りをしている神様がツーツーになれるそうなので、この方法を知っておけばどこでお参りをしても問題はありません。
1礼をして鳥居をくぐるとすぐに裸足です。
お賽銭をして、2礼2拍。そして住所と名前と干支を伝えます。
住所は言えたのに干支を度忘れ・・・。何度も「ええ、お羊座…あれ、お羊座?ねーうしとらうーたつみー…」と最初から数えてやっと自分の干支が羊だということを思い出しました。
羊ではあるのですが星座じゃあるまいし「お」と「座」は付きません。
そして、小声で宣言します。それが終わってから1礼です。
全く人通りが無い場所ではなく目の前の道路は結構な車が通過し、目の前の公園では子供達がキャッチボールをしている姿を見かけます。
確実に電車通勤をしている同僚たちが、目の前を通ります。
裸足になってブツブツと呟いている姿を見られるのはリスキーな気がします。
この姿を見られてしまうと私のやっていることが高尚過ぎて、同僚の皆さまが引いてしまいそうです。
豊かな生活、幸せな人生を送れるなら何でもやってやるという志はあっても、同僚に見せるとなるとここでも思いっきり尻込みをしてしまいました。
それでも、ほぼ毎日神社でお参りできる環境はおいしいので、誰にも見られないことを願って可能な限りお参りを続けようと思います。