良かったことと感謝できることをひたすら書いていく
「幸福」や「感謝」を感じられる人間になるためには、反復練習が必要です。
練習次第で「幸福」や「感謝」を感じやすい人間になれるというわけです。
「幸福」や「感謝」がなぜ良いのか?という話なのですが(そもそも幸福がなぜ良いのか?という問いが愚問か・・)、「シリコンバレー式 超ライフハック」デイヴ・アスプリー著(ダイヤモンド社)を読むと、細胞のエネルギー生成に重要な働きを行うミトコンドリアに好影響を与えるからです。
ミトコンドリア酵素が特に多い人はポジティブな気持ちでいる人なのだそうです。
ポジティブというのは、ものごとを悪い方向に考えて気に病むのではなく、希望や感謝を感じている状態です。
つまり頻繁に物事の良いところに目を向けて感謝を抱ける人は、細胞にエネルギーを与えるミトコンドリアが活性化するということなのです。
今回は、そのミトコンドリアを活性化させて活動的な人間になるために、ここ最近私が避け続けてきた書くタイプのタスクを実践していこうと思います(書くタイプは孤独な作業であまり面白みがないから)。
しかも今回の内容はとても手順がシンプルで容易なので、継続しやすい内容となっています。
今日おこった3つの良いことを書き出す
まずスケジュール帳に1日を振り返って3つ良かったことを書き出す・・・それだけ。
「幸福優位7つの法則」ショーン・エイカー著(徳間書店)を参考にします。
脳が常にポジティブな面をスキャンしてそれに注目すると、最も重要な3つのツール「幸福」「感謝」「楽観性」の恩恵を受けることができる。
チャンスに気付くように脳を鍛えるには、ポジティブなことに注目する反復練習が必要である。
一番の方法は、仕事や生活の中に起きたいいことを、毎日リストアップすることである。
「幸福優位7つの法則」ショーン・エイカー著(徳間書店)
つまり環境に対してポジティブな面に着目する癖をつけるためには、毎日いいことを書き出す習慣を身につけて脳を鍛えるということなのです。
その3つ良いことを書き出す方法について
書き出す内容については具体的であることが重要です。
本の中の例として書かれていたのは、「夕食のタイ料理がおいしかった」とか「よい仕事をしたことを上司が認めてくれた」とかです。
また良いこととは楽しいとか嬉しいとかの好感情にまつわる出来事になります。
1つ1つが短文で良いし、しかも3つだけ。
なお1週間毎日続けるだけで、この習慣をやめたあとも幸福度、楽観度ともに高く、実践しなかった人より幸福度が6ヶ月経っても高いままの状態でいられる可能性が高いそうです。
効果について
人は、一度に注目できる範囲に限界があるので、ポジティブなことを考えると、それまで頭を占めていた他の小さな心配やイライラは背後に追いやられるか、意識の外に押し出されてしまう。
ポジティブな考えを意識することで、ネガティブな思いを締め出すということですね。
というわけで、スケジュール帳を開いて書き出すことにしました。
幸運なことに私は仕事が終わって家に帰るだけでも嬉しいと思えるおめでたい奴なので、毎日それを良いことの1つとしてカウントすれば、残り2つ毎回書き出すだけでいともたやすく達成できます。
しかも1週間継続するだけで、その後6ヶ月維持できるわけですから労力に対する効果も非常に高いと思います。
続けるのは簡単そうです。
まずは1週間実践してみて生活の中で良いところを見出す視点を磨いていこうと思います。
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スリーグッドシングスの振り返り。
目次1 幸福感を持続させる方法1.1 良かったことを3つ書く1.2 スリーグッドシングスとは…1.3 効果について1.4 即効性に関して1.5 スリーグッドシングスの内容1.6 感想を加えるようになる ...
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感謝を鍛える
続いて書き出す系のタスクとしてもう一つ紹介するのが、「感謝」を鍛えることについてです。
再び「シリコンバレー式 超ライフハック」デイヴ・アスプリー著(ダイヤモンド社)を参考にします。
その方法は週に1度、感謝していることを5つ書き出すというものです。
私はこれまで何度も感謝の力を磨くタスクをこなしてきました。
そこで感じたことですが、毎日感謝することを意識してみると毎回同じことしか思いつかなくなっていくのです。
鍛えないと感謝に対する着想の引き出しが乏しままになってしまうのです。
感謝する発想力を磨く訓練を行うために、書き出す必要があるのです。
ちなみに本書に感謝の習慣がもたらすポジティブな変化が記述されているので紹介したいと思います。
迷走神経とは副交感神経系の主要な構成要素となります。
迷走神経の緊張が高いとストレスをいち早く緩和させることができるそうです。
しかし、迷走神経の緊張が低いとストレス状態が慢性化していきます。
その迷走神経の緊張を改善する方法のひとつが「感謝」になっていくわけです。
継続するためには取り組むことをシンプルにしていく必要があります。
このタスクは毎日ではなく1週間に1度だけ取り組めば良いのです。
継続する要素は充分に揃っていると思います。