ムラキテルミさんの本
「世にも美しい癌の治し方」ムラキテルミ著(ロングセラーズ)を読んでから1日1食生活を始めるようになりました。
余命3ヵ月のスキルス性肝臓癌の宣告を受けた著者が、13カ月かけて癌を消したという内容の本です。
大まかに説明すると、癌が消えた原因は血液をきれいにしたからです。
そして血液をきれいにする代表的な方法は2つあって、ひとつは少食であるということ。またもう一つが冷えを予防したということです。
著者の食生活は朝は人参リンゴジュースを飲み続け、昼は抜く。そして夜は好きなだけ好きなものを食べ続けるという生活を続けていきました。するとそのうち体の至る所から毒素が抜け始めていき、癌細胞も消失していったのです。
同僚たちにバレないように実践する
神経の難病を患っているツレにも是非この断食に挑戦してもらいたい。
その一心でまず私がこの1日1食生活を実践することにしました。要するにこれは人体実験を兼ねているのです。
1日1食生活を継続させるコツは、空腹に耐えること?いえいえ・・。それよりも初心をぽっきりと折ってしまう存在。それが同僚たちの存在です。

この一声によって奇異の目で見られてしまうのです。もし1日1食生活を行なっていることが周りに知られてしまうと、下手に体調を崩そうものならこのようなレッテルを貼られてしまいます。

私というより少食がダメだという結論になってしまい、ツレにも少食生活を勧められなくなってしまいます。だから絶対に体調は崩せないのです。
コロナ禍の状況となり、我が職場では本格的な黙食生活が始まりました。事務所で食事は取ることができません。食事を取ろうと思ったら別室に行き壁に向かって黙って食事を摂るしかないのです。
お昼になると同僚たちは三々五々に食事場所を求めて消えていきます。お昼ご飯を持っていない私は行き場がありません。これが数日続くと、ずっと事務所にいる私に同僚たちは違和感を覚えるようです。


ニヤつきながらそう答えるしかありません。
耐えられなくなってコーヒーを作って意味もなく私も三々五々に消えていきました。そして職場の駐車場に置いてある公用車の陰に隠れて、ひっそりとコーヒーを啜るのです。
昔のことを思い出す
コソコソ職場で1日1食生活を続けていると、高校時代を思い出しました。
17歳の頃、普通科の高校に馴染めずに私は通信制の高校に編入しました。
しかしその頃になると対人恐怖症の気が色濃く出ていたので、すでに高校で話ができる相手もおらず、校舎内で食事を摂ることができなくなっていたのです。
お昼になると学校から出て行き、近所の立体駐車場の非常階段でお弁当を食べるようになりました。
誰にも目にも触れない。そして話かけられない場所が私にとってのオアシスだったのです。
職場の公用車の裏に隠れてコーヒーを飲んでいるとそんな高校時代の悪い思い出が頭に浮かびました。若い頃が人生にとって良い時代とは限りません。
中年以降に人生の黄金期が来ても良いではないか!と思うのです。
1日1食生活を続けた結果
1日1食生活が続けられたかという問題ですが、「甲田式健康法」と呼ばれる1日2食の少食療法の本を読んで、それ以来朝食を抜く生活をずっと続けてきました。だから朝食を抜くことに抵抗はありません。
そして昼間はコーヒーとチョコレート。夕方は行きつけのカフェに寄ってコーヒーとキャラメルを舐めて過ごし、夕飯を気が済むまで食べる生活を送っています。
昼間のコーヒーやチョコレートを控えるようになったらもっと体には良いのだと思います。このように、ゆるゆるの1日1食生活なので死にそうになる程お腹が減るということもありません。これなら楽勝です。
まず1週間ほど続けたメリットとして、便が凄まじく出るようになりました。
良い便として、スポン!とバナナのような・・という例えがありますが、そんなものではなくゾウの鼻筋のような便が出るのです。
毎日出るわけではありませんが、よくこの食事量でこれだけの便が出るものだと感心するほどですし、我が便を見た時に自然とよくこれだけのものを作ったものだと不思議な感謝の念が湧いてくるのです。
デメリットとしては意味不明な体調不良のような状態になってしまうということです。
いったいこれが1日1食が原因なのかもわかりませんが、頭がぼーっとして体がだるい状態になったりして、その度にコロナに罹ったのではないかとヒヤヒヤして強いストレスを感じるようになりました。
そして1日1食が原因なのか、もともと持っている気質なのか、それとも睡眠不足が原因なのかもわかりませんが、ちょっとしたことで気を沈むようになってイライラするようにもなった・・・気がします。
なんだか悪いことばかりです・・。
ミキサーを購入する。
身体中の毒素をとにかく排出していくには1日1食だけではなく朝食代わりの人参リンゴジュースも必要です。
作り方としては、人参2本をヘタや皮のまま切ります。そしてリンゴ1個を皮・芯・種ごと人参と一緒にジューサーにかけます。それを約3杯常温のまま飲むというものです。
すると体が大爆発を起こして(主に排泄物という形で)、いたるところから信じられないぐらいの異物が噴出するようになるということです。
本格的な排毒が現れるということです。
排毒して健康に!!そんなことを思い「ムヒヒヒッ・・」と笑うのは勝手なのですが、その前に私の家にはジューサーがありません。「ムヒヒヒッ・・」と笑う前にジューサーを購入する必要があります。というわけで楽天市場の0か5の付く日にいよいよジューサーを注文しようと思います。これで健康とポイントをゲットするのです。
しかし仕事前にこの人参リンゴジュースを飲んで勤務中に爆発を起こしてしまう悲劇は避けたいものです。
それで、なかなか実践に踏み切れないものがあったのですが、足踏みをしていたらいつまで経っても何も進歩がありません。だから、ひとまず作って飲んでみることにします。黄金期を迎えるためには健康であることも必要ですから。