顔に艶を出してみる
人生がうまくいかなかった時期
30代の前半、私はこれまでの生き方が間違っていたということに気付きました。
人生を変えていきたい。
本気でそう思い、本に書いてあることをとにかく実践していこうと思いました。
それで最初に手を付けたのが斎藤一人さんの著書です。
斉藤一人さんの本を数冊購入し、その中で取り組めそうなことを実践してみることにしました。
著者の本を読んでいてよく出てくる実践法が①顔に艶 ②言葉 ③笑顔 ④掃除 ⑤服装の5つです。
まずは、これらを中心に取り掛かりました。
それで顔に艶
顔に艶が出ると福相になるそうです。
艶が出ると不幸になりたくても幸せなことしかおきなくなるそうです。
たった顔に艶を出すだけで・・?そんなおいしい話があるのでしょうか・・?
ほかにすがるものも無かったので、批判するなら試してからすれば良いと思ったわけです。
さっそくドラッグストアーに行き、顔に付けても良いオリーブオイルというものを購入してみました。
買ったみたものの、これってなかなか勇気がいります・・。
朝職場の更衣室で鏡を見ながらオイルを顔に塗ったくりました。
どのくらい塗れば良いのか解らないので、最初はどうしても控えめになってしまいます。
斎藤一人さんの本を読んでみると、艶出しクリームを塗ったときに「もっと塗って、もっと…」というやり取りの文章があったので、これぐらい塗ったほうが良い・・という私の感覚以上に顔にオイルを塗った方が良いのではないかと思いました。
さあ・・勇気を出すのです!!
朝一にべったり!とオイルを塗って、昼休憩に再び塗り直しました。
鏡で見ても果たしてこれが塗り過ぎなのか、足りないのかがわかりません。
人間関係が良好ならベタベタになった私の顔を見て同僚たちが何かを言ってくるのと思うのですが、当時私は職場で村八分だったので、私が変なことをしても誰も何も言ってきませんでした。
油取り紙というものがあって、顔のテカリを抑える方向に世の中は進んでいるのに、逆行するかのように顔に油分を足している。
フッとこれは、見た目が「不潔」になっているのではないかと危惧したのでした。
それでも塗り続けてみる
顔に艶が習慣化したある日、私は美容室に行きました。
髪を切った後に顔に付着した髪の毛を払い落とそうとしたのですが、顔にべったり付いた油で髪の毛がへばりついて取れません。
髪の毛が取れないほどにべたついた私の顔を見て、美容師さんはいったいどう思ったのだろう・・。ああ…汚ね~と思ったかな・・。
なんてことを考えて、その次の回から髪を切る前にはオイルを塗るのを控えたものです。
オイルはあまりにもベタベタしすぎるので、顔のテカリを若干抑えるためにドラックストアーに行き、艶出し用のクリームを購入しました。
さっそく試してみたものの不潔な感じはしない代わりに、艶に関してパンチが足りません。
肌は綺麗になりそうですが、塗ったのか塗ってないか解らないぐらいに艶感がいまいちでした。
このように振り返ってみると「顔に艶」ライフをエンジョイしているように見えますが、苦しかった村八分とツレの病気が進行していく現状から一刻も早く抜け出したかったので、当時は必死でした。
結局銀座まるかんの顔に艶を出すクリームを購入して、まるかん販売店に足を運んでクリームの塗り方のレクチャーを店員さんに直接受けました。
斉藤一人さんだけではなく自己啓発系の本は何十冊も購入し読んでみましたが、「顔に艶」は斉藤一人さんの本にしか書かれていない特有なもので、他の本ではお目にかかることはありません。
斎藤一人さんの教えと呼ばれるものは、ほかの本や著者なども大抵触れていることが多い自己啓発系の王道と呼べるノウハウでした。
他の著者が斎藤一人さんを真似ているのか、斎藤一人さんが勉強されているのかはわかりませんが、多くの人に伝わっている方法なので、きっと「言葉」「笑顔」「掃除」「服装」は人生を好転させる効果がある方法なのだと思います。
クリームを塗り続けて指摘される
村八分になっていた職場で奇跡がおこりました。
村八分の原因となっていた職員さんたちは短期間のうちに皆さん退職や異動となり、私はその後あたらしい職場に転職することができました。
転職前は非正規雇用の立場でしたが、新しい職場では大幅に給料がアップしたのです。
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幸せは意外と簡単なことだった(斎藤一人さん)。
目次1 結局私は運が良い1.1 幸せになろうと思った日1.2 アプローチの仕方を変えてみる1.3 楽な道。幸せな道がある。2 結局私は運の良い人間 結局私は運が良い 幸せになろうと思った日 本によって ...
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そして、その職場でも私は健気に笑顔を意識して顔に艶を出すという、斉藤一人さんの教えを実践し続けていました。
ある日の朝、始業時間になるのを待っていると向かいに座っている先輩職員がマジマジと私の顔を見ているのです。
「自分…顔になんか塗ってる!?」
ドキッ!
「えっ?なになに?」
ほかの職員さんも私の顔を見始めました。
完全に油断していました。
私は返す言葉が出てこなくて「へへへっ・・・」と笑ってごまかすしかありませんでした。
この一件で怯んでしまった私は、翌日に塗るクリームの量を少々抑え目にしたのでした。
と、顔に艶を出すことをここまで書いたのですが、ここ最近は顔に艶を出す作業を怠っています。
いまは幸運のために艶を出すというより、スキンケア目的で顔に油分を足している状態です。
原点に戻ってまた明日からはクリームを塗ろうと思います。
私が最も好きな斎藤一人さんのご著書。