本の実践

須佐神社にお参りする。

神社に参拝に行く

夢をかなえるゾウから


「夢をかなえるゾウ1巻」が手元になかったのですが、とうとう手に入れることができました。

↓いうまでもなく真ん中が夢をかなえるゾウです。

この夢をかなえるゾウという本には人生で成功者になるための29個の課題があります。それらの課題を実践し始めているのですが、その中のひとつに「お参りに行く」というものがありました。

僕は寝坊さえしていなければ、ほぼ毎日職場からの最寄りの神社にお参りに行っているので、改めて「お参り」を課題として実践する必要はないと思っています。

しかしツレと久々の治療を抜きにしたデートができるということで、2人でパワースポットと紹介されていた神社に参拝に行くことになりました。

↓これが度々紹介している最寄りの神社です。

ちなみに「夢をかなえるゾウ」の中で紹介されているお参りの概念とは、神社でもお墓でも構わず、参拝に行ったときには願い事をするのではなく「いつもお世話になっています・・」と念じて感謝を伝えると神様が一肌脱いでくれるとのことなのです。

一方で最寄りの神社で毎日行っているのは、感謝を伝えながらも結局は欲深く幾つかの願い事を唱えているという行為です。あたたた・・こりゃいけん・・。

というわけでそのパワースポットでは感謝を伝えることにしました。

頭を空白状態にして、自然を堪能する。


須佐神社という知る人ぞ知る神社に行くことにしました。誰が言ったかは知りませんが、どうやらパワースポットではあるらしいのです。

今回神社に向かった目的は感謝を伝えるだけではなく、『幸せが無限に舞い降りる「お手上げ」の法則』大木ゆきの著(大和書房)で紹介されている宇宙の叡智と繋がる方法「頭の中を空白状態にする」を実践するためでした。

思考というのはもともと不安を感じるようにできており、その不安状態から解放されるためには頭を空白状態にして何も考えないことが有効なのです。すると、その空白状態に宇宙の叡智と呼ばれる人生を好転させるようなアイデアが降り注いでくるのです。

ツレと参拝を終わらせた後に一緒に境内で「ぼーっと」して2人で人生が好転するような宇宙の叡智をいただこうと思ったわけです。

須佐神社はどえらい山奥にありました。

夕方に目的となる神社に到着しました。山の中の麓近くにあることで容易に想像は着くのですが、神社の本堂に至るまでがかなりの傾斜となっていました。

↓つるん!とすべったらおしまいな傾斜。

しかし、その前に駐車場から鳥居までの石段が見えた段階で境内に入れないのではないかと諦めかけていました。難病患者で体に麻痺があり車いすユーザーのツレは石段を登ることはできません。最悪石段の下から手を合わせて終わりにしようと思っていたら幸運なことに鳥居までスロープが付いていました。

バリアフリーにしてはキツくて長いスロープでしたが「怖い!怖い!」と叫ぶツレを無視して、強引に車いすごと駆け上がりました。日頃の筋トレの成果を発揮です。

そして、鳥居をくぐったところで先ほどの写真の傾斜とつながるわけです。

写真では伝わりにくいのですが、息を呑むような傾斜でした。

しかし手の届く場所に境内が見えているわけです。本堂まで行って手を合わせると何か僕たちにとってご利益があることが起きそうな気がして車いすの背もたれに体当たりをするようにして少しずつ傾斜を登り始めました。

「怖い・・怖い・・」

またしても叫ぶツレ。

うん・・俺も怖いよ・・・。

しかし、せっかくここまで来たんだから・・というもったいない精神でじりじりと歩を進めていったのですが、帰るときに今度はこの傾斜を反対むきで降りる姿をイメージしたときに、踏ん張りが効かなくなってツルん!と足を滑らせて2人揃って鳥居まで転がり落ちてしまう最悪なシナリオが頭を過った途端に怖くなって足が止まってしまいました。

なんでしょう・・。この神社の元気な人しか受け入れない感じ・・。お寺や神社はもともと好きなのですが、ツレとお付き合いを始めたからこそ分け隔てなく開かれていない不公平感をお寺や神社に感じるのです。

田舎は障害者にとってハードルが高すぎる・・

結局鳥居を超えてすぐのところにあった更地でツレには待ってもらいました。

僕だけ登って本堂の写真を撮り、それをツレに見せて彼女には写真越しで手を合わせてもらいました。そして2人で何をするわけでもなく静かに過ごしたのです。

昔から神社やお寺の境内に行くと安心できる性格だったので、すぐにリラックスできたのですが、数分後にツレの様子が気になって落ち着かなくなってきました。

今度は彼女がトイレに行きたくなったらどうしよう・・と気になり始めたのです。

トイレ大丈夫?
大丈夫よ!
ツレ
・・・・・・どのぐらい大丈夫?そろそろ帰ろうか?
でもぼーっとしたいんでしょ?
ツレ

とか言いながらも2人でしばらくの間、自然の香りと共に静謐の時間を堪能したのでした。少しだけ蚊に刺されたけど・・。

立ち上がって良い?
ツレ

ツレが帰り際に僕に向かって手を伸ばしてきました。彼女は傾斜の脇にそびえ立っていた巨大な杉に向かって立ち上がったのです。どうやら彼女にはその巨大な杉。つまり神木が本堂代わりだったようで、神様に車いすから立ち上がれるようになりたいと伝えたかったそうなのです。

来てよかったと思いました。

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