人間関係

人と比較して落ち込んだときにできること。

真っ平らな道で転んでばかり

衝撃のニュースです。

ツレ(彼女)の弟さんが家を買ったそうです。年齢は28歳。最近子どもが生まれたばかりで、今度はマイホームを買ってついに一国一城の主です。

生きる世界が違うと思っているので嫉妬とかはありませんが、彼が高校生の頃に初めて会っているので、時の流れを感じて感慨深く、衝撃的でした。

なぜこうもトントン拍子にことが運ぶのでしょう。

34歳になってやっと正社員として働き始めて、3年前に初めて一人暮らしを始めた身からすれば、脅威的なスピードで生きているように見えます。

ツレに尋ねてみました。

 

俺が正社員で働くと思わんかったじゃろ?

 

うん…私は何で非正規じゃだめなん?って思ってた(笑)。
ツレ

 

自分が正社員になって感じるのは仕事量がそれほど変わらなくても貰えるものが圧倒的に違うということです。

 

長い非正規社員生活を経験した後に正規社員も経験してみると、ボーナス・昇給・その他様々な福利厚生。

そして非正規社員より立場が守られているということなど雲泥の差として感じるのです。

俺が1人暮らしすると思わんかった?

 

うん・・・だって、やりたいって言いながらなかなか行動しないのがあなただから・・・
ツレ

 

何が「あなた」だ!急によそよそしい呼び方しやがって!!

腹が立ったのでツレの鼻の穴に指を突っ込んでやりました。

 

少し前からなるべく、思ってから行動するまでのスピードを速くするようには意識しています。

 

負け犬根性というわけではありません。

しかし、長いひきこもり生活を送っていると人に抜かれていくということには慣れっ子になっているので免疫は付いているつもりですが、いつになったら私にも皆さんのようなトントン拍子の人生がもたらされるのでしょうか?

野球観戦後に動けなくなる

父と数年ぶりにプロ野球を観にいきました。

その帰り道。父と別れたあと惨めな気持ちになって体が動かなくなってしまいました。

こうなったら何をやってもダメで、考えることは全て後ろ向きで破滅的。

活力が奪われてしまい、夜道に腰を降ろして大の字になって体力の回復を努めるのでした。

原因を考えてみると、まずその3日前ぐらいから朝起きたときに疲労が抜けていなかったということ。つまり体調面での問題です。

体調が崩れるとろくなことを考えなくなってしまいます。

 

エッセンシャル思考を学ぶと、適切な判断を下すには睡眠が必要ということが言及されています。

この2週間早寝早起きが実践できていたのに、それでも疲れが抜けない日々が続いていました。すでに危険な状態になる芽が出ていたというわけです。

 

関連記事
エッセンシャル思考から多くのものがつながる!

目次1 自分を取り戻すエッセンシャル思考1.1 長期目標を立ててはいるが・・。1.2 そこでエッセンシャル思考1.3 エッセンシャル思考1.4 人生改造宣言では・・。1.5 人生の目標を設定する1.6 ...

続きを見る

 

そして、適切な判断・思考ができない状態でスタジアムに行くと人がいっぱいいるわけです。案の定他人と自分を比較して惨めな気持ちになっていきました。

体の小さいそんじょそこらにいる中年男性である自分に絶望的な気分になりました。

そして父を見ると「老い」を感じてしまい、私も年を重ねて死んでいくと思ったわけです。

それらが一気に降りかかってきて、悲観的になってしまいました。

そうなったら何を考えてもダメ

夜道を歩いて頭を冷やし、この苦しみに向き合おうと思いました。

しかし、こんなときに何を考えても結局はダメなのです。

学校もドロップアウト。就職できたのも30代になってから。結婚もできない。家庭も持てない。その前に人とのコミュニケーションが苦手。なぜこうも私は人が当たり前のようにこなしていることがひとつもできないのか・・・それで惨めな気持ちになっていきました。

 

このような心理状態になったときに思い出すことがあるのです。

ひきこもり状態から立ち直るときにボランティア活動に参加していました。

そのひとつに公園の清掃に参加したのですが、クソ真面目にゴミ拾いをしていると、私の前で大学生らしき男女のグループが「キャキャ!」と騒ぎながらもゴミ拾いをひとつもしていなかったという光景です。

若い男女が楽しそうに騒いでいるのです。かたや私は何もできないからゴミを拾うしかない。しかも1人。ずっと1人。

神様はなぜこうも不公平な人生を与えるのでしょう・・。

意気消沈をした私はゴミ拾いが終わるとホームレスの方達が座っていたベンチの一角に腰を下ろして不貞寝をしたのでした。

よく私はホームレスの方達を見て、「そっち側の人間」と思っていました(単位欲しさに参加してゴミ拾いをしない大学生たちは「あっち側の人間」)。

 

あのときの悔しかった思い出は私の中でいまだに消えておらず、何かがあると再燃されてしまうのです。

対策

ここで、できることは2つあります。

ひとつはとにかく普段から自分を褒めまくって自己肯定感を高めるということ。

そしてもうひとつはそんなときにあれこれ考えても無駄なので、思考することを断ち切るということ。

 

言葉で自分をメタメタに叩き潰してしまったので、プラスの言葉を積極的に自分に降り注ぐことにしました。

ドーンと落ち込んだ2日後。自分を褒め始めました。

自分への褒め言葉がカラカラになった心に染みるのです。

野球観戦後は思考が機能していなかったので(しびれた様な状態)、何を考えてもダメでした。

翌日しっかりと休息をとって活力を取り戻すと、少しずつ気分が前向きになっていったのです。

そのような状態にならないと何を考えてもダメなのです。

 

そもそも思考というものは本来マイナスの要素が大きいものなのだそうです。

過去を思い出して将来の不安について考える。そしてその不安に対する備えを考える。

頭が働いていないと、ただ不安になってしまうばかりになってしまいます。

そうなるとできることは思考すること自体を断ち切るということです。

私は趣味というものを軽視してきました。

しかし、趣味は没頭して思考を断ち切るためにあるのかもしれません。

「無」になれるような心地良い趣味をもとうと思いました。

本を断捨る

お前は難しそうな本を読んどるけど、あれが悪影響があるんじゃないか?

 

本を読まない父に後日そのように言われました。

本を読まずにテレビばかり観ている父に言われたことは癪ですが、冷静になって考えると自分1人になってしまう読書ではない外に向かって開かれた趣味が私には必要なのではないかと思ったのです。

本当は本を全て処分しようと思ったのですが、読み返したい本が数冊あったので、ひとまず本棚の本を5、6冊処分しました。

本は私は助けてくれました。

私は本を読んでいるときに至福を感じるときもあります(義務感で読んでいる時もある)。

何かを変えていかないといけません。

惨めな気持ちになって落ち込んでというサイクルを定期的に繰り返しているので、書を捨てて人と交わるという生き方が私には必要なのだと思いました。

-人間関係
-, , , , , , , ,

© 2025 元ひきこもりで彼女が車いすユーザー。そして何とか成長しようとあがく男のブログ Powered by AFFINGER5