人間関係

自分を褒めるための対策あれこれ。

自分ホメを定着させる方法

自分をホメればすべてがうまくいく

私は長年人の目を気にして生きてきました。

十代の頃にひきこもり生活を送るようになったのは、自分の気持ちや感情よりも周囲の人々の目を気にして生きてきたからだと思うのです。

人の目というよくわからないものより、自分の気持ちを大切にして生きていきたい。

そのために有効なのが「自分をホメる」ということです。

人の意識は同時に2つのことは考えられません。

頭の中を自分を褒めることで占めていれば、人からの評価を差し挟む余地は生まれないのです。

そしてホメ続けていたら、人からの評価と思っていたものが実は自分の思い込み(被害妄想)だということに気付いたり、面と向かって批判されたとしても解釈の仕方(自分ホメ)で乗り越えられるようになるのではないでしょうか?

まずはこちらの本をご紹介します。

「自分をホメればすべてがうまくいく」藤山勇司著(実業之日本社)

自分をホメるということを知ったのはこの藤山勇司さんの本のおかげです。

まだ著者の文章の書き方にたどたどしさを感じるのですが、読んでいてとても前向きに生きていく意欲が高まる内容でした。

「自分をホメればすべてがうまくいく」の内容について

著者の総合商社時代。先輩たちの能力の高さに鼻っ柱を折られたところから夜に眠れなくなってしまい、抑鬱状態になって自殺未遂を起こしてしまいます。

休職状態から立ち直るまでに心の支えとなったことが「自分ホメる」ことでした。

仕事がうまくいかずにそこから鬱状態になるまでの記述がとても共感できますし、復職プラグラムを経て回復するまでの手探りの様子も丹念に描かれています。隠れた良書だと私は思っています。

著者によれば自分のことをホメると、人のことが気にならなくなっていったそうです。

私も人のことが気にならなくなりたい…その一心で「自分ホメ」を取り入れようと思いました。

習慣化までの道のり

「自分をホメる」という新たな習慣を身につけようと思うのですが、生活に取り組むためにはトリガーが重要になってきます。

ちなみにトリガーは引き金という意味で、行動を生み出すための切っ掛けのようなものです。

たとえば歯磨きをしているときにアファメーションを唱えるとか、トイレに行ったら10回「ありがとう」と唱えるとか、電車に乗ったらブログを書くとか、状況と新しい習慣を結びつけることを現します。

というわけで自分ホメを習慣化するために、あの手この手と実践してみました。

 

張り紙を使ってみる

自分ホメがなぜ定着しないかというと、単純に忘れてしまうからです。

忘れないように台所の壁に貼ることにしました。

台所だけではなく洗面台付近にも貼って、洗濯物を干したら自分をホメれるように仕掛けてみました。

さて貼り紙を貼ってみた効果ですが、目の前にデカデカと貼っておきながらこれがまったく視野に入っておらず、これっぽっちも習慣化できておりません!

すぐに剥がしてクシャクシャにしてやりました。

紙に書き出す

これまでの半生を振り返ってみて、ひたすらできるようになったことを書き出して褒めちぎってみました。

その都度褒めるのではなく、時間を設けてまとめて褒めるという方法。

以前にも紹介した方法ですが、半生ですから赤ちゃんの頃と今の自分を比較したらできるようになったことだらけなので、無尽蔵にホメられそうなものです。

ただ私は余白が許せない男です。

つい紙面いっぱいに褒め言葉を書き出さないと気が済みません。

となると紙面いっぱいになるまで終われないので、書くことが苦痛になってきて、これを習慣化しようと思ったら毎日時間がかかりすぎてもたないと思いました。

解決策としては紙面を小さくすることですね。

まっ、これも続きませんでしたけど…。

言葉で褒める

5分の制限時間を設けて、ひたすら口に出して褒めます。

褒める発想が出ても出てこなくても時間がきたらお終わります。

これは紙に書き出すより気楽に取り組むことができました。

家で寝っ転がってもできるし、風呂に浸かりながらでもできます。最高です。

ただし習慣化を考えるなら実践する時間を決めた方が忘れずに取り組めると思います。

というわけで職場の休憩時間に5分の時間設定を行なってホメることにしました。

結論は場所と時間を決めたことで続けられるようになりました。

また毎日5分間自分をホメているので、少しずつ自分をホメる思考が癖になってきました。

毎日5分間自分を褒め続けているおかげで、日常的にポロポロと自分に対するホメ言葉が漏れ出てくるようになりました。

これは大きな成果でした。

お互いを褒め合う会

ツレと「お互いを褒め合う会」を開催しました。

1人で実践するのがもったいないので、お互いにホメ合って2人の仲で良い関係を作り出そうという魂胆。

ツレは夕飯を食べていたのですが、その横で彼女の素晴らしさをひたすら伝えました。

肯定感を高めて、セルフイメージを上げてもらうのです。

以下がツレに対するホメ言葉。

 

コミカルだな〜。面白い!思うままに体が動かせなくてもキレることないし、気長なところ…。子供が好きなところ…。よく笑うところ…。人を大切にするところ…。言葉にできないな…とにかくそばにいたいと思わせる良さがあるな〜

 

なんて思いつく限りの言葉を伝えました。

するとツレからのリターン。

 

私の知らないことを知ってて、思いつかない発想をするところ…面白い…。大切だと思う人には大切にする…。
ツレ

 

あっ、そうだな…私って友達少ないし、人見知り激しいし、ほとんどの人とそれほど仲良くなろうとしないな〜。

 

優しい…
ツレ

 

あっ、優しいって思ってもらえてるんじゃ…。

 

ほんまに優しい?
そうじゃない時もあるけど優しいよ〜
ツレ

 

ホッとしました。

1回目のホメ合う会を開いてみて思ったのは、人から指摘されて気付くことってあるということ。

でも人から言われるより、自分でホメた方が効果としては大きくて、ツレから指摘されても自分がそう思っていなければピンとこないこともありました。

ホメられるのは自分の良さに気付くきっかけとしては有用だと思います。

あとホメ言葉を誰が言うかも大事で、ホメそうにない人がホメた場合の方が真実味が増すので喜びが大きいですね。

また顔を合わせる度にツレとホメあって、ホメるのが当たり前になるぐらいに習慣化して仲を深めていこうと思います。

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