『手取り17万円の勤め人が「僕ちゃん天才」と言い始めたら年2400万円稼げた超成功法則」ポール著(ダイヤモンド社)
タイトルからお察しの通り、自己肯定感をいかに高めるかを重視した内容の本です。
著者のポールさんはメルカリでの販売と賃貸不動産経営で収益をあげた方です。
勤めていた児童養護施設の子供たちとの関わりで、人間は自己肯定感が必要ということを学んだようです。
元々ポールさん自身は自己肯定感が高まるような育てられ方をしてきた人なのだそうです。
だから元々本書の中で表現されている常識を飛び越えたクレイジーマインドの持ち主ではあったとは思います。
そして「僕ちゃん天才」を公言することに代表される持ち前の思考で、様々なことにチャレンジして財産を築き上げたのでした。
自己肯定感が低いと悲惨なことに‥
さて、僕の実体験のお話です。
30代前半で腰痛改善を謳う整体屋さんのお弟子さんになろうと思いました。
そこに見習いのような身分でお店に通い続けていたのですが、自己肯定感が低い僕はこの状況に不安を感じてしまいました。
その前は福祉の仕事をしていたのですが、福祉の仕事に面白みをあまり感じていなかったのと他の世界を見てみたいという思いがあって飛び込んでみた整体の世界です。
実際に飛び込んでみてこの世界で自分がうまく立ち回っているイメージが全く持てず、日に日に後悔をするようになっていったのでした。
それで最終的にどうしたかというと、お世話になっているお店のオーナーに泣いて詫びました。30過ぎてからの大号泣です。
やめたい旨を切り出す時に無茶苦茶怒鳴られると思ったのです。だから泣いて許してもらうという本当に子供のような手段でその場を切り抜けたのですね。
なかなか正規職員にトライできなかったのも、以前の記事でも書きましたが、他の職場に行くことが怖くて元の職場に出戻りしたのもそうですし、ひきこもり時代の経験もあって僕はまともに社会で生活できないと思うようになってしまいました。
自信が喪失した状態で、それからずっと自己否定を繰り返したまま大人になったのです。
成功体験もある程度積み上げてはきたのですが、成り行きのみだと意識改革をする前に歳をとってしまうと感じたので、ポールさんの本を参考にして意図的に意識を変えていこうと思いました。
自分の良いところを書き出す
今回実践してみたのは『手取り17万円‥」の本の中で紹介されていた作業です。
10分間の時間設定を行なったうえでツレと一緒に僕の良いところを紙に書き出していきました。
「話し方が優しい!」「可愛い顔をしている」「根は優しい」「向上心がある」・・・・・これ全部僕が言った良い点です。
ツレがそばにいようが、恥もへったくれもありません。
思っている自分の良いところをどんどんあげていきました。時間設定をする利点は時間が限られているから、躊躇している余裕がなくなるという点です。
一方ツレがあげた僕の良いところはというと・・・。
「雰囲気が良い!初めて会った時に『あっ!この人良い雰囲気〜』って思った〜」
それからしばらく間を置いて、「優しいとか・・優しいとか・・・・」
そしてまた間を開けて、「昔と今が大きく違う!」「・・・・それは良い意味で違うってこと?」「うん・・良い意味。でも、元に戻ることがあるけど・・考え方とか・・あっ!あとお願いしたらたいていのことはやってくれる!嫌っていう時あるけど・・・」「さりげにマイナス言ってない?」
結果は10分間の間で僕が28個。そしてツレが4個という結果となりました。
ツレの4個というのが無茶苦茶微妙です。こんなものなのでしょうか・・。
きっと良いところを潰すぐらいに僕の悪いところが目立つのでしょう・・・。
人からの評価よりも自己評価が大事なので、28個でたことは素晴らしいと思っています。