メンタルヘルスを改善させる方法
近付かないという選択肢
先ほどスーパーで買い物をしていると若いお母さんが子供をショッピングカ-トに乗せて買い物を楽しんでいました。
えらく若いお母さんで、お母さんというより「ママ」といった風貌でした。
商品をカゴに入れてレジに向かうと、たまたま目の前にそのママさんと子供が並んでいたのです。
順番待ちをしながら何気なく視線を足元に落としてみると、ママさんの足首にタトゥーが入っていました。
しかも両足のアキレス腱周辺に・・。
そしてママさんはレジでタバコも購入していました。
なんだ「毒きのこ」かい…。
キノコも人間も派手なものには毒がある。
最近そんな風に他人にたいして偏見を持つようになっています。
毒きのこ的人間に近付いて被害を被るぐらいなら、偏見を立ててでも前もって避けるようにしています。
それが処世術てなもんです。
徳島市内での銭湯でのこと
昔四国のお遍路に行ったときのこと。
突然の雨でずぶ濡れとなって体温を奪われたので、銭湯でひとっ風呂を浴びることにしました。
回復させるために湯船に浸かったのですが、これがなんとも言えない心地よさで、つい隣で浸かるお爺さんに声をかけたのでした。
当時対人恐怖症に苦しんでいた私にしては珍しい行為です。
「ああ、気持ち良いですね・・・・・。」
何を言ったか忘れましたが、私のこの呼びかけにお爺さんはにこやかな表情で返答をしたことを覚えています。
そして湯船から上がったお爺さんの後ろ姿。
当時18歳の私には背中に巨大な墨の入った後ろ姿は衝撃的でした。
そして、我に返って周囲を見渡すと、そのとき銭湯内にいた私以外の全てのお爺さんに墨が入っていたのです。
昔懐かし、ドリフのコントのようでした。
だめだこりゃ・・。
中野裕弓さんの本から
ところで今日お伝えする内容はそんな墨の話ではなく、寝る前に感情を修復しようというお話です。
それは、この本から授かった知恵です。
「世界でいちばん自分を愛して」中野裕弓著(日本文芸社)
今から紹介するのは、マイナス思考に考えが傾いた時に簡単にできる感情の修復法です。
「消灯後、寝る前に、自分の両手を身体に回し、ギュッと自分自身を抱きしめ、大好きと言って寝る」というものです。
どうですか?なんだか恥ずかしくないですか?
「大好き」って言いながら自身の身体を抱きしめることは全然できるのですが、これをやっていることを人に知られることがあまりにも恥ずかしい。
そんなことを言い始めたら神社で裸足になったり、「ありのままで完璧です」とか言ったり、これまで取り上げたワークはほとんど人に知られたら恥ずかしいものなのですが、ずば抜けてこれは恥ずかしい実践内容です。
「大好き」と自分に言うのが何だか「乙女な感じ」がして恥ずかしいのです。
スーパーで出会ったタトゥーのママさんに、こんなことを私がやっていると知られてしまった日には吸ったタバコの煙を顔面に吐きかけられてしまいそうです。
ここで朗報です。
「世界でいちばん自分を愛して」を読み直してみると「大好き」ではなく「大丈夫」という言葉を使っても良いようです。
ポイントは、きちんと声に出し自分の耳にその言葉を聞かせてあげること。
これで翌日、起きたときの心の向きも、疲れの取れ方も違うそうです。
3日も続けるとだいぶ慣れてきて、最初の照れもなくなるようです。
また4日目の朝にはかなりフィールグッドの度合いが増していきます。
これはやるしかないでしょう。
「大好き」は恥ずかしいものがあるので「大丈夫」と言って今晩はベッドで自分自身をギュッと抱きしめてやるのです。
人間関係から学ぶ日々
というのも本日は職場で嫌なことがありまして、それで気分が少しすぐれない状態になっていたのでこのワークを急遽取り入れてみることにしたのです。
人から傷付けられると、その人に対して不信感が湧いてきますね。
人から傷付けられて、今日はふっと彼女の気持ちが解ったような気がしました。
彼女は病気に対して真剣に向き合ってこなかった期間が長く、そのことに対して私は不満を溜め込んでいました。
すると、みるみるうちに病状は悪化。
彼女は歩けなくなっていきます。
そんなときに私は我慢できなくなってしまうのです。
落胆・・失望・・・ほれ、見たことか・・。
そんな思いがあって、感情のままに酷い言葉を彼女に吐くことが度々ありました。
一番辛いのは彼女とわかっていながらです。
職場で理不尽と思われる態度を同僚からとられ「ああ、こんな気持ちだったのかな…」なんて彼女のことを考えたのでした。
今日の愛のコーヒーカップ理論
そんなこともあった1日。
最後に愛のコーヒーカップ理論のカードがを引いてみました。
せ~の!よいしょ!
今の私にぴったりのカードでした。
「大丈夫!」と言いながら自分を抱き締めて眠るのです。
それではカードの通りに今晩はたっぷりと眠りたいと思います。
まだご飯も食べていないし、お風呂にも入っていないけど…。