筋トレで無敵な状態になる!!
まだ弱気のままの自分
筋トレや運動を続けることで頭が良くなり、自信がつくということはよく言われていることです。
それだけではなく、どうやら創造性・ストレス耐性が高まるなど良いことづくめのようなのです。
私のバックボーンは10代の頃に精神を病んでひきこもったところから始まります。
既に今は40代。
まだ10代の頃のことを尾を引いているのか?と呆れられそうなのですが、これが尾を引いているのだから仕方がない。
私のような対人恐怖や抑鬱状態になって、自信を失ってしまった人が社会生活をおくる自信を取り戻す方法が筋トレや運動にあるということなので、今回はそのことについて紹介していきたいと思います。
一流の頭脳
「BRAIN 一流の頭脳」アンダース・ハンセン著(サンマーク出版)
著者はスウェーデンの精神科医です。
本の内容は運動をすると集中力・記憶力・創造性・ストレスに対する抵抗力が高まり、思考の速度が上がるなど良いことづくめですよ!ということが医学や科学のエビデンスから紐解かれた本です。
いかに運動が大切か?そしてどのような内容の運動が頭をよくするためには必要か?ということが書かれているので、運動を始める意欲を高めるのにはうってつけの本だと思います。
まず運動は朝に行う方が良いという見解が述べられています。
その理由としては、運動後に集中力は高まり時間の経過と共に薄れていくからです。
一般的に集中力が必要とされる時間帯はお昼です。
夜勤仕事などがあれば別ですが、たいてい皆さん日中に仕事を行っているので、集中力のピークをお昼に持ってきた方が良いというのが理由なのです。
ということは、最も集中力が必要な時間帯に合わせて運動する時間帯を変える必要があるということでもあります。
だから朝の運動が全ての人にとって良いというわけではないのです。
また回数に関してはフィンランドやチリでの研究によると、週に2回以上運動している人は、ストレスや不安とはほぼ無縁の状態となるそうです。
ということで「BRAIN 一流の頭脳」を読む限りでは日中仕事をしている私が集中力を高めて、ストレスと無縁な生活を送ろうと思ったら、早朝に、そして週2回で充分ということです。
心を壊さない生き方
Testosteroneさんの著書「心を壊さない生き方」(文響社)を参考にします。
こちらの本は運動が心にどのような好影響を与えるかということが紹介されている本です。
タイトルを見てお察しの通り、運動することで精神面への好影響が述べられていました。
ただし運動を1週間で6時間以上行うとメンタルヘルスが悪化するという見逃せない研究結果も紹介されています。
「一流の頭脳」の場合、サイクリングやウォーキングなどの有酸素運動をお勧めしていたのですが、「心を壊さない生き方」の中では、有酸素運動と筋力トレーニングを比較した場合、どちらも、何もしないグループより(心の)落ち込みの低減が観察されとのデータが紹介されていました。
また有酸素と筋トレの両方を行なった群はより大きな落ち込みの低減が観察されたという研究結果も紹介されていました。
だからこれだけを見るとバランスよく有酸素と筋力トレーニングを双方トレーニングに取り組んだ方が良いようです。
しかし様々な研究で、有酸素運動を行なった群のみ落ち込みの低減が見られるという研究結果もあれば、落ち込みの低減は有酸素と筋トレでさほど違いがないと述べられている研究結果もあるそうです。
結局は個人の置かれている状況や好みによって使い分けても良いようで、私の場合は見た目をトレーニングで変えていきたいと思っている面もあるので、筋肉を大きくするために筋トレを優先したいと思います。
筋肉がついてきたら見た目が変わる・・・これも大きい
昨年の年末にパーマをかけました。
外見が変わったことで、周りの人たちの反応も変わったように思います。
それが嬉しくて、鏡で自分の姿を見るとウキウキするようになりました。
見た目が変わったことで、なんとなく人当たりに対する自信が芽生えつつあります。
パーマひとつでこれだけはしゃいでいるわけですから、きっと筋トレをして体付きが変わってきたら、ますます変な・・いや、自信が付いてきて、すぐに上半身を脱いで鏡でチラチラと見るような人種になるんだろうなと思うのです。
パーマをかけた今のヘアスタイルを維持したいと思うくらいだから、筋肉がついたらそれも維持したいと思うはず。
辛い思いをしながらも(運動後に爽快感などの内面での恩恵はあると思う)毎日ジムに行くトレーニーの気持ちも、そう思うと理解ができます。
メンタルヘルスの向上
「心を壊さない生き方」の前半は、対談形式でトレーニングのメンタルヘルスへの影響が述べられています。
このパートは堅苦しさがないぶん非常に読みやすい内容です。
後半は様々な心の不調の症例が漫画の形式で紹介されているのですが、そのような心の不調に陥ったことのない人にはなかなか関心を持って読むのは難しい内容かもしれません。
ちなみには私は「ひきこもり」の時期に心を病んでいるので、「不安症」や「強迫症」などの項は共感する部分がありました。
さて職場で不安を感じることがこの頃は多いので、メンタルを改善させるためにこれから運動に行ってきます!!