ネガティブな感情を打ち払う
以前の記事でレジリエンスの高め方を記述しました。
レジリエンスとはここで簡単に説明すると「立ち直る力」と表現します。
結論を述べると、レジリエンスを高めるためには自己肯定感を獲得することが重要です。それは認められる経験や褒められる経験で育まれていきます。
↓自己肯定感を高めるための記事
https://hgtkni13kg.xsrv.jp/自己肯定感が高まると無敵な状態になっていく%E3%80%82/10936/
具体的な方法は、簡単なタスクを自分に課して、それを達成するたびに自分を褒める習慣をつくることです。
レジリエンスは大人になってからも高めることは可能です。今回の記事で説明するのはレジリエンスを発揮するのに必要となるネガティブな感情を打ち払う方法です。
そのネガティブな感情を打ち払う効果的な方法を3つ紹介します。これはメンタリストDaiGoさんの著書である「運は操れる」(マキノ出版)を参考にしました。
↓運は操れる
2、ヨガ・瞑想
3、筆記開示
以前の記事では運動について紹介しました。
今回は2のヨガ・瞑想と3の筆記開示についてです。
筆記開示について
まずネガティブな感情をそのままにせずに「見える化」することが大切です。
筆記開示の方法はノートやメモ帳に、抱いた感情を言葉にして書き出します。
それは「ぼんやりと落ち込む」「なんとなく不安」といった曖昧でネガティブな感情を具体化・客観化していくという作業で、ネガティブな感情を文章にすることで明確化していくのです。
それが感情をコントロールして立て直していくことにつながっていきます。
感情を紙に書き出すことが有効であると紹介している本は他にもあります。
まず「科学的に元気になる方法を集めました」堀田秀吾著(文響社)です。
この本の場合は、作業を行うときに駆使する脳のワーキングメモリーにゆとりを持たせるために、紙に不安な感情をひたすら書き出すことをお勧めしていました。
↓紙に書き出すことで不安と上手に付き合っていく。
https://hgtkni13kg.xsrv.jp/不安を感じることで活動が停滞しているときに効/6280/
不安な感情を抱いた場合、その感情にワーキングメモリーが占められてしまいます。
そこで紙に書いていくことでワーキングメモリーに占められていた感情が発散されていくので、作業効率が上がっていくというものです。
これはエクスプレッシブ・ライティングと表現されている方法です。
書き出して不安感を解消することで、前に進んでいくことができるのです。
また、大木ゆきのさんの著書「宇宙は逆さまにできている!」(KADOKAWA)という本の中では、恐れの感情を受け入れることもお勧めしていました。
ネガティブな感情を遠ざけずにそのままに感じて受け入れるのです。
それは感情に逆らわず避けるのではなく、そのまま寄り添うということです。
寄り添うことで感情は沈静化されていきます。さきほどのエクスプレッシブ・ライティングと比較して、それほど感情を言語化するものではありませんが、モヤモヤしている感情を否定せずに直視して、認める作業となります。
思考を止める
さて個人的に自分が実践するとなると、どうするかという話になります。
今まで私の場合は「元ひきこもり」ということもありまして、これまであまりにも1人で作業をする時間が長すぎました。
だからモヤモヤしたときに1人で紙に感情を書き出す作業をなるべく避けたいところなのです(孤独な作業はもう結構…)。
感情の言語化がネガティブな感情を打ち払ううえでのポイントならば、紙に書き出さなくても人に聞いてもらうのも有効かと思います。
人に愚痴や泣き言を言うのは生産性がないことだと思っていたのですが、それはそれで自分の感情を受け入れて前に進むためには有効な作業なのかもしれません。
また、これも「宇宙は逆さまにできている!」大木ゆきの著(KADOKAWA)に書いてあった方法ですが、ネガティブな思考を止める方法として
10秒間何も考えない時間を設けるという方法も紹介されていました。
もともと思考というのは不安を予期する習性があるので、思考自体を10秒間止めて、ネガティブな思考自体を頭の中から排除するのです。たった10秒間なので、使い勝手が良い方法だと思います。
瞑想をお勧めする
次にヨガと瞑想についてです。
ダルシムじゃあるまいし(古い?)私はヨガを行う気はないのですが、瞑想については毎日5分間の時間を設けて今でも実践しています。
まず効果については多岐にわたります。脳が瞑想に慣れてくると注意力が高まり、意志力が向上していきます。
また心身をリラックスさせる効果に加え、ストレスの管理や衝動を抑制する効果などもあるのです。
続いて瞑想を行ったときの変化についてです。
「運は操れる」の著者DaiGoさんは瞑想を行っているそうで、そのときの変化も本に記述していました。
最初は3分間くらいから始めました。そして、朝・夜5分間ずつを3週間ほど続けていくうちに、自分の状態に変化があったのを覚えています。あちこちに散りばりがちな気持ちを抑え、落ち着きを与えてくれたのです。
「運は操れる 望みどおりの人生を実現する最強の法則」DaiGo著(マキノ出版)
大切なのは短時間でもコツコツ続けることなのだそうです。
瞑想の具体的な方法について
本の中で紹介されている瞑想方法は「数息感」と呼ばれるものです。その具体的な方法を紹介します。
2、前方1、5メートルあたりをぼんやりと見つめる。
3、ゆったりと呼吸しながら吐く息を数える。
4、吐く息を10まで数えたら1に戻る。
5、また1から10まで息を数え続ける。
(このときに意識が逸れたら、リセットして1から数え直す)
私の場合は、実際に取り組んでいる瞑想法は数息感ではありません。
ただ5分間タイマーをセットして、半眼の状態で先を見つめて、呼吸に意識を向けながら頭の中を空白状態になるように意識はしています。
しかし、さきほど引用した著者のDaiGoさんのように明確な意識の変化にまでは至っていないので、やり方がまずいのかもしれません。
瞑想中につい雑念が湧き出てしまうことが多くて、そちらの方に意識を持っていかれてしまうのです。
また毎日続けられずに飛び飛びに実践してしまうのも効果が出ない原因かもしれません。
きっちりと瞑想方法を実践していると3週間で変化を感じられるようになるとは驚きです。
瞑想のやり方は数多くあります。「数息感」だけではなく、他のさまざまな瞑想のやり方を学んで、自分に合ったやり方をコツコツと続けていきたいと思います。