笑顔の大切さに気付きました
人様に見せられない顔でした
「君はもっと笑顔の練習をしたほうが良いね…」
この台詞は、19歳の頃に中学時代からのツレが、「面白い人がいる」と言ってわざわざ大阪から呼んだ一つ年上の男性にさりげなく言われた言葉です。
そのときは気に留めていなかった言葉ですが、いまでも覚えているということはこの言葉にどこか引っかかるものがあったのでしょう。
ひきこもりの時期は感情に蓋をしていたので当時の写真を見ると今では考えられないぐらいに無表情で目が吊り上っていました。
そのころは被害妄想が強かったせいもあり、自分以外は皆敵!という心が擦り減ってしまう様な思考の癖があって、それが顔に出ていたのだと思います。
10年以上経って、やっと笑顔の大切さが解ってきて表情に気を使うようになったというわけです。
笑顔を実践する
いろいろと本を読んでみて知ったことですが、口角を上げるだけでも脳は何か楽しいことがあったと錯覚を受けるようです。
脳の特性で、そこから楽しいと感じることに焦点を合わせて楽しい現実を引き寄せていくようです。
それを知って10年以上前、当時村八部となっていた職場で(半年前に退職した職場に出戻りして総スカンを喰らった)さっそく笑顔を取り入れてみました。
存在を消した状態で仕事をしていましたので、仕事中にほとんど喋ることはありませんでした。
職場の皆が自分のことを陰で悪く言っているのは知っていたので半端ない緊張感です。
それでも何とか口角だけはあげて粛々と仕事をしていました。
しかし、フッと気が緩むことがあって「は~疲れた…」と呟いてしまうのです。すると、後日呼び出しを喰らって「仕事中に疲れたとか言うのはやめてほしい…男なんだからみっともない!」と切り捨てられるのでした。
笑顔を作ると楽しい現実が引き寄せられるんじゃないのかよ!?しかし、他に打つ手もないので笑顔を続けていきました。
100円ショップで手鏡を購入し、暇があれば笑顔のチェック。そして、家にいるときは鏡を見て1分間笑顔を作るという時間を設けることにしました。
ほかにも何かできることは無いかと思い、割り箸を加えて口角が箸より高く上がる様に練習を行ってみたのですが、これは長続きしませんでした。何より箸がもったいない。
ツレは眉間にシワが寄りません。それが不思議で一度意識して眉間にシワを寄せてもらったのですが、それが彼女はできないのです。
このとき人間の顔の構造上口角をあげると眉間にシワが寄せられないということを発見しました。
笑顔でいることで今後予想される展開
笑みをたたえて眉間の皺がつるつるだと人相が良くなる
↓
そうなると人が寄ってきやすくなる
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人はさまざま機会を与えてくれるので何かしらのチャンスに恵まれ人生が豊かになってくる。
何か書いていて自分でも打算的だな…と感じるのですが、仏頂面より断然笑顔の方が人間関係が豊かになっていくと思います。
笑顔が功を奏したのか?顔に艶を出しことが良かったのか?村八分だった職場からとうとう抜け出すことができました。
↓確かに顔に艶を出したり、笑顔でいることで状況が好転していきました。 目次1 顔に艶を出してみる1.1 人生がうまくいかなかった時期1.2 それで顔に艶1.3 それでも塗り続けてみる1.4 クリームを塗り続けて指摘される 顔に艶を出してみる 人生がうまくいかなかった時期 ... 続きを見る
顔に艶を出してみた歴史。
取り組み始めた1年後。晴れて私は正社員になることができました。給料が大幅に上がりボーナスも頂けるようになりました。なにより村八分ではないのです。
村八分時代には私より十歳近く年下の正社員の若者たちが目の前でボーナスの話をしているわけです。若さとは残酷な一面がありますね。
「〇日ってボーナスじゃろ?」
恨めしそうな顔をするわけにはいかないので、そういう話題になった途端に私は何も聞こえていないふりをするわけです。
役者ですよ・・こんなことばかりうまくなっていく・・・。
今度は笑顔を指摘される
新たな職場でも笑顔は続行。すると私の目の前に座っている先輩から指摘が入りました。
「なんかニヤニヤしてるよね?やめた方が良いよ!」
(えっ!!ニヤニヤ!!!?)
渾身の笑顔のはずが傍から見るとただニヤついてるように見えたようです。恥ずかしくてすぐに真顔に戻りました。
しかし、これも私の笑顔が不自然で中途半端なのが原因なのです。
笑顔を意識しなおしてから1年ほど経ったときに他の同僚に言われた言葉です。
「○○さん(私の名前)って笑ってるイメージがあるね~」
きゃーやったーやったわー!!!苦節5足らず・・・今までやってきたことが実った瞬間でした。
思わず私は嬉しくて「マジで!?」と聞き返したのでした。
何が要因かは解りませんが私の人生も好転したわけですから皆さんも試してみてはいかがでしょうか?
(↓良い本だと思うので、ぜひ読んでもらいたいです)
引き寄せの法則
様々な本に「引き寄せの法則」というものが紹介されています。
「引き寄せの法則」は「引き寄せ合う」ということです。
それは同類・似たものを引き寄せ合うということです。同じような思いや感情を抱いている人、また思考だけではなく自分の心の状態が現実を引き寄せるのです。
そうなると引き寄せについて最強の吸引力をもっているのが「笑顔」というわけです。
先ほども紹介しましたが、口角を上げると脳が楽しいことがあったと錯覚して、楽しい気分になります。楽しい気分でいると楽しい出来事を引き寄せるということです。
「ぼくたちは習慣で、できている。」佐々木典士著(ワニブックス)を読むと、「トリガー」という表現が使われています。
トリガーとは引き金のことですが、習慣を誘発する引き金と私は解釈しています。
習慣として定着させるためには「トリガー」を駆使することが有効です。
本書の中では「毎日ドライヤーをかける時にスクワットする」「歯磨きをしながら部屋の中からいらないモノを見つけて探す」「寝る前にヨガマットを敷いたままにしておき、起きた時にヨガマットを見てすぐにヨガを始める」など新しい習慣を定着させる方法を提案していました。
この場合、「ドライヤー」と「歯磨き」と「敷いたままのヨガマット」がトリガーとなっています。
笑顔にトリガーを掛け合わせるのです。
しかし笑顔を定着させるトリガーが今ひとつ見出せません。
そこでブログを書く時には口角を上げて笑顔を作るというルールを自分に課してみることにしました。
カフェでブログを書くことが多いのですが、いまマスクを着用しているので笑顔でブログ作業をしていても誰にも不審がられません。時代?が私の背中を押しているようです。