目次
幸福になる方法を知っているか、知らないかの違い
人生は公平ではないということ
興味深いことを学びました。
幸せと不幸の差は単純に「幸せになるための知識の差」だけということが「99.9は幸せの素人」星渉著(KADOKAWA)に書かれていました。
それなら幸せな人生を送ろうと思ったら、さっさと幸せになる知識を蓄えて実践したら良いのです。
世の中には、同じ年齢、同じ性別、同じ仕事、同じ年収、同じ場所に住んでいても「幸せな人」と「不幸な人」がいます。この違いはいったい何によるのでしょうか。その答えはとても簡単です。
「幸せになるための授業を受けたか、受けていないか」の差だけです。
「99.9は幸せの素人」星渉著(KADOKAWA)
この世には同じ人間なのに明らかに恵まれている人と恵まれていない人がいます。
私の妹は産まれてすぐに亡くなりました。
すぐに亡くなっているわけですから、とびっきり不幸な目にもあっているわけではありません。
しかし幸せだと思える体験ができているわけでもありません。
私は子供心に妹が亡くなったことで、世の中(生きることに関して)平等ではないんだな・・と解釈をしました。
ツレは病気によって体に麻痺が残る車いすユーザーです。
就職口も限られ、住む場所も限定されるなど、社会的な保障を受けられるメリットはありながらも、やはりそれだけでは補えないほどの不自由な目にあっている姿を間近で見てきました。
しかしツレはよく笑い、楽観的な人です。
病気になってそのような性格になったのか、もともとそのような性格なのかはわかりません。
私の方が肉体的な自由と、それに伴って生きる上での選択肢も多いのは確かです。
しかし私はツレよりもネガティブな面が強いと思います。
その性格的な面で、もしかするとツレよりも私の方が不幸なのかもしれません。
幸不幸は主観の問題です。
このようにその人が体験している現象だけで幸不幸を決めるのは単純すぎるわけです。
幸不幸を決める場合はその人の内面を加味して判断しないといけません。
そんなことを言い始めるとキリがないのですが、この「99.9は幸せの素人」星渉著(KADOKAWA)は人の幸不幸は平等ではないというところが前提となって話が進められています。
幸せと不幸の差は単純に知識の差だけということで、本の中では幸せになる方法が具体的に科学的なデータに基づいて紹介されています。
この本から2つ、人生の満足度を高める方法を実践することにしました。
人生の満足感を高める方法
2、毎晩数分間「いい出来事」を空想する
作業環境をキレイに整える
まず作業環境をキレイに整えるというお話についてです。
キレイな職場と汚い職場に被験者をランダムに連れていき、それぞれの人生の満足度の調査を行った場合、キレイな職場にいる人の方が人生の満足度が高かったそうです。
このことから人生の満足度は環境の影響を受けるということが理解できます。
だから働く場所や住む家などの住環境はとても大事なのです。
環境を整えるだけで満足度が上がるわけですから整理整頓は大事なわけです。
ちなみに「整理」と「整頓」の区別が私はついていなかったのですが、調べてみると「整理」は不要なものを処分することで、「整頓」は必要なものを配置することらしいのです。
工事現場などで5Sの標語が掲げられて、「整理」「整頓」「清掃」「しつけ」・・あとひとつは何かは忘れたのですが、「整理」も「整頓」も一緒じゃん・・とずっと思っていたのですが、どうも異なるようですね。
そして、この知識を得て設定した実践すべき課題は毎週決められた曜日の仕事が始まる前にデスクをキレイにすること。
そして自宅のスタンディングデスクの上をキレイにしようとも思いました。
↓ちなみに最近お香を炊くことが多く、灰がデスク上に落ちまくっている。
そして写真に収めてはいませんが、職場のデスク上も書類が散乱しており、同僚たちの中で図抜けて荒れています・・。
クリエイティブな作業をする場合、散らかっている方が作業効率が高まるという説があるのですが、それも人によってまちまちのようですね。
実際に作業をしようと思ったらデクス上が整理されている方が作業はしやすいとは思います。
毎晩数分間「いい出来事」を空想する
そしてもうひとつの課題は、「翌日起こるかもしれない、いい出来事」をいくつか空想するというものです。
2週間継続すると、空想を続けた人たちの幸福度は全体的に大きく増加したそうです。
良いことを空想・妄想すると脳の側坐核という部位が刺激されてやる気が活性化されるそうです。
だから私生活だけではなく、仕事でなかなかやる気が出ない時は毎晩数分間布団の中で空想するだけで働く意欲も湧いてきます。
私生活では将来このようなことが起きて欲しいな・・・という願望があって妄想することがあるのですが、仕事面でこうなって欲しいな・・・という具体的なイメージが私の中ではありません。
仕事はただ収入を得るためだけの場という意識が強く、このような状態のままでは仕事に対してなかなか意欲的にはなれないと思います。
仕事に取り組んで「どうなりたいか?」という将来の願望を意識していこうと思います。
ちなみに妄想・空想でも良いということは、起きる実現性が低くても効果があるということです。
体と心はつながっていると感じる
週末になって下痢が続いています。
あと体がだるく明らかに体調を崩しています。
だからなのか、職場に関する良い空想が全く浮かびません。
嫌なことや不安なことは過去に山ほど体験しているので、頭を使わなくても思い出せば良いだけです。
疲労がたまり体調を崩すとろくなことを考えません。
週末に体調を崩したせいか同僚に対してもロクな思いが持てずにいます。
私の体験知になるのですが、後ろ向きな考えを持たせないためにも体に無理をさせてはいけません。
体を労って睡眠をしっかりととり、体を温めたり冷やしたり、整体を受けなるどのメンテナンスも必要です。
「99.9は幸せの素人」を読んでいると希望の持てる考え方を学びました。
体が弱っている時は鬱々となって、つい自分の将来に対して悲観的になってしまいます。
そうなるとお決まりのように「俺の人生これで良いのか・・。もっと若ければ・・」と考えてしまうのです。
しかし、20代と60代の幸福度はほぼ同じで、80代の方が20代よりも幸福度は高いそうです。
なぜそうなるのかは言及されてはいませんでしたが、20代の頃は理想の人生と現実のギャップや他者との比較によって苦しめられて不幸になるということが考えられ、80代になると20代の頃より先のことを考えなくなる(?)可能性や、比較する相手もそれほどいなくなるため現状を受け入れやすくなるから幸福度が高まるのかなと思いました。
年齢を重ねることに今まではネガティブな思いを持っていました。
しかし内面は年を重ねた方が充実しているようです。
さて今回の実践方法のおさらいです。
人生の満足感を高める方法
2、毎晩数分間仕事に関して「いい出来事」を空想する(2週間)
また、いい出来事を空想するには体調の影響がとても大きいので、常に日頃から体を労ることも必要だと思います。