目次
ツレとすごく仲良くする条件
俺はモラハラ野郎なのか?
いまツレはパソコンの購入を考えています。
ということで、とある日に2人で家電量販店に出向いてパソコンの検討を行ったのでした。その日の夜のこと、ツレが私に頼み事をしてきたのです。


字面とアイコンの顔イラストで伝わりにくいと思いますが、結構な勢いでツレに怒りました。
ツレは人に言葉で説明をするのがすごく苦手で、それを私に任せようとしたのです。
それだけが理由なら、私は引き受けたかもしれないのですが、ツレと彼女のお父さんとの仲は決して良いわけではなく、コミュニケーション不足に陥っている点が多々あり、そのためにツレはお父さんから援助を受けられていないところがあるように見えたのです。
僕が考えるツレの心理
私と同居したいという旨を訴えてくる→親子関係の問題がある→職場でも肩身の狭い思いをしている→家と職場から離れたい→私との同居を逃げ道にしている
つまり、問題が抱え切れないから私のもとに逃げ込もうとしているだけに見えたのです。
その不満が根底にあって怒り狂ってしまいました。
身体面や精神面だけではなくなぜ家族間のこともケアしないといけないのかと・・。
しかしもう一方で、私は私でそれほど怒るようなことでもないことに怒っているだけなのではないか?という疑問も自分に対して抱いているのです。
実は俺は単なるモラハラ野郎なのか?
仲良くしたいのにどこかでツレに対してわだかまりがあって、地雷を踏まれたときにそれが露見してしまう。
そして、つらつらと自分を責めたりツレを責めたりを繰り返す・・・。
DVを行う人は相手を見て暴力や暴言を吐いていると言います。DVは言い過ぎだとは思いますが、人を見て怒るという傾向は私にもあると思います。
私が怒っているときにはツレは黙っていることが多く、自分の言い分を伝えてきません。
ツレからの反撃を受けないから調子に乗ってしまい怒りがエスカレートしてしまうのです。
もし、ツレが反撃するタイプなら私も恐れの感情で怒りを表出しずらくなってくるとは思うのです。
病気の原因?
関係を良好にするために私とツレのパワーバランスを対等にする必要があると思います。
意思の力だけで穏やかに過ごそうと思ったのですが、何度も決意してもこれまでそれができなかったわけですから意思にも限界があると悟りました。



自分のことを棚に上げてツレに対してついそのようなことを言ってしまいます。
昔から感情に蓋をして生きてきたようで、その表出の仕方が彼女はわからないようです。
だから表現の仕方が言葉ではなく病気になってしまったのではないかと思います。
ツレとの関係を対等にするために彼女の言うことに耳を傾けないといけないと思います。
彼女が安心して病気に頼らずに自分を表現できるようになれればと思うのです。
他にツレとの関係を良好にするために思いついたこと。
パワーバランスを対等にすることで、安心して自分を表現してもらう以外にも関係を良好にしていく方法がいくつか思いついたので、ここに記録して実践していきます。
心身ともに健康であること
2人でお話をしているときにも楽しむという心
休息をしっかりととる
時間に余裕を持って行動する
トイレの場所を確認する
病を治すことに執着しない
「心身ともに健康であること」
は半身麻痺のツレを介助するわけで、彼女の体を支えるためには私の体が丈夫である必要があります。
そして、心が健康だと前向きに物事を考えられるようになるので、困難なことがあっても悲観的にならないと思うのです。
しかし、世の中には車いすユーザー同士の夫婦が存在するので、体が不自由でもヘルパーさんなどの他人の力をお借りすれば、なんとかなるのかもしれません。
だから、体よりも心が前向きで意欲的であることが重要だと思うのです。
「休息をしっかりととる」
これは心身の健康に繋がるもので、肉体と精神が健康であるためには休息が必要なのです。
鈴木佑著「不老長寿メソッド 死ぬまで若いは武器になる」(かんき出版)
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現在この本を読んでいるのですが、身体を活発にするために必要な要素は「苦痛」と「回復」なのだそうです。
そして「苦痛」(刺激?負荷?)と「回復」はどちらも同じぐらい大事なのです。
というわけで体の健康と穏やかに前向きな思考と精神を保つために、「苦痛」だけではなく休息(回復)を意識しようと思います。
思いつく休息の方法は何も考えない時間を設けること。また、睡眠。そして、森林浴や消化器官を休ませるための断食。などが思いつきました。
2人でお話をしているときに楽しむという心
これまでツレと一緒にいる時の会話の内容が、私からは治療のこと、また考え方について本から得た知見を伝えるばかりで、ツレからは学生時代の楽しかった時の話ばかりでした。
2人の間に「病気」という共通のテーマがあったから同じ方向を向いているように見えますが、病気も何もない状態で2人っきりになったときに共通の話題があるのかとあるときフッと不安になったのが始まりでした。
ツレの病気は治るという思い込みがあったのですが、もしかすると病気はこのままではないかという可能性も考えざるおえなくなりました。
となると、「病気」「治療」などの話題以外で楽しいと思えないと一緒に過ごせないと思ったのです。
考えすぎかもしれませんが、一緒にいて楽しいと思えることは重要で、幸運なことにツレの性格が明るくてよく笑うことが救いになっています。
だから会話はすごく大事なのです。
時間に余裕を持って行動する
ツレは人より準備に時間がかかるので私が早めに行動しないと遅刻をしてしまうという話です。
私がもともと時間にルーズなので、それに加えてツレの身支度が加わると焦ってしまって喧嘩になるのです。
だから、穏やかに生活するために私が早めにゆとりを持って行動することで、苛立つ状態を避けるのです。
トイレの場所を確認する
これも時間に余裕を持って行動すると同じ理由で、トイレに行きたくなったときに、すぐ近くに多目的トイレがないと焦ってしまって苛立つので、喧嘩になるのを避けるために、多目的トイレの場所を確認しておくのです。
だいたい新しい商業施設などにはハートビル法などの影響で、多目的トイレが備え付けられているので、比較的街で過ごしているときの方が安心できるようになりました。
病を治すことに執着しない
執着が生まれると結果が出なかった時に落胆してしまうのと、ツレが思ったように頑張ってくれなかったときに彼女に対して不満が生まれてしまいます。
治すことにあまりにも執着してしまうと2人の関係にとってはあまりよくない影響が生まれるのです。
またこれまでの12年間を思い出したときに治療の思い出よりも、旅行などに行って楽しかった時の思い出がより記憶に残っているので、これからはひたすら楽しいことを2人で経験して、たくさん思い出を残していこうと思いました。
以上の6つが思いついた実践できる方法です。一度決めたらその意思を貫き通せる人間なら良かったのですが、自分の性格上迷いながら模索してしまうので、どうすれば2人が幸せに生きていけるか、この一点だけを忘れずに2人の人生を作り上げていこうと思います。