目次
ツレが我が家に泊まって感じたこと
スーパーハードな同居生活
久々にツレが泊まりにきました。
ツレは車いすユーザーです。自分のことを自分でこなすことが難しい障害を持っています。トイレに行くときにも支援が必要ですし、お風呂になると尚更なのです。
ここで葛藤が生まれます。私がやりたいことと、ツレの支援。彼女と一緒にいると、やることがいっぱいになってくるのです。
時間は24時間しかありません。夕飯を作って一緒に食べたい。ブログを書きたい。ジムに行って体を鍛えたい。保険の見直しをしたい。その合間にツレのトイレやお風呂。そして些末な雑用が入ってくるのです。
たった一泊二日の同居生活で時間が圧倒的に足りないことに気付いたうえに、体力は限界を迎えてイライラが最高潮となってしまいました。
精神的な安らぎなんてありません。あるのはハードな日常です。
1週間の仕事を乗り切って週末は鋭気を養うなんてことは到底不可能だと気付き、途方に暮れてしまいました。
そういうのってしっかりとツレに伝わるので、彼女はこのようなことを呟くのです。

いたいけど・・私の内面が嫌がっている・・。
では、どうすれば良いのか?という話
かれこれツレとは12年間の付き合いになります。人の好き嫌いが結構ある私にとっては驚異的な腐れ縁なのです。
私は気分屋です。感情的な生き物です。ネチネチしているし、ジメジメもしています。嫉妬も良くするし、人からチヤホヤされたい割には、人とあまり懇意になりたくない一面もあります。扱いづらいモンスターなのです。
思い通りの時間の使い方ができずにイライラが最高潮に達しても、気分屋なのでその数分後にはそんな気分も治まっているわけです。
一泊二日の同居生活で感じたことがありました。ブログを書く。ジムに行く。その他やりたいと感じていたことは全て幸せな生活を送るための手段なのです。
それなのに、不満が溜まってしまうのは本末転倒。手段が足かせになって不幸になっています。
そこで自分なりに考えてみました。イライラしているときというのは私は無理をしているときです。だから無理をしないために何をすれば良いかというと、生活をシンプルにすることだと思います。
生活・・いや人生で取り組むことを極力少なくしていく。また、やることは同時並行ではなく、一点集中で行う。
というわけで、自分なりに生活をシンプルにして、なるべく負荷をかけない手段を考えてみると以下の方法が思い付きました。
マルチタスクにしない
人の力を借りる→自分でやろうとしない。
環境を整える
ゴールを設定する
時間が許す限りなんでもかんでも詰め込んでしまうという面が私にはあります。時間が許す限り無制限という過ごし方ではなく、1日のうちにやりたいことを1つに絞ることで負荷を最小限で喰い止めることがゴールを設定するという意味です。
これはその後のマルチタスクよりもシングルタスクと同意なのですが、その日のうちに取り組むことを1つに絞って、それが終わったらどれだけ時間的な余裕があっても、そこでその日のやることは終了させてしまうのです。
すると睡眠時間もしっかりと確保できますし、心のゆとりも生まれます。
何よりやることを1つに絞ることで集中力も高まりますし、物事を完結させることを重視するので達成感も生まれやすくなると思います。
達成したいことを複数設定してしまうと、1つのことを完結させても残りのタスクが残っているので、無意識のうちに「やらなければいけないこと」が残っているというストレスを感じてしまっていると思います。それを防ぐためにゴールを設定するのです。
そして私の中で1番負担を感じていることが家事なのです。
特に掃除に関しては部屋が散らかっていると、帰宅したときにストレスを感じてしまうので、その対策を探してみました。
「ゼロ家事」本間朝子著(大和書房)に、「ついでに掃除」という方法が紹介されていました。
これは洗顔したときについでに洗面台を磨いたり、入浴中に浴槽内を磨いたり、台所を使った後に軽く拭き掃除をするということで、普段からこの一手間を取り入れるだけで、部屋の清潔感を維持することができるというものです。
台所や床、そして洗面台など比較的部屋の中でも目立つところをマメに掃除をしておくだけで、視覚的な清潔感が保たれるようになるので、部屋が散らかっているストレスを感じなくて済むようになるのです。
シングルタスクを意識する
先ほども触れましたが、マルチタスクよりもシングルタスクで物事に取り組み、完結させることを意識します。
人間の集中力や意志力には限りがあるそうで、同時並行で物事をこなすとその分エネルギーが余分に使われてしまい、かえってタスクをこなすスピードが落ちてしまうそうです。
よって仕事の面でも私生活の面でも1日にこなす業務を1つに集中して絞っていくのです。
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人の力を借りる
これは仕事面でも私生活でも必要な考え方です。
なんでもかんでも自分でこなそうとしないこと。特に苦手なことは人にお願いして、自分の得意な面を鍛えて発揮していくのです。
得意な面を伸ばすだけでも人はお金を稼ぐことができるようになるという考え方をどこかで耳にしました。これは希望の湧いてくる考え方ですね。
人の力を借りるというのはツレに関してはヘルパーさんを活用するなどの福祉サービスや、家事代行を使うなどが当てはまります。それだけではなく、食生活に関してはスーパーの惣菜を積極的に活用したり、外食やデリバリーをお金が許す限り駆使する。また洗濯や掃除に関しては洗濯乾燥機やロボット掃除機などの時短家電を使うことで、ゆとりを持った生活をおくるために様々なサービスや商品を活用していくこともこれに当てはまります。
環境を整える
環境は断捨離をすることで、ものを極力減らしていくということです。そうすることで掃除の手間を省くことができるようになります。
その他に半身麻痺のあるツレが過ごしやすい住環境に住むのも手です。
例えば室内を移動しやすいように手すりをつけたり、車いすのまま入れる広さのトイレや浴室の段差を無くすこと。また移動しやすいように廊下が広めの間取りの家に住めると介助をするのも相当楽になるはずです。
以上の4点が今回思いついた、生活をシンプルにしていく方法です。
そのほかにも、エッセンシャル思考は楽しい人生を送るうえでも参考になると思います。
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エッセンシャル思考は「やりたくないこと」を省いて「やりたいこと」に注力していく思考法です。「やりたいこと」に当てはまる長期目標を意識するということは、人生の選択肢を厳選するということです。とにかくこれも生活をシンプルにしていく作業です。