小田桐あさぎさんの著書
「人生でやりたいこと」リスト作り
小田桐あさぎさんという方がいます。
この方が書いた本のタイトルが「嫌ことを全部やめたらすごかった」(wave出版)
嫌なことを少しずつとか加減の良いことではなく、著者の嫌なことの辞めっぷりが凄まじいのです。
結婚してお子さんもいるのですが、家事育児はほとんどしない。
仕事に関しては苦手なことは徹底してしないし、年次休暇も全部使い切って好きなことに時間を使う。
そのノウハウを紹介したのが本書なのです。
ためになったのは、世の男性は案外優しいということで、無理をしてストレスを溜めさえしなければ普段の生活で苛立つこともないし、笑顔で過ごすことができる。
そのほうが結果的に夫婦仲はうまくいくという考え方でした。
また極力家事を排除して、その空いた時間でお金を稼ぐ。
5万ほどあれば家事代行さんに任せることができるし、家事に取り組む時間が丸々空けばその時間で5万稼ぐのはわけないというお話にも目から鱗でした。
著書の中で、理想のパートナーを見つけるために、その理想を80項目リスト化して可視化をしたというエピソードがありました。
すると今まで理想のパートナーはいないと思い込んでいたのに、可視化をすることで身近に理想のパートナーがいることに気付いたそうです。
彼女はそのリストを作って間もなく結婚することができました。
相手に求める要素を具体化することで、それに当てはまる相手を見つけるアンテナが張れるようになったというものなのですが、私の場合すでにパートナーはいるので、「パートナー」の部分を理想の「人生」に変えて80項目あげてみることにしました。
また1人で行うのも味気ないので、ツレと一緒に80項目ずつあげる作業をしてみました。
この項目を設定することで、自分の人生の指針が見えてくると思います。
やりたいことの指針がわかれば、やりたくないことも明確になっていくので、嫌なことを省くことができるようになりそうです。
リスト化の作業時間は1時間に設定。
時間を決めておかないと集中できずにだらだらとしてしまいそうだからです。
理想の人生のリスト作りを実践する
場所はTULLY‘Sというカフェ。
先に腹ごしらえから始めました。
私はチーズパスタを選んで、ツレは「体に良さそー」という理由で玄米リゾットを選択。
このまえ、とある医学生の講演を聞きに行きました。
彼は元難病患者で、自力で難病を克服した強者です。
その医学生の彼は昼食に必ず玄米のおむすびを作ってそれを食べていたそうです。
おにぎりを握って学校に行くと、いつもコンビニ弁当などで済ませている同級生などからは「お前は暇だな…」と嫌味を言われてしまうそうです。
お米を炊いて握るというこのひと手間と、コンビニ弁当を並んで購入する時間はさして変わりません。
それなら体をいたわってひと手間かけておにぎりを握った方が良いと彼は思ったそうです。
そして、ある日学校の授業の一環で血管年齢を計る機会があったそうです。
同級生たちは軒並み40歳代以上の高値を叩きだして衝撃を受けている中、たいち君の血管年齢は赤ちゃん並みだったそうです。
学校が始まって以来の数値だったらしく、教授からもとても不思議がられたそうです。
玄米を見るとその血管年齢の話を思い出します。
彼女もきっとその話を聞いたから玄米リゾット選んだのだと思います。
↓その講演に行ったときの記事 目次1 多発性硬化症を完治させたい1.1 腸が原因?2 難病を克服した青年の話2.1 食生活の改善2.2 体を温める2.3 笑うについて2.4 大切なのは情報を得て選択肢を増やすこと 多発性硬化症を完 ... 続きを見る
難病を克服した青年の講演。
腹ごしらえも終わったところで作業に着手です。
思いつく限り2人で体験したいことや築きたい家庭。
また仕事についてや自分の健康状態や友人関係、また年を重ねたあとの人生についてや旅行で行ってみたい場所などをとことん書いていきました。
↓ほんまにやったんです。この画像が証拠。
50項目過ぎから難産となる
序盤は、どんどん溢れるように望むことが湧いてくるのですが、50項目を超えたあたりから徐々にトーンダウン。
結構書いたな…と思って数えてみると50弱しかいっていません。
まだまだ先が長いことに気付き「アベシッ!」と叫んでひっくり返りそうになってしまいました。
思いつく理想というのが、世間的な常識で思いついたことや、自分の気持ちは置きざりにして多くの人が望むものを書き出している可能性もあるので、リストに書いたことに対して「これは、本当にやりたいことか?」と何度も考え直しました。
だから筆が進みません。
ツレを見るとピタッと手が止まったまま・・・。
普段から望む理想の人生など考えたことが無いと思うので、当然のことながらなかなか思い付かないようです。
しかも彼女は利き手の右手にも麻痺があるのでペンで書くことも一苦労なのです。




いったん休憩すると再びツレは自力で書きはじめました。
どうやら私にリストを見られたくないようです。
50項目を超えたあたりから絞りだすようにリストに書き加えていきました。
これを1人でしかも自宅でやっていたら投げ出してYouTubeとか見ていたかもしれません。

とうとう30分を超えたところでツレはリタイア!
ここから私の一人旅です。
リストの内容を見てみるとツレの目を気にして、家庭にまつわる内容の項目がちょこちょこ入っています。
一瞬だけ「年をとっても色気があって若い女の子にもてもて」というフレーズが頭に浮かびましたが、そこは自重しました。
ここでアラームが鳴りました。
タイムアップです。



書面に目を落とすと、75項目まで書き連ねていました。
そのことに気付かないほどに集中していました。
あと5個なのでこの場ですべて書き出すことにしました。
残り5項目を絞りに絞り出します。
80項目なんてすぐに仕上がると思っていたのですが、こんな難産になると思いませんでした。
やや無理矢理な感じもしますが何とか完成。
名前を付けてやりたいぐらいに、このリストに愛着が湧いてきます。
↓本当に書き出しました。
リストに愛着が湧いてくる
1時間と少しの時間で80個書き出すって結構すごいことだと思います。
もちろんスピードを競っているわけではないので大事なのはその質だとわかっていながら、書ききった満足感と達成感が込み上げてきました。
そして、リストを作成してみて自分は意外と欲が無いことにも気付きました(特に物欲が皆無)。
完成したこの理想の人生リスト「やりたいことリスト」をこれから携帯します。
そして、暇さえあれば目を通して本心から湧き出たものではないものや理想ではないものなどは修正していき、リストを完全版へと仕上げていきます。
長い付き合いになっていきそうなリストなので大事にしていきたいと思います。