本の実践

海で癒されて長期目標を立てる。

自然に親しんだ後にツレの長期目標を立てる

何かあったら我々は海に行く

とある週末。いつものようにツレを鍼治療に連れていった後、海に向かって長めのドライブを行うことにしました。

彼女はたまに癒しを求めて海にいきたいと言うときがあります。

海水と母体の羊水が似ていると何かで聞いたことがあります。

きっとその感覚が残っている人は海に行って波の音を聞いた時に落ち着きを取り戻すのだと思うのです。

自然に親しんだときのストレス発散効果はマッサージを受けたときの効果に勝るとも言います。

マッサージはお金がかかりますが、森林浴や海水浴、そして日光浴はお金がかかりません。

ツレの住まいは大自然にあふれた地域にポツンとあるのですが(つまりど田舎)、如何せん彼女は体が不自由で気ままに外に出ることができません。

そうなると外出する時には介護タクシーなどの福祉サービスが必要で、そのことから仕事や用事がない日は1日中部屋に篭り切った生活を送ることになるのです。

よって、なるべく私といる時には外に出て自然を感じてもらい、日頃のストレスを発散してもらいたいと思うのです。

↓というわけで海に到着しました。

長期目標を立ててみる。

港に建てられたおしゃれなカフェを背にして、釣りを楽しむ家族の姿などを石段の上から見下ろしながら、波の音と潮風を堪能しました。

ツレだけではなく私にも癒しは必要です。

私の場合は視覚的な刺激に加え、香りによる刺激があるとより癒し効果を感じられるという実感があったので、ボーッとしながらもマスクの上からちょこんと鼻を出して潮の香りを味わいました。

その隣で車いすに乗ったツレを見ると、鍼治療後の疲労によって目を閉じてウトウトと船を漕いでいます。平和なひとときです。

今回海を眺めてストレスを発散する以外にも、今後のツレの人生における長期目標を立てる約束を行なっていました。

半年後、また10年後のツレの理想としている未来について紙に書き出すのです。

なぜそのようなことを行なったかというと、私がそばで見ていてツレの今の職場環境が彼女にとっては良いものには見えなかったことと、その割に彼女に対する支援が充分だと思えなかったこと。

そしてとどめの難病による四肢麻痺があるということで、自分の人生をあまりにも自分でコントロールできているように見えなかったからです。

斎藤一人さんの本などで紹介されている教えに、生きていくうえでゴールを設定していないと荒波に揉まれるように様々なことに翻弄されてしまい、結局不本意な人生を送ってしまうよという教えがありました(確かゴムひも現象とか言うネーミングだった)。

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ここから人生を良い方向に持っていくために、ゴールとなる長期目標を設定して人から翻弄されるこれまでの人生を脱却することをツレに提案してみたところ、予想外にツレが乗り気になったので、目標設定を行うことにしました。

よく言われるのが、達成したい願望を紙に書き出すと脳がそれにまつわる情報を勝手に集め始めて、自然とその願望を叶えていくというものです。

また願望を紙に書き出し部屋に飾っておくことで、繰り返し自分の願望を見る機会が増えていきます。

すると脳の特性として繰り返し頭に刷り込んだ情報はそれを重要なものとして認識するようになるそうなので、ますますそれにまつわる具体的な情報を収集するようになるということです。

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人生の100のリスト

↓「人生の100のリスト」ロバート・ハリス著(講談社+α文庫)

この「人生の100のリスト」とは、著者のロバート・ハリスさんが若い頃に世界中を放浪していた時期に作ったものです。著者のハリスさんは日本に戻って就職するのが嫌だったそうです。そして放浪の最後の日にこの時の気持ちを忘れないように将来叶えたいことを紙に書き出したのです。

紙に書いたリストは日本に持ち帰ったそうなのですが、それからはリストの存在をすっかり忘れた生活を続け、数十年後にたまたま引っ越しでリストを発見して見返すと、その紙に書いていたことをほとんど叶えていたのです。

この本を読んで、100のリストを私は作ることにしました。

海外旅行の経験が皆無だった私が昔スペインの巡礼に行けたのはこのリストのお陰だと思います。

やりたい100のリストを作り直す

久々に10年前に作った「やりたい100のリスト」を久々に引っ張り出して、目を通してみました。

よくスピリチュアル系、自己啓発系の本などに「牽引の法則」「引き寄せの法則」という言葉が出てきます。

願っていたことが現実的に叶うということで、このリスト作りもその「引き寄せ・・」の一環なのかもしれません。

「引き寄せの法則」とかでは、1度頭の中で気持ちを伴いながらリアルにイメージし、その後イメージしたことは手放して執着しない方が良いと聞きます。

だからロバートハリスさんの場合のように、リストを作った後は忘れて執着しないのが良いのかもしれません。

イメージするときには達成した時の嬉しい感覚などの感情を想起することも大事です。嬉しいと感じる感情の想起が私は苦手なので、それが願望が実現しない原因と思われます。

それにしても「引き寄せの法則」では、イメージした後は手放すと言われていますが、『神メンタル「心が強い人」の人生は思い通り』星渉著(KADOKAWA)の本の中では願望に近いイメージ画像を何度も繰り返し見返すことで脳にそのイメージを重要なものとして刻み込むと紹介されていました。いったいどちらが願望実現に向けて効果があるのでしょうか・・・。

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スペインの巡礼に行ったとき

以前リストにスペインの巡礼に行くという項目を入れていました。

当時巡礼のために具体的に動いていたかというと、文化センターのスペイン語教室に通うだけで、「いつか行けたら良いな〜」と思う程度のものでした。

そしてこのリストにスペイン巡礼のことを書き加え、何かの流れで家族に行きたいことを告げると、「外国にも行ったことないのに〜。まずは韓国とかに行って慣らしてから…」と反対されたのでした。

反対はされたのですが、家族に意を決っして言えたことに清々しい気分にはなれたことを覚えています。

そして翌週のスペイン語教室で、新入りの年配の男性が入って来ました。

授業が終わり雑談になったときにその男性がペルー人の講師に対しおもむろに写真集の様な雑誌を出してきたのでした。

「わたしは4月にスペインの巡礼に行こうと思って…」聞き耳を立てて内心「えっ…うそ…?」と心を鷲掴みにされたのでした。

そこからは自分でも驚くぐらいに積極的になって、その男性と私は4月にめでたくスペインへと向かったのでした。

巡礼を始めた最初の1週間は周りに日本人が数名いたのですが、2週目になると皆どこに行ったのだろか?と不思議に思うくらい日本人がいなくなりました。

スペイン巡礼は日本ではマイナーです。ほとんど当時日本人は歩いていませんでした。

それなのに、こんな身近にスペイン巡礼に行きたいと言う男性に出会えるとは…。なかなかない事ではないでしょうか?これぞリストの力では?

↓スペインの大聖堂です。

脳に理想の人生を刷り込む

↓『神メンタル「心が強い人」の人生は思い通り』星渉著(KADOKAWA)

先ほども紹介しました。この「神メンタル」繰り返し刷り込んだものを脳は重要なこととして認識するという、脳の性質を教えてくれた本です。

というわけでツレの理想とする生活を聞き出して私がそれを紙に書き出すことにしました。

「引き寄せの法則」では目標は執着せずに放っておくのですが、これは真逆の発想で書き出した長期目標は部屋に飾って頻繁に目を通してもらいます。

ツレは体が不自由なので、自分で紙に書き出すことができません。私が代筆するのですが、そうなると、これってなかなか難しいのです。

私がツレの場合、理想の生活って恥ずかしくて人に聞かれたくありません。理想とする生活や夢って願望なので、身分不相応だと感じるものもあると思います。それを人に言うことがたとえ親しい人でも抵抗があると思います。

だから現実的で小さくまとまった目標や、少し頑張れば手の届く範囲のものしか言えなくなってしまい、ぶっ飛んだ願望が口に出せなくなる可能性もあると思うのです。

聞き手の私が彼女の理想を潰すようなドリームキラーにならないように、今回は慎重に彼女の気持ちを探りながら書かせてもらいました。

 

で、目標を実際に設定してみたら・・

半年後、5年後、そして10年後のツレの理想とする生活を聞き出してみました。

何でも良いからね!『それは無理!』とか言わんからね・・

と何度もツレに伝えました。

実際にツレの長期目標を聞いてみると、出てくる内容は理想とする家の話や仕事のこと。

また車の運転を再開して(昔は車の運転をしていた)、友達の子供たちと走り回って一緒に遊んでみたいと言う話などが続き、いつまで経っても私のことが出てきません・・。

あの・・・俺との生活は・・?

つい我慢できずに聞いてしまいました。

あっ・・・・・
ツレ

あっ・・ではない。

今までは私の言うことに影響されたような将来像を語ることがツレは多かったのですが、今回語った理想の未来はツレの本心から出てきた言葉だと感じたので聞いていて嬉しかったです。

少しずつでもツレの変化を感じたので頼もしいと思いました。

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