本の実践

死ぬ間際に後悔することって案外少ない。

「やりたいことリスト」を作って、自分の価値観を知る。

私はいずれ死ぬということ。

金曜日。

この日は猛烈な雪が降りました。

私は福祉系の仕事を生業としているのですが、この日は送迎サービスができなくなってしまいました。

利用者さんがいないと我々の仕事は成り立ちません。

結局その日は、ひたすら施設内の掃除を皆で行ないました。

昼過ぎ。

1人2人と時間休をとって職員が離脱していきます。

このようなとき私は他の同僚たちの目を気にして、最後まで残って愚直に仕事を行うのが常でした。

しかし15時を過ぎたあたりから、私の内面はガス欠を起こし、帰りたくて仕方が無い状態となったのです。

外は猛吹雪。

17時15分まで残ったら駅まで車で送ってくれる職員さんもいました。

しかし、私は帰りたくて仕方がなかったのです。

ガス欠を起こした状態で、能率を落としてまで事務仕事を行うことが自分の人生を無駄にしている気がしました。

そんな時間があるならカフェに寄ってブログ作業をやりたい。

本心からそう思い、自分のために帰ることにしました。

あと2時間粘って最後まで業務を行ったほうが、残った同僚たちから仲間意識を持ってもらえるという思いもあったのですが、それらの雑念を断ち切って帰ることにしました。

後ろ髪をひかれる思いで、吹雪の中バス停に向かいました。

仕事も大切ですが、仕事は食い扶持を確保するために行なっているものと年々ドライになっていく私。

死ぬ間際になってこの仕事をしたいか?というと、全くそう思いません。

そう私は年を重ねていずれ死んでしまうのです。

さっ!帰らしてくれっ!!

やりたいことを100個思いつくままにリスト化する

私はいずれ死ぬのです。

それなのにこのままの人生で良いのか?

いや・・・。

もっと自分がやりたいことをメインに据えて、自分中心の人生を送っていきたいと思いました。

そんなことを思った矢先に「人生改造宣言」タレン・ミーダナー著(税務経理協会)を読む機会がありました。

この本の中で、やりたいことをシンプルに実践していく方法が紹介されていました。

その方法はまず10億円を手に入れたとします(本の中では10億ドル)。

好きなように使えるそれだけの大金があったとして、やりたいことを少なくとも100個書き出します。

すでにこの「やりたいことリスト」は数年前に着手しており、そのときは80個ほどでリストが止まったままでした。

80個で打ち止めになった理由は、やりたいことって100個も出てこないからです。

改めて数年経って書きかけのリストを見返してみると、以前書いた80のやりたいことのうち既に幾つか実践しているものがあることに気付きました。

実践したものは赤ペンで斜線を引きました。

斜線を引きながら自分の行動力に誇らしさを感じたものです。

また10億円あったらやりたいことなのに、それだけの大金を稼がなくても実践できる内容ばかりであるということにも気付きました。

世の中にどんなものがあるかという知識とやりたいことは比例すると思います。

きっと世の中に何があるかという人生経験の面での乏しさに加え、私の欲が薄いこともあって、なかなか100まで到達しません。

捻り出して100個書き出したら次の段階にいきます。

やりたいことを10個まで絞る

100個のリストの中から、やらなかったら死ぬ間際に後悔する上位10個を抜き出します。

そして、抜き出した10個を価値の高い順番に並べ直すのです。

↓10個書き出してみました

さて実践してみた感想です。

まず10個抜き出すのにかなり迷いました。

ネックになったのは死ぬ間際に振り返って後悔する「やりたいこと」という条件です。

やらなかったら後悔するほどのレベルって案外ないものです。

物欲や性欲に関するものやたったひとりで経験するものは上位10個にはほとんど残りませんでした。

絞って出てきた私が優先したい10個の内容は「父になる」「家族とモンサンミッシェルに行く」「家族をスペインの大聖堂に連れていく」「リッツ・カールトンにツレと泊まる」「地中海・バリ島のビーチでのんびりする」「ツレと結婚する」「ミラコスタに泊まる」「ツレと頻繁にディズニーランドに行く」「ツレに便移植を受けてもらう」「何もしない(のんびりする)」でした(ちなみに順位はこの通りではありません)。

以前からこのまま死んでしまったら後悔すると感じていたことは「父とコミュニケーションをとること」と「ツレと結婚すること」でした。

結婚はモロに今回の10個に入っていますが、父とのコミュニケーションは「家族とモンサンミッシェルに行く」「スペインの大聖堂に連れていく」で現したつもりです。

とにかく親孝行をしていないと後悔するという思いが強いのです。

10個絞り出した「やりたいこと」の傾向

結局ツレと家族がメインでした。

人間関係が乏しいというべきか、友達などは一切この中には出てきませんでした。

そして、とても意外だったのは「何もしない」という願望です。

10億円手に入れたらセコセコ何かをするのではなく、ひたすらのんびりしたいのです。

価値の高い順番に10個並べ直してみたら、「何もしない」は4位に入りました。

結構上位です。

また、今すぐできるじゃねえか・・という願望です。

このリストを作ってみて分かったことは大金は欲しいと思っても使い道が私の頭にないということでした。

もしくは、深いところでさほど大金は必要だと思っていないというところですね。

 

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