意識改革の日々
怒りに振り回される
ここ数週間、職場で息を潜めながら仕事をしています。
ひとりの同僚の不機嫌な態度に嫌気がさしているからです。
私はそれを流す術をまだマスターできていません。
こんなことを言うと子どもっぽいのですが、もう関わり合いになりたくないのです。
ひとっ!!こと!!も!!喋りたくないのです‥‥‥。
内心私は怒っています。
ここは冷静にならないといけないと思っていながらも、感情が抑えられません。
私の意識の向け方の癖で、不快に感じる人がいるとその人の反応が気になってしまいます。
気にするな・・・流せよ・・・。
と過去に言われたことがあるのですが、なかなか流れてくれません。
高額納税者として有名だった斎藤一人さんの本で、不機嫌な奴のご機嫌をとったらダメという教えがあります。
頭でわかっているつもりでも、顔色が気になってしょうがないのです。
貴重な限られた私の人生・・・息を潜めながら過ごすのはたった1分でももったいないのです。
そう思えるのは、ある意味自分のことが大切に思えてきたからです。
周りを見回すと良くしてくれる人がいっぱいいる
目を合わせずにあからさまに不機嫌な態度をとる同僚がいる一方で、周りを見回すと仲良くしてくれる同僚がいっぱいいることに気付きました。
ひとりウマの合わない同僚がいると、自分の殻に閉じこもってしまって助けてくれる同僚たちにも距離を置いてしまう傾向が私にはあるのです。
職場は仕事をする場なのです。
これまでは同僚との雑談は必要ないと思っていたのですが、気の合う同僚たちとは談笑をして楽しむ時間も必要ではないかと思い始めるようになってきました。
手を差し伸べてくれる人の手をしっかりと掴むのです。
仕事の取り組み方にも意識の変化が必要
仕事を一生懸命に取り組むのは失敗を恐れているからです。
同僚たちからの評価が落ちてしまう可能性に怯えているからです。
私は福祉施設の職員なのですが、そこを利用している利用者さんやその家族からの評価が落ちてしまうことにも怯えて頑張っているというスタンスなのです。
結局自分を守るために頑張っているだけで、動機が失敗しないことなのです。
内心ではビクビクしているわけですから、そんなことで仕事が楽しめるはずもありません。
楽しむことを意識するようになれば、私から楽しい空気が出て周囲の人たちもその雰囲気につられて楽しい職場になるのではないでしょうか?
自分が楽しむためにどうすれば良いかと考えてみました。
「どうしたら楽しくなるか?」というスタンスで取り組んできたことがこれまでなかったので、それだけでも大きな変化です。
引き寄せの法則というものが真実なら、まず感情と現実の出来事は繋がっているそうです。
もしそうなら、結果的に楽しんだ方が良いことが起きるようになるということです。
↓私が引き寄せで参考にしている本です。
スペインの巡礼で学んだこと
もうひとつこれまでの人生で学んだことを挙げたいと思います。
32歳の頃にスペインの巡礼に挑戦しました。
ゴール地点の大聖堂
そこで学んだことですが、とにかく歩き続けていたら目の前で悪いこと(悪いことと解釈したこと)が起きたとしても、それが結果的に良いことを招いているということです。
気の合う仲間を見つけて一緒に歩いて、この調子でゴールまでたどり着けば良いと甘い考えを抱いていたら、突然私だけ足止めをくらって一人ぼっちになることが何度もありました。
その時はどん底に叩き落とされた様な気分になったのですが、足止めをくらったりすることでその後に新たな出会いがあったりするのです。
それはまさに絶妙なタイミングで、助けてくれる人が現れてくるのです。
しかしそのためには、前に進まないと出会えないわけです。
これは人生にも当てはまることではないでしょうか?
スペイン巡礼に向かう前に、私はとある施設の採用試験を受けることになりました。
和やかな雰囲気で面接は続き、好感触を得ながら最後に面接官から質問がありました。
面接A「採用になったら今の職場からすぐにこちらに来ることができますか?」

面接官たちの表情が一瞬にしてピキッとなりました。
そして空間がねじ曲がる様な、異世界に迷い込んだ様な変な空気にもなりました。
もちろん不採用です。
しかし、それから2年経って採用された今の職場の待遇はよく、充分に満足していますし、その私が変な空気にした職場から何人かがうちの職場に転職してきているのです。
このことから不採用となった職場に採用されても良い結果は生まれなかったのではないかと思います。
やっていることは非常識だったのですが、私はどうしてもスペインに巡礼に行きたかったのです。
私の抱いていた願望を優先したことで、結果的に人生がうまく回ったと解釈しています。