遅刻魔である
子供の頃からいつも人を待たせてきました。筋金入りの遅刻魔です。
その度に「社会じゃ、やっていけんよ・・」と言われてきました。
自分の経験を通して学びました。人間は悪いと思っていてもなかなか自分を変えられない生き物であるということを。それなのに他人に対して当たり前のようにすぐ変わることを求めてしまうのです。
数十年わたり性懲りもなく遅刻し続けてきました。頭の中で時間を逆算させる思考の無い男。それが僕でした。
10分早めに到着する
「人生改造宣言」タレン・ミーダナー著(税務経理協会)を数ヶ月ぶりに進めます。
久々の「人生改造宣言」です。今回の課題は10分早めに到着する。
仕事中だけではなく、私生活においても10分早く待ち合わせ場所に到着するのです。
ここ最近コロナ禍で人と待ち合わせるということが少なくなってきているのであまりボロが出ていないのですが、最初に書いた通りもともと僕は遅刻魔であり、頭の中に時間を逆算するという思考がありませんでした。
そろそろ出かけないといけない時間が迫ってきているにも関わらず、本の整理や掃除、家事などが無性にしたくなって結局出発時間が大幅に遅れて、イライラしながら目的地に向かうというパターンが続いていました。
思えば、睡眠時間が守れない、作業時間が確保できない、待ち合わせに間に合わない、これらは結局「時間が守れないという」特徴でくくることができるのです。
なぜだ?なぜだ?と頭を抱え、「俺が発達障害だからか・・・?」と発達障害のせいにしていましたが、そんな思考のままではいつまで経っても物事は進歩しないのです。具体的に対応策を考える必要があります。
時間が守れない時の最悪のケース
例えばツレを連れて病院に行くときに彼女の家に少し遅れ気味に到着します。
すると今度は彼女は神経の病気があって半身麻痺のため何をするにも支度に時間がかかってしまいます。それでますます時間的に追い込まれてしまうのです。
そして病院に到着するのが遅れてしまう焦りでイライラしてしまい、ツレに対してあたってしまうのです。
ツレが支度に時間がかかってしまうことに苛立ちを感じているわけですが、ツレが支度に時間がかかるのは最初からわかりきっていることなのです。
それを考慮して僕が自宅から出る時間を早めて余裕を持って行動すれば良いだけの話なのですが、それをひとまず置いておいて彼女を責めてしまうのです。
車内は不穏な空気になります(彼女とは毎回自動車移動)。そのうえ自分の愚かさに気付いているので、自責も芽生えるわけですから良いことがひとつもありません。
時間に間に合うことで成功体験を積んで自信を育む。そしてツレとの平和な関係を築くためにもこの「10分早めに到着する」はマスターしておく必要があるのです。
早く到着するメリット
さて「人生改造宣言」によると、例えば仕事での待ち合わせに10分早めに到着できたら、その待っている間で考えをまとめることができて、周りの様子を観察してリラックスできるというメリットがあります。
もしこれが遅刻した場合、待ち合わせ場所に向かう間、ずっと遅刻への言い訳を考えないといけないハメになりますし、相手にも引け目を感じて顔色を伺い、もし怒っていたらしばらく気まずい状態が続くわけですから、仕事だけではなく私生活でも関係性において対等になれないのです。
具体的な方法
本の中では10分早めに到着することをまずは1週間試してみることをお勧めしています。
対策はふたつあって、まずは待ち合わせ時間を余裕を持って設定することがひとつ。
そして待ち合わせ時間をメモするのなら、到着時間ではなく出発時間をメモするということです。
僕は仕事の時には毎日早めに出勤し、ここぞというときの試験などでも早めに到着しているので、本来時間を守ることはできるはずなのです。
遅れるということはここだけの話ですが、相手のことをどこかでナメているのだと思います。
家族バージョン
週末はツレに会うために車を置いている実家に帰るようにしています。
金曜日の夜、仕事が終わった後に家の用事を済ませてから電車に乗り込むのですが、実家に帰る頃にはいつも0時前に帰宅することになります。
そのときに実家の最寄りの駅まで父に車で迎えにきてもらうという社長のような高待遇を受けているのですが、その間父はお酒も飲めないし眠ることもできません。
このように毎回父に対して迷惑をかけているわけですから、良い加減早く帰れるように理想の到着時間から逆算して出発時間を設定しないといけません。
では実際にやってみよう
思案の結果、到着時間を22時半にしました。
意気揚々と定時に退社してから電車に乗ると駅への到着が19時前になります。
そして2日に1回ジムに通っているのですが、金曜はそのジムの日なので筋トレを40分。トレッドミルのウォーキングを15分。そして瞑想を5分行って、シャワーを浴びて20時半に帰宅します。
帰宅の準備と夕飯で冷蔵庫の中の食材を全て消費し、21時半に家から出ることができればきっと22時半に到着できる予定です。
この計画のポイントはジムでの筋トレを時間を見て途中でも切り上げるということと、夕飯をお腹いっぱい食べないこと。時間がきたら少し物足りなくても次の行動に移るということです。
では結果発表です!
まず予定通りに19時前に自宅最寄りの駅に到着。そこからすぐにジムに行きトレーニングを始めました。
↓意欲的にジムへと向かう。
そして筋トレとウォーキングを終わらせて、シャワー室に向かったときには時刻が20時ちょい過ぎでした。
↓良いぞー!
この後の時間の使い方が大切です。自宅に到着するなりすぐに携帯電話をタイムロックコンテナにぶち込んで、すぐに週末用の荷物の準備と夕飯を食べるのです。
気付いたら時刻は21時前。夕飯は昨日からの残り物があるのですぐにそれをお腹の中に入れて、あとは帰り自宅を済ませるだけっ!!
そして、再び駅へと向かいました。
↓おりゃ!おりゃ!おりゃ!!!
最寄りの駅に到着しました。確実にいつもより早い到着です。電車が着くまでベンチに座って休むことにしました。さて時間の確認♩確認♫
↓えっ?(って言いながら家から出る時にはもうダメだ・・ってわかっていました。
そして実家の最寄りの駅へと到着する頃には・・・。
↓はい、ドスン!!
結果的にいつもよりは1時間早く帰宅することはできたのですが、当初の目標は22時半だったので、父と約束をしていたらこれはあきらかな遅刻となります。
反省の弁
まず到着時刻に余裕を持たせるためには22時半着ではなく、22時40分着にすればもっと余裕が生まれると思います。
そしてジムに関しては、筋トレをウォーキングなどせずに40分で切り上げる。そして夕飯を実家で食べるとか融通を効かせても良かったのではないかと思います。
また正直に言うと、晩飯を食べた後にちょっとベッドに横になってみたり、タイムロックコンテナに入れずに携帯をいじってしまったりしたので、なるべくして招いたのが今回の結果です。
やはり優先順位を決めることが重要で、ジムに行って夕飯を目一杯食べて、横になってとあれもこれも自由な時間を謳歌しようと思ったら時間なんて守れないなというのが感想です。また週末にトライします。
|