断食に挑戦
断食前後の準備期と回復食について
日曜日と月曜日の2日にわたって断食に挑戦することにしました。
実践する上での問題は2つ。まず月曜に仕事があるということです(ちなみに火曜日はお休み)。
昔オリゴ糖断食に取り組んだことがありましたが、その時は断食期間が1日だったので週末に取り組むことができました。
しかし、今回のように2日にわたる断食は初めてなのです。だから月曜日にどれだけエネルギーが残っているかが問題になってきます。
フラついて、頭が働いていない状態で月曜を迎えたらヤベ〜のです。
そして、もう一つが準備と回復食についての問題。
素人が勝手にやっていることなので、回復食の段階で失敗する恐れがありますが、ネットでいろいろと調べてみると、まず断食か終わって回復食で過ごす期間は断食の期間と同等なようです。
だから、回復にも2日の期間を要するというわけです。
食事の内容ですが、空になっている胃に突然固形物を入れてしまうと胃がびっくりしてしまうので消化の良いものを食べる必要があります。
お粥やお吸い物、そばやそうめんはわかりやすいのですが、他に回復食として適当なのが「まごわやさしい」なのです。
「まごわやさしい」とは、それぞれの食材の頭文字を集めて、一括りにした食材群のことで、断食前後に有効な食材です。
「まごわやさしい」とは
まずは「ま」は豆類です。
思いつくものは豆腐や納豆で回復食時期の後半に食べると有効なようです。
「ご」はナッツ類。
「ご」でなんでナッツなんだ?という疑問がありますが、その際どうだって良いのです。
一時期ナッツを私は口にしていたのですが、空腹状態で食べて度々気分が悪くなることが多かったので、あまり食べたくないんだな…。
↓それでも再びナッツを準備。
「わ」は、ワカメなどの海藻類です。
もずく酢や海藻サラダなどで、回復食の2日目などで摂取すると有効なようです。
そして「や」は、野菜全般です。
「さ」は魚類全般。
「し」はシイタケなどのキノコ類。
最後に「い」は芋類で、こんにゃくなどが含まれます。
野菜類から大根。そして芋類からこんにゃくということで、どうやらおでんが回復食の1つとして有効なようです。
また、食べてはいけないものとして揚げ物や肉類、乳製品などは避けた方が良いようです。
↓さっそく購入。
ちなみに断食が始まる前日は20時までに夕飯を済ませておく必要があります。
さて実践!!
初日。余裕だったのは夕方まで。
ウォーキングでエネルギーを消費したせいか、帰宅前から頭痛が始まり、初日の夜には頭痛がピークを迎えました。
また食べていないと味覚に刺激が足りずに舌が退屈になってきます。
水を飲むのですが、その味が単調で早くもストレスを感じ始めるのでした。
間食などはお腹が空いているからではなく、きっと刺激が欲しくて食べているのだと思います。
ひたすら甘いものが食べたい・・。
普段はソバなど好んで食べることはないのですが、ソバでもいいから早く食べたい・・。
断食2日目
この日は仕事でした。
頭の痛みがほんの少し残っている状態で出勤。
いつものように神社でお参りをした時にフッと頭が働いていないことに気付きました。
正直この状態で仕事をするのは「やべー」のです。
そして、体に力が入りません。
動き始めるときの初速と反応の鈍さ。
そのうえ背筋を伸ばすことができません。
背筋を伸ばすとエネルギーを使うためか力が入らないのです。
職場の同僚には日曜から何も食べていないということは内緒です。
確実にクレイジーだと思われるし、仕事を行う上での体調管理云々でお説教をされてしまいそうだからです。
「あれ?お昼食べんのん?」
「あっ、俺はちょっと…」
とか言って誤魔化して過す。
お昼休憩の楽しみはお昼を食べることやコーヒー飲んだり、お菓子をつまむことなんだと改めて認識しました。
何も食べられない休憩時間は喜びがありません。
2日断食してみて思いました。空腹の辛さよりも味覚を刺激されない辛さの方が大きいです。
水しか飲んでいないのですが、水を飲むことに飽きてきて飲むことが徐々に辛くなってきました。
そして、オシッコの色がすごく濃いのです。
これは、水分が足りないのか?と思うのですが、なかなか飲む気にもなれません。
また、仕事中に衝撃の事実。2日断食を実践するならば、月曜の夜に回復食を始めるのではなく火曜日の朝まで控える必要があるのではないかということ。
日曜の朝、昼、夜…。そして月曜の朝、昼…やっぱり夜に食べたら2日弱断食だっ!!と気付くのでした。
一気に辛くなってきました。
たった2日の断食で食べられることのありがたみ、好きなものを食べられることがどれだけありがたいかをフラフラになりながら痛感。
そして仕事中に断食しちゃいけないなってこともわかりました。
が!夕方あたりになってくると辛いながらも2日で断食を終わらせるのは勿体ない。
それならもう1日引き伸ばして3日断食やっちゃおうか!なんて欲が湧いてきました。
断食は3日目から世界が変わるとか何とかを誰かが言っていたので、せっかくここまで我慢したのならその異世界の3日目を体感したくなってきたのです。
帰宅後久々の入浴。湯船に浸かりながら何度も食べたい衝動が口のあたりを襲ってきました。
コーヒー飲みたい。お菓子食べたい。お好み焼き食べたい。餃子たべたい。東京に旅行に行きたい(←断食と関係ない)これらの欲望の大波がやってきて何度も気が遠くなりました。
ここで気になることが1つ。
断食中はエネルギーが排泄に回るからとても臭い便が出ると聞いていたのですが、断食始めてから便が一切出ていないという点。
本当に体質改善が行われているのだろうかと疑問が湧いてくる。
なんだか便意の予感が全くないのです。「明日には出てくれよ!頼んます!」と期待をするのであった。
断食終了!!
やっと断食が終わる。
結局3日断食に挑戦しました。
ここから重要な回復食作りです。
まず、大根を煮てみました。
大根を普段食べることが無いので調理の仕方がわからなかったのですが、とりあえずお水を茹でで輪切りにした大根をぶち込んで柔らかくなるまで煮込んでみました。
味が足りないかもしれないので出汁の素とか入れようかなと思ったのですが、1発目の回復食なのでここは我慢して大根の味のみを楽しむことにしました。
グツグツと茹でる大根を覗いて見ていたのですが、まったく柔らかくなる様子も見られなかったので、いよいよ焦れてしまい、後日食べる予定だった豆腐を出すことに!
空腹を我慢するというよりも、味覚刺激の乏しさが相当なストレスで、待つことができませんでした。
豆腐を一口含む。なんとケーキのような甘みがありました。
うめ〜!!
豆腐に醤油をかけてみる。醤油の味がとにかく濃くて「うげー」となりました。
食べていないと味覚が鋭敏になるので刺激として今回使った醤油は強過ぎたのかもしれないです。
豆腐は回復食として後半に食べると書いてあったので、2、3口で自制して、やっと柔らくなった大根を頂くことにしました。
普段大根を食べないのですが、口にしてみるとトウモロコシの様な甘味がありました。とにかく甘いです。
トウモロコシが好きな人には良いのかもしれませんが、トウモロコシがそれほど好きでは無いのでそれほど感動が…。
2杯分ほど食べると箸が止まりました。
お腹が空いてもっと食べたいというわけではありませんが、刺激が欲しいのです。体が塩分を求めていました。
そこで回復食としてはきっと不適合とは思いながらも、冷蔵庫からふりかけを持ってきて掌に出して何度もそのふりかけを舐めるという何とも貧乏くさいことを行なったのです。
これで何とか味覚刺激の乏しさのストレスを緩和させることができました。
回復食2日目
翌朝は空腹で目覚め、半分眠った状態で台所へと向かいました。
鍋にソバと出汁を同時に入れて煮たたせると、ソバから白いものがたくさん滲み出てきたのです。
「えっ?なにこれ?(作り方を見返す)げっ!!」
ソバって先にお湯で茹でてから出汁の入った器にソバのみ入れるんですね。
慌てて火を止めて出汁を器に移して、お水を入れて改めて火をかけました。
おわかりでしょうか?だからこのソバの写真の出汁がやけに白いんですね。
しかも、ソバの煮具合が足りなかったせいか、ベチョベチョしていてお店で食べるソバと全然違うのです。
でも食べられるだけマシなのです。
ソバだけでは物足りずにリンゴも投入。
このリンゴが極上でした。
とにかくうまかった!!あっという間に丸々1個食べてしまいました。
今後の予定としては再びソバを食べて、この後にお粥でも作り、そして、明日は肉無しで野菜だけの鍋でも食べようかなと考えています。
ちなみに断食始めてから結局便が出ていません。
いまお腹がゴロゴロと音を立てているので、そろそろ便意をもよおすかなと期待はしているのですが…。