急遽ツレを家に招いて断捨離を行いました。
ツレに対する不信感
今年度の4月のお話です。
その時期の週末は、ツレの付き添いで針治療にいくことが日課になっていました。
4月になって職場では新体制を迎え、今まで盾となっていた先輩職員が抜けて男性職員は私が1番上となってしまいました。
ずっしりと感じるプレッシャーで体調に異変をきたしていたわけです。
そんな新年度の新体制あけの週末です。
ツレの家に迎えにいくと、部屋の蛍光灯が切れてしまい真っ暗な状態でツレが身支度をしていました。
そして、麻痺側の左足がここ最近ではなかったぐらいに動かなくなっていたのです。
暗いうえに病気の進行・・。
とてもその姿が幸せそうに見えずに、ただ不幸にしか見えませんでした。
せっかくの休日なのに気が重いのです。
車にツレを乗せて、針治療が行われている店舗へと1時間ほどのドライブです。
前からツレが治療に対して本気になって向き合っていないという疑念が私の中にはありました。
進行していく姿を見ると「ほらっ!見たことかっ!」と怒りがこみ上げてくるのです。
元々私はひきこもり生活を送っていた身で、病気を抱えたツレを支えていくために自分なりに努力を続けて今の状態まで持っていったという自負があります。
だからこそ、ツレの今の状態がぬるく見えて、苛立ちを覚えてしまうのです。
そして追い討ちをかけるように、車内でツレが眠ってしまいました。
これで完全にキレてしまったのです。
「俺はなんのためにツレと付き合っているんだ・・」
ツレにああだ・・こうだ・・と偉そうにする



自分のことを食器棚にいれて厳重に扉を閉めてから、ツレに対して変わるように促したのでした。
しかし、ツレに対して言うだけ言っておいて何も私が変わらないのはフェアーではありません。
良好な関係を維持しておこうと思ったらなるべく対等でなくてはいけないのです。
だから職場での今回の新体制は、私にとっては大きな試練ではあるのですが、変わる覚悟を持ってこの1年間に臨もうと思いました。
ツレの断捨離
針治療後に気を取り直して古着屋に向かいました。
ツレが家から服を数着とカバンを3点ほど持ってきており、断捨離を決行していたのでした。
「ぬるい」「変わってない」と酷評したものの、彼女は彼女なりに人生を変えていこうともがいているのです。
以前のツレの部屋は荒れに荒れていましたが、ヘルパーさんに手伝ってもらいながら断捨離を行なって、ここ最近は部屋がきれいになってきているのです。
服とカバンの売却
地下にある某リサイクルショップの買取カウンターに向かいました。
呼び出しボタンを押すと中から、すらっとした長身のパーマセンター分け店員が出てきました。
手際良くZOZOTOWNのエコバックに入ったツレの服を手に取っていきます。
店員さん「え〜これとこれとこれが服自体の質と型が古いので1円になります…」
ずるっ!1円…。脳内でコケる。
「全部合わせて406円になりますが良いですか?」

内心では「はい!」ではないのだが、「はい!」と言わざる負えない。
高値で売るよりも、部屋から物を減らしてシンプルな生活をおくることが目的なので、ここはあえて気にしない・・。

と自身を納得させるために口々に言い合うのでした。
私が断捨離する番である
406円でコケたのですが、目的を達成できた爽快感はお互いにありました。
ツレに変わるように促したわけだから、今度は私が変わらないといけません。
というわけでツレを家に招いて自宅にある服の断捨離を一緒に行うことにしました。
クローゼットに掛けてある服を端から順番に出していってツレと吟味です。



ひとつの服を出すたびに言い合いになります。
しかし、私一人だと捨てないままで終わっている服がツレの一言があることで葛藤が生まれ、結果的に多くの服を捨てることができました。
↓クローゼット内の服
↓部屋から仕事用の服までを追加
↓最終的に処分した服
ツレは針治療で疲れ切ってしまいウトウトしていましたが、最終的にこれだけの服を処分することができました。
おそらく1人だったらここまで処分することはできませんでした。
部屋から考え方から食べるもの、また生活リズムや身形、そして生き方をこの1年でできるところまで変えていこうと決意しました。
↓部屋をきれいにすることで人生が豊かになっていきますよ!という内容の本です。