本の実践

排泄物・トイレにまつわるアレコレ。

誕生日を迎えて思うこと

週末に誕生日を迎えました。

かなりいい年齢です。

オジサンらしい感じは出していきたくないし、年齢を意識してオジサンっぽくなる必要もないと思います。

だから今後も年齢に捉われない振る舞い方をしていこうと思います。

仕事帰りに歩きながら物思いに耽りました。

この頃よく考えることですが、常識的に考えると人生を半分迎えた状態です。

自分がこの年になってみて感じるのですが、高齢の方々は私たちと同じように若い頃があったという当たり前のことに気付かされます。

そうなると、私も老人になる日がくるということです。

そして、死を迎えるというわけです。

終わりを迎えていく寂しさというのでしょうか。

自分の人生がいずれ終わることが信じられなくて恐ろしくなってきます。

私はツレと結婚もしていないし、子供もいません。

いったい何を成し遂げてきたというのでしょうか。

ただ、仕事ができるようになっただけ。

しかし、社会生活が送れなかった頃から考えると、ここまで来ることができました。たいしたものです。

しかし、きっと当たり前の様に若い頃から仕事をしている人からするとこの感慨深さは理解できないことだと思います。

年を重ねていく恐ろしさを感じている時にフッと思い付きました。

「一生懸命に生きる!あっ、そうか…後悔しないようにいつも一生懸命できることをやっていけば良いんだ…」

生き方について迷いのようなモヤモヤがあったのですが、それでも一生懸命生きていけば良いのだと思うと、光明が見えたような気がして気が楽になりました。

肉体が朽ちていく恐ろしさよりも、一所懸命生きなかった時の後悔が怖いのかもしれません。

一生懸命なら人生を振り返ったときに「あれだけやったんだから仕方ない…」と思えるような気がします。

これだと今後、人生が失敗していくことが確定しているような気がしますが、「一生懸命生きる」しかないと今は思います。

仕事を精一杯こなし、彼女を悔いのない様に大切にし、家族に惜しみなく愛情表現をし、自分の好きなことをあらん限りにやっていこう…なんて青臭いをことを十代の時以上に考えたのでした。

佐藤伝さんの本から

排泄できるありがたみ

人生には限りがあります。

私に足りないことは、仕事や生きていることに対する感謝の気持ちかもしれません。

『「感謝の習慣」で人生はすべてうまくいく!』佐藤伝著(PHP文庫)を通勤時間内で読んでいます。

感謝の習慣を身に付ける方法が幾つか書かれていたので、取り上げてみたいと思います。

人間がもっとも汚いものと思い込んでいる排泄物に、ありがとうをいえるようになると、感謝のステージがかなり高くなります。トイレで排泄物を流す前に、小声でつぶやいてみてください「おしっこさん、循環してくれてありがとう」「うんちさん、私の健康を守ってくれてありがとう」

こういうことを繰り返しているうちに思い込みがブレークスルーして、あなたは確実に感謝体質に変わっています。

「感謝の習慣」で人生はすべてうまくいく!佐藤 伝著(PHP文庫)

排泄できることに感謝するということはまず「汚い物」というバイアス(思い込み)を解く意味があるそうです。

バイアスを解く作業を排泄物を突破口として取り組むことで、最終的により自由な発想を身に付けていくという意図がこのワークにはあるそうです。

しかし、それだけではなく普段から当たり前だと感じていることにも感謝できる体質を身に付けるためのワークでもあると思います。

昔、職場の同僚で阪神淡路大震災で被災し、そのときの負傷によって人工肛門を付けた職員がいました。

彼はそのとき生死の境を彷徨った末に、頭がい骨内にあった血の塊を手術で取り除いたことで劇的な回復を遂げて、そのあとはリハビリによって働けるまでに回復したのでした。

しかし思うようにいかない体の機能の中の1つに排泄があったそうです。

それもあって朝トイレに行き、ウンチやオシッコが出た時には「あ~ありがたい!なんてトイレができるって幸せなことなんや~」と思えるようになったそうです。

私は快便体質ということもあって、排泄に関しては逆に出過ぎる不便さを何度も体験しています。

車を運転している時に急激な便意が襲ってきて「ああ…神様…」とハンドルを握りしめて神頼みしたことは1度や2度ではありません。

よって、出ない不便さが理解できないのです。

コンビニのあるトイレに感謝はできても、当たり前に感じている排泄にはなかなか感謝ができません。

誰しも風邪をひいたときに様々な症状に苦しめられてしまいます。

すると「頭が痛くない」状態、「喉が痛くない」状態、「身体がだるくない」状態という普段の健康な状態がどれだけありがたいことかと、痛みを感じるようになってから気付くのです。

しかし風邪も完治し、元の生活に戻ってしまうとそのときのありがたみが見事に吹っ飛んで、元の不摂生な生活に戻ってしまうのです。

排泄物に感謝してみる

本を読んだお蔭なのか、トイレに行って排泄をする度に身体の中にある不要なものが出ていく感覚になれて、なんとも「ありがたいな~」という気持ちになれています。

習慣にしようと固く決意をしたときには比較的、生活習慣として定着しやすかったりするのですが、何となしに始めたことは翌日になったらすぐに忘れてしまいます。

そうならないためにもトイレに入ったら条件反射で感謝ができるようになるぐらい、固く決意したうえで今後も続けていこうと思います。

トイレ掃除について

公衆トイレを掃除してみた話

『「感謝の習慣」で人生はすべてうまくいく!』の中では、トイレ掃除で心の革命が起きるという見出しのエッセイがありました。

雑巾やタワシを使って素手で掃除をしてみてください。人間の意識のなかで、もっとも汚いと思っている排泄物に、正面から切り込んでいくことで、数々の偏見や先入観、思い込み、凝り固まったネガティブ感情をブレークスルーすることができます。大企業の経営者や、成功を収めた人のなかには、「趣味はトイレ掃除です」という人が少なくありません。彼らは、トイレ掃除を通じて、自分で決めつけている心のリミッターをはずすトレーニングをしているといえます。

自分がもっとも汚いと思っていたところに素手を突っ込んでいくのですから、心の革命が起きます。

私たちは、いやな仕事や面倒な仕事は、つい後回しにしてしまいます。実際にトイレ掃除をしたあとは、びっくりするほど仕事がはかどります。目の前の難題が、ウソのように解決していくのです。だからこそ、多くの成功者たちはトイレ掃除が好きなのです。

「感謝の習慣」で人生はすべてうまくいく!佐藤伝著(PHP文庫)

トイレ掃除はそもそも金運アップに効果があると聞いたことがあります。

昔そのことを知って公衆トイレを素手で洗うことを実践した時期がありました。

私の中で床に散乱したトイレットペーパーの紙片を全て拾い上げて流すのが難易度1。

また便器の縁のシミなどはトイレットペーパ―で拭き取ることがそれほど抵抗無くできます。

これも難易度1ですね。

難易度2は便器の中にこびり付いた便を擦り取る作業で、これは少し気合いがいります。

もっと勇気がいるのは便器の中の水が貯まったところに手を突っ込んでその奥を拭く時です。

そこは排泄物が流れるところなのですが、その部分を素手でこするとヌメヌメするのです。

一瞬オッサンやおじいさんが排便している姿が頭を過るのですが、そこは雑念を払って“無”の状態でヌメリを取っていきます。

難易度がいっきに飛んで5です。

精神が充実していないと実践できません。

よって、疲れている時には回避することが度々ありました。

とあるサービスエリアに行ったときには個室トイレの便器が詰まって水などが溢れ出ていることがありました。

これは見た時にさすがに「げっ…無理…」と感じてしまい、手が出ませんでした。

これは難易度100ぐらい。

こんなときはそのトイレ掃除をしてくれる掃除のおばちゃんに思いを馳せて感謝をしました。

このようにトイレ掃除をしてもしなくても感謝はできます。

どちらに転んでも感謝に繋げることができるのです。

ただでは転ばない精神ですね。

トイレってやはり汚いですからね・・。

トイレ掃除は、収入増に繋がるものと知ってから、汚れたトイレを見つけた時には「宝の山」と呼んでいたし、見た目が綺麗で手の施しようがないトイレを見た時にはガッカリとした記憶があります。

いっとき便座クリーナーと便所ブラシを袋に入れたトイレ掃除セットを車に乗せていた時期もありました。

しかしトイレ掃除を行ってもなかなか成果が出ない時期が続くと、手を突っ込んでヌメりを取ることまでは行わなくなっていきました。

そもそも公衆トイレを素手で掃除することで、金運はアップしても何かしらの感染症に罹ってしまうのではないかと健康状態も危惧するようになっていったので、外で行うトイレ掃除は現在床に散らばったペーパーを拾うのと、便器の縁をトイレットペーパーで拭く難易度1止まりとし、自宅では思い出したときに便器の中に手を突っ込んで時々掃除する程度となってしまいました。

トイレ掃除も復活させる

トイレ掃除に付随する話では、洋式トイレの場合、蓋をすることでお金が逃げていかないという効果もあるそうです。

それ以来自宅のトイレや職場のトイレ、また公衆便所でも癖で蓋をするようになりました。

これはトイレ掃除を始めることで自分のものとなったプラスの遺産と言えるでしょう。

せっかく自分の中でお金の流れを高めていこうという意欲が湧いてきているところなので、以前の情熱を取り戻してトイレ掃除をここに復活させようと思います。

そうなると、どの時間にトイレ掃除を行うかという「トリガー」(習慣の引き金)を設定する必要があると思います。

でも、これは凄くシンプルな話で、洋式トイレで用を足したときは自宅だろうが外だろうが関係なくトイレットペーパーを使って拭き掃除をすれば良いだけの話です。

いますぐにでも実践できることですね。

そういえば、トイレ掃除を実践している時はそのことを公言してしまうと効果が薄れてしまうということを聞いたことがあります。

だから・・・・・・・今回書いた記事のことは皆さん忘れてください。

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