朝から修羅場
不幸の中から幸運の種を見つける
早朝。部屋に置いてあったお茶に口をつけてしまった。これが全ての始まりだった。
私は障害者施設に勤めているのだが、毎朝利用者さんの自宅までの送迎業務があります。
今朝は引き継ぎがあって、いつもなら2人体制で迎えに行くところを私が運転を行い、2人添乗者が乗っているという3人態勢での業務となっていた。
なんなとなくお腹がぐるぐると鳴っていたことには気付いてはいた。
送迎の時間が来る前に念押しでトイレに向かったのだが、結局何も出なかった。
「きっと大丈夫だろう…」
そのような状態で車を発車させてから15分ほど経ったところで、お腹がぐるぐる鳴っているのは気のせいではないということが確信となった。
そこからの展開は非常に早かった。
どのタイミングでトイレに行きたいと切り出せば良いのかを考えている間に利用者さんのお宅に到着してしまった。
この次の利用者さんのご自宅に向かう途中にコンビニがあったので、そこまで粘れば何とかなると思ってからの猛烈な便意の追い上げ。
添乗車2名は車から出て利用者さんのご自宅の玄関へと向かった。
洒落にならなくなってきた。
この便意がオナラでありますように…と願いながらス~っと抜いてみると本体が出そうになった。
これが現実だ。
つま先立ちで玄関まで向かって叫んだ。家の中に入って身支度を手伝っていた添乗職員が顔を出した。彼にすぐに変わってもらった。
そして、有無も言わせぬ鬼気迫る表情でヘルバーさんにトイレの場所を聞いて自宅の中へと駆け込んだ。
お客様のご自宅のトイレを借りるなんて本来なら「無い」ことだと思う。
しかし、あるも無いも便意の前ではどうだって良い。俺の便意がルールブックだ。
間に合った…正確に言うとちょっと間に合わなかった…。でも、ばれない程度の粗相だったので間に合ったと言っても良いぐらいだ。
考え方の変化
今までの私なら利用者さんのご自宅のトイレを借りることが悲劇だと感じていたはずだった。
しかし数年にわたるワークのお陰で考え方が前向きになっていた。
まずトイレに間に合ったこと。そして添乗者が本日は2人もいたという幸運。利用者さんが乗っているワゴン車から職員は本来なら離れてはいけないのだが、3人いることでワゴン車で待機する役を代わってもらうことができた。 これがいつもの2人業務だったら無理だった(2人しかいなくてもワゴン車の利用者さんを放ったらかしにしてトイレに駆け込んでいたけどね・・)。
このように幸運なことが積み重なってトイレに間に合ったのだった。
やばい状況だったにも関わらず、この出来事が幸運な出来事として私の中で解釈できたのだった。それが自分なりに驚きだった。
お客様のご自宅で漏らしかけておきながら、精進してきたな・・・と感慨深い気分になっていた。
ツレにアホヅラ下げて会いにいくために、感謝の日記を書いていく
何を書いているんだ…ながながと…。口をつけたお茶を置きっぱなしにしている危険性と自分の成長をかみ締めたところで、ツレについてのお話です。
火曜日からのツレとの関係が全くもって進展しておりません。
当たり前だ。LINEで「しばらく連絡しないで」と送りつけているわけだから、こちらから何かしら行動を起こさない限り変化が生まれることはないでしょう。
しばらく静観したい気分だが、明後日の土曜日はツレの鍼治療の予約をしているわけで、そこまでに何かしらの返答を私からしないといけない。
いったいどの面を下げて連絡すれば良いのだろう。
思えば、我々の仲は治療の予約によって随分助けられてきたように思う。
1か月後の予約があるから、それまでに関係を修復しないといけないと慌てて連絡をとったり、治療だけではなく旅行や講演などの予約をとっていたお蔭で、ここまで離れることなくお互いを繋ぎ止めていた面がある。
今回はいったいどうなってしまうのだろう。
明日連絡をとってみて「もうこれ以上あなたと付き合うことはできません…」と返されてしまう可能性も充分にありえる。
何かしら自分が成長していなければ私はまた同じことを繰り返してしまう。だから、夜道でブツブツと呟く前向きな独り言だけではなく、毎朝職場で書いている感謝の日記も内容を変えてみようと思った。
びっしりとスケジュール帳に日々感謝できる内容を書き込んでいるのだが、その前にまずツレに対して感謝できることを3つずつ書いてみようと思った。
早速今朝書いてみたのだが、その内容は「寛容な心に感謝」「いつも優しい言葉をかけてくれてありがとう」「料理をするようになったのもあなたのお蔭」の3つ。
ツレのことを思い返して怒りが込み上げてくるときは彼女に対する感謝の念を忘れているのだと思うし、もしかするとツレに対する感謝の念というものが育まれていないのかもしれない。
愛情も大事だが2人の間に敬意というものも必要だと思った。だから、自分が変わるまで感謝の日記、ツレバージョンを書き続けてみようと思う。
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感謝する機会を意図的に設ける。
目次1 感謝する機会を日常に設ける1.1 排泄物に感謝する1.2 感謝日記1.3 感謝日記の成果1.4 人としての成長1.5 感謝日記の内容1.6 毎朝のお参りで。 感謝する機会を日常に設ける 排泄物 ...
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おまけ
また、今日こそは日付が変わる前に寝ようと思います。
「毎日好きなことだけで埋めていく」本田晃一著(祥伝社)の中で、よく寝るようになったら、気持ちに余裕が出てきたというエピソードが書かれていました。
私はあまりにも睡眠が不足しています。だから今日こそは0時前には眠ります。そのお話については、また次回に書こうと思います。