本の実践

感謝する機会を意図的に設ける。

感謝する機会を日常に設ける

排泄物に感謝する

感謝をする習慣が定着してきた実感があります。

まずトイレに行ったときに排泄ができる自分の体に感謝する習慣からです。

用を足してトイレから出ようとしているところまで感謝を忘れていたとしても、“ふっ”と思い出して「体から不要なものを出してくれる俺の体、ありがとう!」と言えるようになってきました。

さすがに職場のトイレで排尿をするときには同僚がそばにいたりするので、言えないことも多いのですが、取り組み始めたばかりのワークにしては定着している方だと思います。

感謝日記

『「自分史上最高!」になる 最強セルフイメージのつくり方』坂田公太郎著(同文館出版)に感謝日記についての言及がありました。

その内容とはカナダ・ブリティッシュ・コロンビア大学のエリザベス・ダン博士の研究発表によるもので、感謝を週に1回。そして10週間書かせるテストを行ったところ、普通の日記を書いた人と比べて、明らかに幸福度が高くなったそうです。

感謝の気持ちは人を幸せにするようです。

そして何故この感謝日記が重要かというと、「感謝の感情」というものは意図的に意識をしていないとすぐに忘れてしまうからで、継続し続けることは難しい感情なのです。

よって1日の終わりに、その日にあった感謝したいことを書き出すのは忘れないように感謝の気持ちを引き出す行為であり、幸福感を高めるために非常に有効なのです。

感謝日記の成果


感謝の日記を書き続けているせいでしょうか。感謝の気持ちが着実に育まれている気がします。

ツレの祖父が入院をしました。日曜にお見舞いに行ったのですが、病院のベッド上で酸素吸引のためのチューブや点滴など、体中にチューブが繋がれていました。

 

ほぼ寝たきり状態を強いられているので、体がきっと痛いのでしょう。「にいちゃん(私のこと)・・足をひっぱってくれ~」「上半身をあげてくれ~」とあれだけ寡黙だったツレの祖父が色々と要望を口にしてきたのです。

 

動きたい意思があるのに動けない姿を見るのは結構辛いものがありました。

だから、少しでも体が楽になるようなことがあれば協力しようと思ったのですが、言葉が不明瞭な点もあって祖父の要望にきちんと応えられたかどうかは解りません。

また普段入院病棟に足を運ぶ機会というものがほとんど無いので、各部屋で寝たきりに状態になっているお年寄りの方達の姿を見るのは私には衝撃的なものがありました。

病院に行ってみて、思うままに身体が動かせずにベッドで1日中横になって過ごす。そのような生活を実際に送っているお年寄りの方たちを見ると、これは敬意を欠いた言い方になるかもしれませんが、自分なら到底受け入れられないと思ったのです。

 

一生懸命何十年も生きてきて、最終的にこの状態になるの?と思ったのです。

ツレの祖父もお見舞いにきた私たちに向けて、思いを伝えきれていないと思います。

滞在時間中は目いっぱい祖父の言葉に耳を傾けていたのですが、最後までちゃんと聞き取ることはできませんでした。

結局、病院から出たときに行き着いた思いとしては、今の私は自分の意思で動けて好きなことができるわけです。それってすごくありがたいことなんだという体に対する感謝でした。

人としての成長

お見舞いをした日の夜に実家から自宅マンションへと帰宅することにしました。

夜中の0時過ぎ。駅を出た瞬間に不自然な場所で電車が急ブレーキをかけて止まったのです。電車への投身でもあったのかと思って、周囲の様子を伺っていると少ししてから車内放送が流れました。

 

 

 

「1つ前の電車が現在〇〇駅で止まっております。電車の中で急患が出たため現在救急車を呼んでおります。お客様を救急車で搬送するためしばらくお待ちください…」

 

 

 

既に日付が変わっている時間帯です。その放送を聞いて瞬時に急性アルコール中毒の羽目を外した大学生が頭を過りました。

しかし、フッと我に返り0時過ぎになっても働いているJR職員さんに思いを馳せ、そのあとは夜遅くに働いている救急隊員さんにも思いを馳せる自分がいました。

皆さんが働いているお蔭で、私はこの時間に家に帰ることができるし、急患が出ても連れ出すことができるわけです。なんとありがたいことなのだろう。

そう思うと、1つ前に乗っていたアルコール中毒の大学生にも、何事も無く無事でありますように…と思えるのでした。全部憶測だけどね・・。

感謝日記の内容

感謝をする発想は練習によって育まれるものだと思います。

感謝の日記を書き始めた数年前には、書く内容も乏しく毎回同じことを書いていたし、よくペンも止まっていました。

現在は例えば雨が降ったときに「傘」を持っているということに着目したら、そこから傘を販売している小売店や流通業の方たち。そして、詳しいことは解りませんがきっと傘の材料を作る下請けの業者さんもいることでしょうし、傘を組み立てる工場もあると思います。そして、その工場を作った設立者から、工場を作った建設業界の方たちまで多くの人たちに感謝が展開できるようになってきました。

今回、JRの職員さんから救急隊の人のことまで考えられるようになれたのは、普段の感謝日記で行っている感謝を展開させる思考の成果だと思います。

 

 

ちなみに感謝の日記が継続できるようになったのは、日記を書く時間を設定したことが大きいのだと思います。

 

毎朝のお参りで。

毎朝の神社へのお参りでも感謝を伝えています。

本殿に向けて「〇〇になりました」と理想の将来像を宣言したあとに、毎回感謝をしています。

「今日も仕事に行けることに感謝しています」「両親や姉、彼女が幸せに生活していることに感謝しています」「体が丈夫なことに感謝しています」などなど一通り思い付く感謝を伝えた後に、「いつも見守り下さってありがとうございます…」と御神体に向かって感謝を述べます。

そのうえ一昨日からは本殿の前で財布を出して「お金を循環させていただきまして、ありがとうございます」とお礼を述べるようにもなりました(電子決済で会計をすることが増えたので、この頃はお財布ではなく携帯電話を出している)。

 

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このように感謝をする機会が圧倒的に増えたせいか、「あっ、感謝しよ…」と思い出すことが日々の中で明らかに増えました。今が人生で最も1番感謝することが多くなったと思います。

意識が変わって一皮剥けつつあると思うので、近いうちに人生に変化がもたらされる気がします。

 

(↓感謝について学びの多かった本です)

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