人間関係

恥の上塗りで対人恐怖症の名残を克服する。

自分をホメで過去の恐怖を乗り越える

対人恐怖の名残を乗り越える

私は過去に対人恐怖症にかかっていました。

当時は怖くて人に話しかけることができず、人との交流を持つとナイフで抉られるようなイメージが頭から離れなくなって自分が壊れてしまうような感覚がありました。

その名残は今でもあって、人と関わることが億劫です。

そんな私でも人の役に立ちたい。また人と交流を持つことで、楽しい感覚を味わいたいという欲が芽生えてきました。

そうなるとこの対人恐怖の思考の癖を克服しないといけないわけです。

そこでメンタリストDaiGoさんの著書「運は操れる 望みどおりの人生を実現する最強の法則」(マキノ出版)参考にすることにしました。

この本を読むと、豊かな対人関係のメリットがここでも強調されていました。

それは運が良い人の定義のひとつに対人ネットワークが豊富という特徴があるのです。

どういうことかというと、仲の良い人が多いとそれだけ有益な情報がその人達から流れてきて人生が豊かになってくるということなのです。

なんということでしょう。

10代20代の時期に幸運を招く対人ネットワークを私は失ってしまいました。

エクスポージャー

「運は操れる」の中で紹介されていた心理療法のテクニックのひとつに「エクスポージャー」というものがありました。

エクスポージャーとは不安の原因に触れることで次第に慣れていく療法のことを言います。

ポイントは時間をかけ、少しずつ試行回数を増やし、ハードルを超えながら心身を慣れさせていくことです。本人が「怖くても体が慣れれば動けるんだ」と気づけば、高いと感じていたハードルが低くなって、より強い恐怖や不安も克服していくことができます。

「運は操れる 望みどおりの人生を実現する最強の法則」(マキノ出版)

つまり場数を踏んで「大丈夫」という経験を踏み続けて、認識を変えるということですね。

私の場合、このハードルが対人恐怖になります。

そうなると試行回数が人との交流の回数になると思います。

年を重ねたら自然と話ができるようになると思っていたのですが、どうやらそうではないようで場数が必要なのです。

圧の強い人たちに話しかけてみる

というわけで実践です。

まず職場にいる圧強めの人に自分から話しかけようと思いました。

圧の強い人とは、具体的にいうと職場の上司や先輩達のことですね。

圧強めの人と話をしていると足が震えそうになります。

聞かれたことを答えただけなのですが、圧強めの人たちは目が据わっており(射抜くような黒目)、一瞬の間を空けた後に口を開いてきます。

同僚
いや・・そんなことを訊いてるんじゃなくて・・・。

いつかこの人に怒られるんじゃないかと思って足が震えてしまうのです。

コミュニケーションを取る前から気持ちで負けてしまっているのです。

「エクスポージャー」は場数を踏んで認識を改めるということです。

認知行動療法のようなものではないでしょうか。

とにかく足が震えたり、傷付いたとしても「大丈夫だった!」と思うことが必要なのだと思います。

と威勢の良いことを宣言したものの、やはり怖いものは怖いのです。

このエクスポージャーは段階的に経験を積んで体を慣れさせていくものです。

いきなり圧強めの人だとハードルが高いので、もう少し難易度を落としたものに挑戦してみることにしました。

怖いと思ったことにチャレンジする

次に「最強セルフイメージのつくり方」坂田公太郎著(同文館出版)から取り入れました。

「怖いと思ったことにチャレンジする」について。

人間は「既知のもの」に安心感を覚える生き物です。

一方で未体験で興味のあることは「いつかやってみたい」と思いワクワクするけど、未知のものなので恐怖や不安を感じてしまいます。

そして、なかなかチャレンジできずに先延ばしにしてしまう傾向があるというものです。

その今までのパターンを破壊するためには、怖いと思ったらあえてチャレンジすることなのです。

不安や恐怖からは逃げようと思うほど、その不安や恐怖は大きくなっていきます。

その感情に立ち向かい、前へ進むと、それには何の実体もないことがわかります。

だから恐怖や不安の克服法は前に出ることなのです。

私が怖いと感じて、逃げてしまうのは人とのコミュニケーションや繋がりを作ることです。

職場での雑談が苦手です。

比較的長くいまの職場の同僚と一緒にいるはずなのに、未だに繋がりが薄く、皆さんの私生活のこととかあまり知りません。

私生活は別に知らなくても良いとは思うのですが、職場外に目を向けると友達と呼べるような人もさほどいません。

心が許せる深い付き合いができているのはツレぐらいかもしれません。

ツレからのプレゼント

恐怖を克服するのは「エクスポージャー」が大事。

そして圧の強い人に自分から話しかけようと思ったものの、これはハードルが少し高い。

しかし、怖いと思ったことにはチャレンジをする必要がある・・・。

結局、ここでもチャレンジできずに先延ばしをしている私・・・。

自分からコミュニーケーションをとることにハードルを感じるなら、もうひとつ手前でスモールステップを設けたい。

少し前の話になりますが、6月のあたまに誕生日を迎えました。

ツレから、誕生日プレゼントとしてこちらのサプリメントを頂きました。

「カリフォルニア ゴールド ニュートリション」

これはトラウマを乗り越えるサプリメントなのだそうです。

この「カリフォルニア ゴールド ニュートリション」は腸内環境を良くするサプリのようです。

なぜトラウマを乗り越えるサプリメントと呼ばれているのかというと、過去にトラウマとして残るほどの精神的なダメージを負うと、まず脳の機能が働かなくなるほどの影響を受けてしまうそうなのです。

脳と腸は太い神経で繋がっており、脳のダメージによって腸内環境もダメージを負ってしまいます。

よって腸内環境を良くすると、腸と脳は繋がっていますから、脳に好影響が生まれるそうです。

トラウマを克服すると言っても、思い当たるトラウマがありません。

しかし学生時代には学校に行くと必ず下痢や腹痛に悩まされていましたし、ひきこもり時代にはナイフで抉られるようなイメージが頭から離れなくなったことがあったわけですから、心当たりが無くても何かトラウマ的なものが体に残っている可能性は充分に考えられます。

ツレがこれを私にプレゼントするということは、私に対して何かを感じたということなのかもしれません。

Amazonのレビューを見ると金額について不満をあげる人が多い印象を受けますが、これで腸と脳に健康がもたらされるのなら安いものだと思います。

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