「鳥須井八幡神社」から尾道に行きました。
尾道は古くは大林宣彦監督の映画などのロケ地として有名で、現在もゲームやアニメなどの舞台で有名な観光地です。
足を運んだ当時は、緊急事態宣言が解除されているにも関わらず多くのお店は閉まったままで、観光客もまばらな状態となっていました。
(↑シャッター通りと化していました)
中心地と思われる海沿いの通りで今回は食べ歩きを行いました。
限られたお店を周り「大判焼き」や「チーズケーキ」を購入。
チーズケーキ1個500円。「たっ、か…」と思ったが流石にうまかった。
そして家に帰ったら晩ご飯がないというので、ツレのご飯を購入するつもりで、れいのチーズケーキを購入したお店に引き返してテイクアウトでお弁当を購入しようと思いました。
意気揚々とお店に向かうとテイクアウトの窓口となっていた扉がすでに閉まっていました。
裏口に回り込んで扉を開けて購入希望を伝えると予想通りの返答が。
「6時で閉店なんですよ〜」
既に時刻は6時半。はっきり言って僕のせい。
なぜかと言うと週末にまとめてブログを書きたいとか言って、広場のようなところでツレに足の裏を揉んでもらいながら1時間近く記事を書いていたから。
これが無ければテイクアウト用のお弁当は希望のお店で買えたはずなのです。それでもツレは「しょーがない!」の一言で片付けてくれます。
優しい…優しすぎる…。これはのろけではなく、優しすぎるから病気になったのではないかと本気で思うのであった。
晩飯は「尾道焼き」という砂肝の入ったお好み焼きを購入してテイクアウトで持ち帰ることにしました。
帰りの車中での会話。
「今日の感想とかある?」
「静かにしていると怖いんですけど〜。不機嫌になってるんかなって…」
えっ?神社とか尾道の感想とかじゃなく俺の感想っすか!?しかも被弾!!
お好み焼きが出来上がる間、隙間時間でブログを書いていたのですがその間2人の間に会話はないわけですね。
そして、書いてる最中に極小さな声でツレが僕に話しかけてきて聞き取れないのと、作業の邪魔になるので少しだけ、ほんの少しだけイラッとはしました。
それで「えっ?なに?もう少し大きな声で…」とは言いましたが…。
難しいなと思います。豊かになることを目指してブログを書いているはずなのに、書くノルマを自分に課すことで会話が無くなる。そしてノルマで少し気持ちが焦る。
ツレが僕のことを怖いと感じるのはいけないことです。これでは自分の価値観を押し付けるモラハラ野郎です。
しかし週に5日働いて地元に週末は戻ってきて、長距離ドライブをしたうえで、参拝や車いすの移動介助とトイレに付き合うなど普通のカップルに比べたら僕はやることが多いのですよ。
それなのに振る舞い的なものまで穏やかで優しさを求められるなんて「わしゃ、神様が!?」と言いたくなります。
すると帰りのサービスエリアでトイレに行った後にツレが突然口を開きました。
「頑張っとるよね!」
頑張っとるのは僕のことらしいです。
「そうかな…。」
素っ気なく答えましたが自分のできる精一杯のことはやっているつもりです。
「(ツレに)いつも優しく笑顔を絶やさずにできたら良いのだけど…。怖がるのはよくないね…」
「しょーがないよ。人間だし…」
ツレはそう言ってくれました。ひとまず安堵。全く怒らなかったり、苛立たなかったら人として不自然だと思います。
でもツレを大切にしようと思うので無理をせずに穏やか野郎になろうと思います。
(↓穏やか爽やか野郎と言えばヘインズのTシャツ)