本の実践

家事と食事でマインドフルネスを磨く。

自己観察トレーニング

マインドフルネスのおさらい

以前の記事でマインドフルネスの内容について紹介しました。

内容としては瞑想によって呼吸に意識を向けることで、集中力を高めること。

そして高まった集中力で今度は自分の感情や思考に意識を向ける自己観察を行うこと。

自己観察が鍛えられれば、感情のコントロールが可能となってストレスが削減できるようになる。

これらは「最高の体調」鈴木祐著(クロスメディア・パブリッシング)から学んだ内容です。

本書の内容を改めて説明すると、高刺激なものと現代の人間はミスマッチを起こしているということ。

そして高刺激なものとはデジタルデバイス食事都市などの環境のことであり、文明が発展することで人間側に様々な弊害が生まれており、そのことを本書の中では「文明病」と表現していました。

「文明病」とは、近代社会の変化によって引き起こされる、現代に特有の病気や症状を意味します。

「最高の体調」鈴木祐著(クロスメディア・パブリッシング)

文明が発展しても人間はさほど昔から変わっていないのです。

この「文明病」を改善させる方法を紹介しているのが、この「最高の体調」なのです。

「最高の体調」はマンガでも出版されているので、活字が苦手な方はこちらのマンガ版を購入しても大変ためになると思います。

ながら食いをやめる

さて今回の記事は先ほど紹介した自己観察を磨く方法を実践した内容となっています。

ちなみに自己観察を磨く方法は以下の3つが「最高の体調」内で紹介されていました。

1、家事。
2、ながら食いをやめる。
3、エクササイズ。

以前の記事では1の家事と2の「ながら食い」をやめるに着目しました。

これを「マインドフルイーティング」と言います。

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まず自己観察が難しい理由はスマホやテレビなどの刺激だと思います。

何も刺激がない状態を人は嫌います。

だから、その空白の時間に何かを埋めるように刺激を取り込みつづけているのです。

よって私たちは慢性的な刺激にさらされ続けることになるのです。

出勤は電車を利用しているのですが、周囲を見渡してみるとスマホを見ているか、居眠りをしているかで何もしていない人はほぼ皆無。

1人でいるときの何もない時間に、スマホや本や新聞などを使わずに「ぼーっ」としている人を私は久しく見ていません。

港などに行くと、波止場などに座ってひたすら海を眺めている人などはいるのですが、街中だとそれはとても稀なことで、私たちは退屈が苦手なのです。

自己観察のトレーニングは、まず職場で昼食を食べるときから始めました。

これまではイヤホンを両耳に装着して、スマホの動画を私は見ながら食事を摂っていたのですが、それをやめて食べることだけに集中するところから始めてみました。

イヤホンを外しました。

昼食は毎回外に出て車の中で食べるのですが、冷えた空気の感触や舌で感じる味や座席に座った時のお尻の感覚に意識を向けました。

食べている最中に検索したいことが頭にフッと浮かぶのですが、それも我慢。

我慢すると、そのうち検索したい衝動は消えていきます。

朝食を食べる時間は10分弱なので、「ながら食べ」をやめるとあっという間に昼食時間は終わるのです。

自宅に帰った後の夕飯でもスマホは遠ざけようとは思ったのですが、帰宅してからの唯一の楽しみがスマホに流れるバラエティ番組なので、いまだにそれはやめることができません。

正直にいうと食べるって私には退屈なのです。

それは、きっと私に食に対する執着がそれほどないからだと思います。

この前休日の朝に行きつけの喫茶店でモーニングを食べました。

↓若干トーストが焦げていたが、それでもうまい!!!

もちろんそのときはスマホを遠ざけて食事に専念したのですが、そのとき食べたトーストが何とも美味しかったのです。

「ながら食べ」だと刺激が入ってくるので、感謝することが意識できないのです。

この日は感謝しながら食事を摂ることができました。

続いて、床磨きトレーニング

少し前の話になりますが、仕事納めのあった日の夜、ブラーバとクイックルワイパーを駆使して床掃除に集中することにしました。

これまでだったらYouTubeから芸人さんのラジオ動画を流して、それをイヤホンで聴きながら掃除を行っていたのですが、イヤホンを置いてiPhoneをコンテナにぶちこむことにしました。

↓30分のタイマーをかけて、ひたすら床磨き。

我が家のフローリングは黒ずみが酷いので、以前購入したサットレールのスプレーを床に直接吹き付け、サットレールのペーパーをクイックルワイパーの先に取り付けてひたすら床を磨きました。

↓現在掃除用具の整理を行っている最中です。

↓掃除用具の記事。

「ながら食べ」を行ったときに感じたことですが、食べることや家事に取り組んでいるときはただスマホなどのデジタルデバイスを遠ざけて作業をすれば良いというわけではないと思います。

遠ざけて刺激を入れない状態にしたうえで、その意識を作業を行っている感覚に向けないといけません。

重要なのは自己観察なのです。

触覚・嗅覚・視覚などに加えて、刺激によってどのように感覚が変化していくかをつぶさに観察するのです。

それをしないと今度は自分の頭に浮かんでくる思考に没頭してしまい、今に意識が向けられなくなってしまうからです。

つまり、皿を洗っていることにしっかり心をとめながら皿洗いをする、ということです。

「最高の体調」鈴木祐著(クロスメディア・パブリッシング)

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