目次
人生の主導権は自分が握る
会社の上司に尻を叩かれる
新しく赴任してきた上司はあたりが強い人でした。
ある日、呼び出されてこのように発破をかけられました。

つまり人間関係を円滑にするようにというお達しでした。
その場では納得した気になっていましたが、あとあと考えて浮かび上がってきた感想が「うるせ〜」だったのです。
他人の言葉を真に受けることに抵抗あり
私の職場は一部の職員が対立し合っており、リーダーがその間で板挟みの状態になっていました。
そのことを上司は知っており、私も間に入ってリーダーを支えるようにということなのでした。
板挟み状態を緩衝材と表現していたのですが、緩衝材って要は双方の言い分を聞くということです。
マイナスの言葉を自分の中に取り込むことなんてまっぴらごめんで、だから「うるせ〜」なのです。
上司から今回は変わるように促されたわけですが、他人から言われたアドバイスに対して違和感を感じるようならば、参考になる部分だけ受け取ってあとは無視すれば良いと思うのです。
つまり今回自分に必要だと思ったことは「全体を見る」ということのみで、人間関係の潤滑油になる必要はないと思います(もちろん上司には言わない)。
ホメ方のコツがわかってきた。
そんなことより毎朝公園で汗をかきながら5分間の自分ホメを行っています。
今までのホメ方というのは、できたことに対して自分をホメるやり方でした。
・今日も仕事に行ってえらいな!!
・筋トレを継続してすごい!
・毎日お参りを続けてる俺は習慣のバケモノだな〜
できたことへのホメ言葉というのは、過去のできなかった頃の自分と比較するという発想になります。
他人と比較してホメると自分より秀でた他人はいっぱいいますから、基準がその都度ぐらついてしまいます。
するとホメ続けることが難しくなってしまうのです。
だから比較するなら過去の自分と比較した方が安定して自分ホメができるようになると思います。
私の場合、社会に適応できなかった「ひきこもり時代」というものがあります。
この頃は仕事もできない、学校にも行けない、人と話もできないし、どこにも行けなかったの「ない、ない」尽しだったので、それが自分ホメを行うときの武器になると思うのです。
できなかったことがたくさんあって惨めな気分になっていましたが、自分ホメを行うとできなかったことが宝になるのです。
ひとつ出来事に対してブラスの面とマイナスの面があって、出来事は物事への解釈次第とも言います。
惨めな経験が宝になっているわけですから本当に解釈次第ですし、ホメないともったいないのです。
「ひきこもり時代」と比較してホメるネタが尽きてきたら、今度は赤ん坊の頃と現在を比較して自分をホメたら良いのです。
赤ん坊の頃と比較するわけですから、日常生活の全てにおいて自分はえらいと言えるのです。
もう一歩踏み込んでみる
これまでは具体的な行動に対するホメ言葉でした。
しかし、ある時フッと思ったのです。
ホメるのに根拠って必要か?
つまり、「〇〇だからえらい!」とかではなく、何もしてなくても「自分はえらい!」と言い切るのです。
ホメに根拠があると、それができなかったときに自分のことがホメられなくなる恐れがあります。
だから何もなくても「えらい!」と言い続けられる状態がもっとも無敵な状態だと思ったのです。
さっそく実践。

えらかったの連呼。ホメ言葉の乱れ打ち。

これぞ無条件の愛。
自分でもデタラメなことをやっていると思ったのですが、このホメ言葉の乱れ打ちがなんと自分の芯の部分に響くものがあったのです。
まだ始めたばかりなので検証中の段階ですが、ホメ言葉の連呼は自己肯定感を高める効果が期待できるかもしれません。
ホメ言葉を連呼するとこんなことがおこる。
根拠もなくホメ言葉を連呼していると、意識に変化が生まれてきました。
「すごいな・・・すごいな・・・・すごいな・・・・・」「素晴らしい・・・素晴らしい・・・素晴らしい・・・」
意識にポコっとその言葉の根拠が浮かび上がってきたのです。
「すごいな・・・すごいな・・・毎日仕事に行く俺ってすごい・・。」「素晴らしい・・・素晴らしい・・・ほぼ毎日1時間ブログを書いている俺はすごい!!」
このように「すごい」理由や「素晴らしい」と思う理由が見えてきたのです。
自分をホメているとホメ言葉の根拠が頭に浮かんできて自己肯定感が高まる。
となると、その一方で自分を貶めるような言葉を吐いていると自分のあら探しが始まってしまう恐れもあるということです。
言葉の効果は絶大。
おいそれと後ろ向きなことは言えません。
根拠も必要なくホメ言葉を連呼するだけで効果があるのなら、これまでの「ホメ言葉が思い浮かばない!」と悩んで苦労する必要はありません。
また考える必要もないので、歩きながらでも自分を容易に自分をホメることができそうです。
↓自分ホメは藤山勇司さんのこの本から得た実践方法です。