目次
体を使ってストレスを発散させる方法
「科学的に元気になる方法を集めました」から
意思を持って望む人生を生きていくためには、覇気というか元気が必要です。
朝、職場に向かって歩いていると私の姿を見た同僚が私から距離を置くように走り去っていきました。
どうやら私の顔や雰囲気が目も当てられないような風貌だったそうです。
まったく精気が感じられず、悪影響を受けると思ったようなのです。
活力が得られるように様々なことを実践してきたつもりですが、どうやらそうではなかったようです。
そんな負のオーラを醸し出している人間に誰も寄ってくることなんてないと思います。
これはなんとかしないといけない。
そこで「科学的に元気になる方法を集めました」堀田秀吾著(文響社)から活力を取り戻す方法を学ぶことにしました。
笑顔を心がける
ストレスを軽減させ、周りの人たちに安心感を与えるためには笑顔が重要です。
その笑顔はただ口角を上げるだけではなく、歯が見えるぐらいの豪快な、顔全体で表現した笑顔の方が心理的なストレスは低下していくそうです。
私がこれまで実践していた笑顔は口角を上げるだけの笑顔でした。
アルカイックスマイルとかいうやつで、口角を上げることで脳が何か楽しいことがあったと勘違いするそうです。
脳は「楽しい」と感じるとその整合性をとるために、自動的に楽しいことを探し始めるそうなのです。
すると人生におこる現象が楽しいことばかりになっていくとのことです。
楽しいから笑顔になるのではなく、笑顔になるから楽しいのだというフレーズを聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
口を開けた笑顔を心がける
それにしても口を開けた笑顔を常につくるというのはそもそも不自然なのではないでしょうか。
鏡で自分の笑顔を見てみるのですが、常に口を開けた笑顔のままでいるのは端から見ると気味が悪いのです。
だから、普段は口角を上げるこれまでどおりの笑顔で過ごし、笑うときには思いっきり口を開けた方が自然だと思います。
私はゲラではありません。
そう思うと口を開けた笑顔をつくる機会の多いゲラの方が人生は得だと思います。
姿勢をシャンとするメリット
「テストステロン」という男性ホルモンがあります。
決断力や攻撃性などと関係するホルモンなのですが、背筋を伸ばした姿勢でいることでこの「テストステロン」が増加するそうです。
また背筋を伸ばしているとストレスホルモンのコルチゾールも低下するとのこと。
椅子などに座ったときに坐骨で座ってしまい、お尻が座面の前の方へとずれて猫背になるクセがあります。
普段座っているときからも姿勢をシャン!と正していこうと思います。
口を開けた笑顔と背筋を伸ばす。
これだけで生活の中から大きくストレスが軽減されるのならやらない手はありません。
貼り紙で視覚からアピール
笑顔と姿勢を正すという2つのタスクを忘れないようにするためにトリガーの設定が必要です。
トリガーとは行動を起こすきっかけという意味でも使われる言葉なのですが、貼り紙にこの2つのタスクを書き出しておくことで視界に入ったときに思い出せる環境をつくることにしました。
なるべく貼り紙を視界に入れるためには、よく立ち止まる場所に貼っておく方が良いと思いました。
それで思いついた場所が「台所」と「洗面台」と「トイレの内扉」でした。
全ての場所で貼り紙を貼っても良いのですが、まず台所のみに貼りました。
台所の壁面にはすでに張り紙をいくつか貼っているのですが、これまでさほど効果を感じられなかったので、改めて文字を太く書き直して、目立つように貼り紙に色も付けることにしました。
これでどうでしょう?
呼吸法から緊張を解いていく
続いて脳を正常に働かせる方法です。
それが呼吸なのです。
「週40時間の自由をつくる 超時間術」メンタリストDaiGo著(実務教育出版)に呼吸によって脳のパニックを防ぐ方法が紹介されていました。
人間は不安とストレスによって時間の感覚が歪んでしまいます。
そうなると「時間がない」という感覚に陥ってしまうのです。
そのために不安やストレスを発散させていく必要があるのですが、そのために、まず人間の体はゆっくりと呼吸をしながら緊張できないという性質を理解する必要があります。
人間が緊張状態になると全身に血液を送る必要があるので、心拍数があがって呼吸が速くなっていきます。
呼吸が速くなって浅い状態になると、脳に酸素が行き渡らなくなってしまい、不安や記憶力の低下などが発生します。
この緊張を解除するために、あえて呼吸をゆっくりさせることで心拍数を下げていき、戦闘態勢を解除していくのです。
簡単な呼吸法
私が実践しているバランシング呼吸を含めて様々な呼吸法が紹介されていますが、どれも手順が複雑で、それがなかなか呼吸法が定着しない理由にもなっていると思います。
そこでもっとシンプルな呼吸に対する考え方が「週40時間の自由をつくる 超時間術」の中で紹介されていました。
それが吐く息にかける時間をとにかく吸う息の倍にしていくということです。
人間は息を吐くときに血圧が下がってリラックス状態になるそうです。
今までは正確な秒数を計らないといけないと思い込んでいましたが、なんとなくのイメージでも吐く息さえ長ければ良いと知って、取り組むうえでの気分が楽になりました。
これなら手軽にできそうです。
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呼吸法に取り組む。
目次1 呼吸について1.1 バランシング呼吸法1.2 バランシング呼吸のやり方1.3 7-11ブリージング 呼吸について 感情に巻き込まれることなく、冷静になって問題解決に目を向けられるようになる方法 ...
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