人間関係

言葉ではなく行動でお断りする。

頻繁にノーと言う

言えないなら行動で表現する

コーチングを駆使して人生を豊かにしていくことをテーマとした本がこの「人生改造宣言」タレン・ミーダナー著(税務経理協会)です。

この本を今年の初めから実践してきました。

全部で101項目ある実践方法のなかで「頻繁にノーを言う」は18項目目にあたります。

まだ全体を通して序盤にあたるのですが、ここで止まったまま数ヶ月の月日が流れてしまいました。

結論から言いますと、人に対して直接言葉で「ノー」と言えたわけではなく、行動で拒否・拒絶をあらわすことしかできませんでした。

『おい、おい、結局「ノー」が言えてないじゃない‥』と思われるかもしれませんが、人に対して拒否、拒絶、断る場合には「やりたくない」「やらない」という気持ちがまずは大切です(と思っている)。

言うにしろ言わないにしろその気持ちの部分が自分で把握できているということ(自己認識)が重要だと思っています。まだ私はそのレベルなのです。

伝える技術も必要ですが、あとはそれを言葉で伝えて拒否するか行動で現すかの違いだと思っています。

行動で意思を示す

職場に行きたくないと思いました。それを行動で示すことにしました。

だから10月は2日間年次休暇を取得しました。ただ行きたくないから休むのです。社会人失格と言われようが、自分の精神を守るためです。

また、日々ほぼ定時で帰るようにもなりました。

今までは同僚たちに「頑張ってます!」感を出すためのアピールも兼ねて残業して仕事をする癖があったのですが、それがある日突然アホらしいと思うようになりました。

アピールよりも自分の時間を過ごすことがすごく大事だと思うようになったのです。

 

これまで週末は必ずツレのもとに駆けつけていました。

彼女を放ったらかしにすることに罪悪感が芽生えてしまい、とにかく外に連れ出さないといけないと思っていたし、週末に会わなかったらそれだけでツレの気持ちが私から離れてしまうのではないかと不安を感じていたのです。

しかし今回土日でツレのもとに向かわずにひとりでのんびりと過ごすことに決めました。

ツレも大切ですが、自分も大切なのです。

また職場であまり好きではない同僚に対しては、距離を置くように心がけました。

これらの行動だけで「ノー」と言えたといっても過言ではないでしょう。

なぜ人に対して「ノー」が言えないのか?

それは私がひきこもり時代からもっている大きな課題です。

人に「ノー」といった場合、人からの「ノー」も受け入れていかないといけないと感じているからです。

人からの拒絶を受け入れる耐性が自分には無いと思っているから「ノー」が言えないのです。

「ノー」を言われたくないから「ノー」を言わない。自分の中で勝手にそんなルールを作っていました。

ただし人は私が作ったルール通りに動いてくれるとは限りません。

私が「ノー」を言わなくても相手が「ノー」を言ってくることは充分にあり得ることなのです。

あと「ノー」をいった場合に相手との関係が壊れてしまうことを恐れて言えないという面もあります。

しかし経験を積み重ねて感じるのですが、おそらく「ノー」を言い続けていたら人からの「ノー」にも寛容に慣れる気がします。

以前聞いたのですが、脳のクセというものがあって、「他人に厳しい人は自分にも厳しく、他人に優しい人は自分にも優しい」らしいのです。

脳の性質上「他人に優しくて自分に厳しい」というのは不可能で、そんな器用な働きはできないそうです。

だからきっと「ノー」を駆使して自分を労りまくっていたら他人からの「ノー」も受け入れられるのではないでしょうか。

先ほどの脳のクセの前提が確実ならば‥という条件付きですが。

そして関係が崩れる恐れについては、人に気を使おうが使わまいが人から嫌われる時には嫌われます。

私も気を遣ったつもりでも何度か周囲の人たちの地雷を踏んで怒らせてしまったことがあります。

乱暴に言い方になりますが、関係が崩れることを恐れても崩れる時には崩れてしまうのです。

それならば、まずは「やりたくないこと」や「嫌いなこと」に対して「ノー」を突きつけて、自分を優しく扱う方が最短距離で幸福な人生がおくれると思うのです。

「私、ちゃんとしなきゃ」から卒業する本を心の師匠とする

「私、ちゃんとしなきゃ」から卒業する本(wave出版)小田桐あさぎ著を密かに参考にしています。

この本で学んだことですが、幸福な人生を送るためのルートがあります。

まずは『たっぷり眠ること』です。きちんと脳を休ませることで判断力を正常に維持します。

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そして、やりたく無いことをリスト化して、「やりたくないこと」を徹底して避けていきます。

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最後に好きなことややりたいことをリスト化して、自分の趣味嗜好を理解して行動に移していきます。

至ってシンプルな話で、人生のなかからやりたく無いことを限界まで減らし、好きなことを増やしていくだけの話なのです。

「ノー」を伝えるということは、避けられることは徹底して避けていくということです。

 

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今回は行動によって「ノー」を表現するという手段で切り抜けましたが、ここまでくると言葉でもきちんと相手に「ノー」が伝えられそうな気がします。

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