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「科学的に元気になる方法を集めました」から学ぶ
紙に書き出すという方法
これまでも悩んでばかりの人生でした。
いい加減そんなウジウジとした人生から脱却したい。
そして、上手に不安とお付き合いできるようになりたい。
そこで「科学的に元気になる方法を集めました」堀田秀吾著(文響社)から良い方法はないかと読み返してみました。
最初に目に止まった方法が不安を感じているときはその不安の要素を書き出すという方法です。
紙に書き出す効果は「ワーキングメモリ」を空にするためです。
まず「ワーキングメモリ」というものが何かというと、インプットしたばかりの情報など一時的に覚えた短期記憶のことです。
不安ごとを書き出して紙面上で整理することで「ワーキングメモリ」に占められた不安ごとを追い出すことができるのです。
すると、目の前の出来事に「ワーキングメモリ」をフル活用できるようになるのです。
「ワーキングメモリー」をフル活用することで、仕事に取り組むときの判断や物事の整理が頭の中でしやすくなるそうです。
つまりこれは不安ごとで停滞している脳の活動を取り戻す作業なのです。
すぐに書き出せると思っていたのですが、思っていた以上に筆が進みません。
そもそも私は嫌なことを思い出したくない質なので、紙に書き出し追体験をすることに抵抗があって、フリーズしてしまうのです。
気付いたら仕事のパフォーマンスが上がっていたと感じる類のワークだと思います。
改めて仕事に関する不安ごとを書き出す
休みの日に職場に関することを思い返すのは気が進まないのですが、実家に帰ったときに改めてノートを開いて書き出してみました。
気が進まないのは最初だけで、いったん書き始めてみると筆が進むものです。
悩みごとを具体的にここで書くことはできませんが、つまり職場での現在の悩みの構図は、板挟みの状態になっているということです。
どちらかの要望を立てたらもう一方から責められる可能性がある。
またもう一方の要望を立てると同様に反対側からも責められる。
中途半端なスタンスをとって双方からそっぽを向かれてしまうのが、最も最悪のパターン。
じゃあどうすれば良いのか?
慌てて理論武装をするために勉強しようとも思ったのですが、それも付け焼き刃になってしまいそうです。
頭の中である程度整理はできたので、両親にこの話をしてみました。
思った以上に2人ともこの件に関して真剣に考えてくれました。
家族会議で出た結論は、結局のところ上司に報告して周囲にひたすら助けを求めろ!ということでした。
革新的な回答でもないのですが、紙に書いて家族に相談して具体的な回答が返ってきたところで少しだけ気分が楽になりました。
悩んでいることはほとんど実現しない
「99.9%は幸せの素人」星渉・前野隆司著(KADOKAWA)にネガティブ感情の項目がありました。
こちらの項目に、不安を感じていることが実際に実現する確率というものが言及されていました。
国際認知療法学会というものがあって、その研究結果によると、心配事が実際におきる確率は13%で、その13%の心配事のうち80%は「自力で解決できるもの」なのだそうです。
つまり解決できない心配事が起きる確率はたった3%です。
薄々心配事は実現しないということは勘付いていたことですが、これを知っているだけでも心配事は軽減される気がしました。
ツレに関することも紙に書きだす
公私にわたって心配事があるのですが、この「私」の部分がツレとの将来についてなのです。
10年以上の付き合いとなるツレとの関係ですが、私のフットワークの重さがあって関係が全く進展しておりません。
それで人に相談してみるとそれぞれ皆さんアドバイスの内容が異なってきます。
今後結婚するにしても、パートナーとしての関係を続けるにしても今のままではダメだとは思っています。
では何をすれば良いのか?そして何に私は不安を感じているのかを書き連ねていきました。
ひたすら書いてみて出てきた結論は「適切な住まい」を確保するということ。
また「自分でやるという発想をなるべく捨てる」ということでした。
その他にも色々とあるのですが、「適切な住まい」という結論が出たときに腑に落ちるものがありました。
その「適切な住まい」をどのように見つけるかという手段は見つかってはいないのですが、これからはサイトで不動産をあったってみるしかないのかなと思います。
行動をしていけば答えに近づく糸口がそのうち見えてくるとも思うのです。
父との車中での会話
休日も終わりを迎え、実家から最寄りの駅まで父に車で送ってもらうことになりました。
いつもこの車の中では当たり障りのない会話で終わるのですが、仕事での悩み事を知った父が珍しく仕事勤めをしていた頃の話をしてくれました。



やはり私も父の子供です。
その父が乗り越えられたのなら私も乗り越えられるはずだと思えました。
この父の仕事上での苦労話が精神的な支えになりましたし、それよりもそんな経験を父が語ることが、今までほとんどなかったので嬉しかったのです。
「ワーキングメモリ」云々よりも父の話が聞けたことが今回の1番の収穫でした。