目次
「マーヤの自分改造計画」をお手本にする
人気者になりたい
友達がいないという方。
人から大切に扱われていないと感じている方。
また人とのつながりを得たいのに、孤独の日々を送っている方の後押しとなる一冊を紹介したいと思います。
15歳のマーヤをお手本にする
「マーヤの自分改造宣言」マーヤ・ヴァン・ウァーグネン著(紀伊國屋書店)を今回は紹介します。
このお話は、アメリカ人の15歳の女の子が書いた実話をもとにした本です。
アメリカの中学校でスクールカースト制度の底辺にいる15歳のマーヤ。
ある日「ベティ・コーネルのティーンのための人気者ガイドブック」という1950年代に出版された雑誌を父の書斎から見つけ出しました。
そして、その雑誌に書いてあることを1年かけて実践していき、人気者になっていくというストーリーです。
ちなみにこの「ベティ・コーネル」は当時のティーンモデルで、ほんのちょっとの努力で自分を磨けば、人気者に誰でもなれるということを「・・ティーンのための人気者ガイドブック」の中で断言しているのでした。
まず素晴らしいのがマーヤのママが1年間この本に書いてあることを実践してみて、結果を日記に書いてみたらどうか?と提案したことでした。
そして、これまた素晴らしいのはマーヤが実践したことですね。
やはり人から言われてすぐにやってみるって思うのは稀で、御多分に漏れずにマーヤも当初はママの提案を断ったのです。
しかし次第に人気者になってみたいという思いが芽生えてきて実践に至ったわけでした。
このストーリーに私はマーヤと自分を重ね合わせて興奮しました。
「人生改造宣言」「マーヤの自分改造計画」と、どうも私は「〇〇改造××」と「改造」と銘打った本に虜になってしまう性質があるようです。
↓なかなか攻略できない人生改造宣言
42歳のマーヤ(みたいなもん)
実践したことを日記に記していこうと決意してから、マーヤは日々の出来事をひたすらメモ帳に記していきました。
まわりの反応や、考えたことや、起きたことをなんでも、学校にいるあいだにメモしておく。で、家に帰ってきたら、そのメモを見ながらできるだけ正確に細かく書いていく。
「マーヤの自分改造計画」マーヤ・ヴァン・ウァーグネン著(紀伊國屋書店)
1ヶ月おきにテーマを決めて、9月はダイエット、10月はヘアスタイル、11月は姿勢や歩き方とひたすら実践していったのです。
15歳のマーヤが健気に取り組んでいることって、私がいまやっていることとほとんど変わりません。
職場のカースト制度(?)ではそれほど下だとは思わないのですが、私は本当に友達が少ないのです。
これまで人とのつながりを億劫だと感じていたのもあるのですが、私がもし死んでしまった時に果たしてどれだけの人が悲しんでくれるのだろうとフッと思う時があるのです。
コロナの影響で人と接触する機会がこれまで以上に減っているのと、42歳という年齢もあるのでしょう。
人生の終わりを考えるようにもなってきたのです。
このままの人生だと寂しい・・・それが本音です。
マーヤのやったことを実践してみる
ちなみに2022年に取り組むことリストというものを独自に1ヶ月単位で作成してみました。
1月は睡眠をしっかり取る。2月は週3回の運動。3月は瞑想。4月は感謝の習慣を身につける。5月は発する言葉を変えていく。6月は断捨離(本棚の解体)。7月は身形をかえる(パーマ)。8月は自分を褒める。9月は陰徳を積む(寄付・ゴミ拾い)。10月は断ることを覚える。11月は笑顔。12月は新居に引っ越す。
マーヤに倣って、取り組むことリストに沿って実行していきます。
それに加えて薄々人望が無いことにも気付いてきたので、「マーヤ・・」に書いてあることを密かに実践してみて私も人気者に一度でも良いからなってみたいのです。
精神がガタガタになって気付いたこと
疲弊してしまい、心がボロボロになってしまったとき。
仕事を辞めたいと思ってしまいます。もう誰にも会いたくないとも思いますし、今まで積み上げてきたものを一気にぶっ壊してしまいたいという思いにも取り憑かれてしまいます。
↓おセンチな気持ちを綴った記事。 目次1 1人になることで凄まじく落ち込む1.1 PCR検査を受けました1.2 自宅待機中、鬱々と過ごす1.3 希望を探す1.4 希死念慮 1人になることで凄まじく落ち込む PCR検査を受けました この ... 続きを見る
昔の悪い感情が蘇ってくる。
週末。実家に帰ってその後にツレに会いました。
家族は優しかったですね。そしてツレと一緒にいると私は癒されるのです。
彼女には安心して自分が日々感じていることが伝えられるし、家族に対しても甘えることができました。
この週末で本当に家族やツレの存在がありがたいと思い、立ち直ることができたのです。
ここだけの話、実の家族とツレ以外には信用できないところがあって、私のいないところできっと悪口とか言っているんだろうなと思って気が休まらないのです。
漠然とですが、なんとなく人が怖いという思いが昔からずっとありました。
しかし、それもきっと私が勝手に作り出した思いで、他人から感じる壁も私が作り出しているものなのです。
この「マーヤの自分改造計画」を読んでいくと、身形を変えていくのは比較的容易いことだと感じます。
しかし、人との関わり方を変えていくのは本当に勇気がいることです。
マーヤは学校の食堂で様々なグループに飛び込んで行って自分から話しかけて、1人で寂しそうにしている子にも声をかけ、学校のダンスパーティーに参加できない子たちにも率先して声をかけていくまでに成長していきました。
人に心を開いて自分から飛び込んでいき他人を好きになる。
また人に手を差し伸べて率先して行動していく。
40を超えた私にはできないことを15歳のマーヤが勇気を振り絞って実践しているわけです。
彼女の勇気に頭が下がるばかりでした。
この本を読み返して人との関わり方について思い直すようになりました。
人との繋がりを豊かにしていきたいと思うことはこれまでなかったことなので、新しい感覚です。
だから私はこれから変わっていけそうです。