過去のお話

パラサイトなどの映画。

「好きなことリスト」がついに98個まで到達しました。残り2個なのですがその2個が思いつきません。

机に就いて考えて絞り出すより、散歩でもしていた方がふとした瞬間に思い出しそうな気がするので、気長に待ちたいと思います。

それにしてもリストを振り返ってみると、形になる物や食に関することがあまり多くないことに気付きます。

僕の場合楽しいと感じるのは体験の方が多いようです。総じてお金がかからない…(お金がかかることをこれまであまりしたことがないのもある…)印象です。

 

話はガラッと変わり、アカデミー作品賞や脚本賞を受賞した「パラサイト」を観に行きました。

感想としては、主人公となる半地下家族に対して共感はほとんどできずに、さっさと罰が当たれば良いのに…と思いながら観ていました。

これアカデミー?と思っていましたが、映画が半分過ぎたぐらいから急激にのめり込み、目が離せなくなるように展開となりました。

そして最後のオチの部分ですが、何となくしんみりとするような感動的な感じというか、切なくなる終わり方になるのですが、最後に関して全く共感ができずに「このシーンいるか?」と僕は思いました。

監督のこのシーンに込められた意図などを聞けば納得できるのかもしれませんが、僕には最後のシーンの意図がよく解りませんでした。

それにしても、金持ち奥さん役のチョ・ヨジョンさんが綺麗な人でした。

 

そしてもう1つ。「プリズン・サークル」という映画です。

島根県に社会復帰促進センターという更生の見込みがある受刑者を集めて、集団で更生プログラムに取り組む刑務所があることをこの映画で知りました。

全国の受刑者が4万人ほどいる中で、このプログラムを受けられる受刑者は40名ほどで彼等は受刑者エリートでもあると思います。

まず更正プログラムを施す職員が民間の支援員であるということ。そして、食事を運ぶ配膳車が自動で動いていることなど革新的な刑務所という印象を持ちました。

この更正に向けた集団でのプログラムはアメリカなどでは60年代から取り組み始められたもので、日本で始まったのはここ10年ぐらいだそうです。

なぜこうも様々なジャンルでこのように欧米から大きく遅れてしまうのでしょうか?この僕の視点はただ日本人の国民性で、他国(欧米のみ)の進んでいるものに目を向けてしまう傾向が強く、実は欧米より進んでいる日本の独自ジャンルというものが本当はあるのかもしれませんが…。

映画の内容としては4人の受刑者に焦点を絞って追っていくという内容で、そのうちの1人が最後出所するところで映画は終わります。

集団内でのやり取りで自分のことを語っていくシーンがあるのですが、窃盗犯は物があったときに何かを考える前に自動的に盗んでしまい、盗まれた人は他の人の物を盗めば良いという考え方を持っていることを他の受刑者達に吐露していました。

またある殺人犯は、自分は被害者であるという思いが強く彼は罪悪感が希薄に見えました。

皆さん総じて家庭環境が複雑で、人に対する思いや感情は教育やこれまでの人間関係などの経験で育まれていくのかもしれません。

 

 

人は人との関係で負った傷は、人によって癒されていくと昔カウンセリングの時に精神療法の先生に教えてもらったことがあります。

30手前でツレと付き合い始めたのですが、僕は彼女といることで人に対する愛情が育まれていったと思っています。

受刑者達が再犯しないためには社会に出た後の人的なサポートが必要だと思います。

僕は元ひきこもり経験者です。家から外に出て社会に適応するまで苦労したので観ていて人ごとではないと感じました。

100の好きなことリストを作成中なので、「手ぶらで生きる」の広告を載せておきます。

 

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