本の実践

ネット断捨離は可能なのか?

ネットに依存している状態?

仕事を終えて自宅に戻ると携帯電話が手放せません。

料理をする時もお風呂に入る時も、下手をするとトイレできばっている時にも携帯電話を手元に置いています。

冷静になってみるとこれはかなり深刻な状態です。

ネットから得られる刺激に脳が「もっと!もっと!」と渇望しており、動画の虜になってしまっているのです。

脳が求めているという感覚で、特に見たいと思う具体的なものが無くても、条件反射で携帯電話を開く行為が習慣づいており、どうでも良いような芸能ニュースを数十分と見続けてしまうのです。

あまり好きな表現ではありませんが、脳が刺激を求め続けるぶっ壊れた状態になる前にこの状況から脱却しないといけないと感じるようになりました。

マインドフルネスやら睡眠やらを妨げるネットの威力

なぜ動画を見る時間を減らしていかないといけないかというと、このネットや動画を観ることで睡眠時間が確実に短くなっていることに加え、マインドフルネス効果も低下しているからなのです。

寝る前に携帯電話を開いてYouTubeを観たりするのは皆さんも心当たりはあると思います。

今日こそは早く寝よう!

と決意したはずが、ちょっと油断して携帯電話を開いたところであっという間に30分が経過します。それから10分刻みで時間が推移し、気づくと時刻は0時半。

あっ、そろそろ寝ないと・・。

と思いながらも、YouTubeをもう少し観て1時前。しかし、まだ余裕はあるのです。なぜかと言うと過去に1時過ぎに眠って、それで仕事に行っても結構平気で次の日を過ごした経験があるからで、1時すぎても何とかなるとどこかで思っているからです。

1時半前になると脳が興奮してしまい、眠りに就くことが難しくなってしまいます。

動画を見すぎてハイになっている状態です。自分でもヤバイ状態だとは気付いているのですが、止めることができなくなっています。

そして深夜の3時前になって後悔しながら眠りに付く羽目になってしまうのです。

最高の体調を参考にすると

「最高の体調」鈴木祐著(鉄人社)には睡眠不足の弊害が書かれています。

睡眠には骨と筋肉の成長や免疫システムの強化、脳内では情報の処理などが行われているのです。

よく筋トレ系のYouTubeを観ると、筋トレと等しく「睡眠」も筋肉の成長には必要だと説かれています。おっと、動画を観ることで睡眠不足になっていると悩んでいるのに、情報として参考にしているのがYouTubeというのがなんとも皮肉なのですが、せっかく筋トレをしているのに眠っていないとそれこそ無駄になってしまうのです。

また「最高の体調」鈴木祐著(鉄人社)にこのようなことが書かれていました。

処理されずに残った疲労やストレスは少しずつ脳と体を破壊し、最終的には手のつけられない炎症に変わるのです。

それだけではなく実感として、睡眠が不足することで仕事時間中の意識のレベルが低下してしまうということ。そして仕事前後での自由時間にやりたいことができなくなってしまうというデメリットもあるのです。

今ここの感覚をいかに大切にするか

もうひとつ僕が習慣として自分のものにしたいのはマインドフルネスの感覚です。

以前の記事で触れたことですが、いま自分の体や感じている感覚を観察する状態をマインドフルネスと言います。

しかし肌身離さず携帯電話を常に持ち歩くということは意識が常に携帯電話に向かってしまうので、自分の体の感覚や感情を観察するマインドフルネスの状態から遠ざかってしまうのです。

↓瞑想以外でもマインドフルネスは可能。
https://hgtkni13kg.xsrv.jp/家事をしながらでも不安は消えていく%E3%80%82/8071/

これらの利点を味わうために、携帯電話からいかに距離を置くかが分かれ目になっていくのです。

携帯電話を持たない方法

今の自分に思いつく方法は以下の3つでした。

  • 携帯電話を処分する
  • リュックの底に入れておく
  • 携帯断食の日を設定する

まず携帯電話を処分する。携帯電話を橋の上から放り投げたら爽快感はあると思いますが、きっとその数分後には後悔することでしょう。現実的ではありません。

次にリュックの底に入れておく。仕事に行った時にはリュックの底に入れたままにしておいて携帯電話を出さない。

そしてここからが問題なのですが自宅に帰った後の携帯電話の扱い方についてです。

一人暮らしの家に沈黙。刺激に乏しい「無」の状態。これに耐えられなくなってつい動画を流してしまうのです(というよりそもそも動画を流していない状態を試してもいないので、「無」の状態に耐えられるかどうかもわからない)。

依存症を克服する方法として、欲求が湧き上がってきた時に後回しにするという方法があります。

だから、携帯が観たいと思ったらその場で腕立てをするか、深呼吸をするかなどしてその欲求が収まるまでやり過ごすのです。欲求が生まれる度にやり過ごすことで、そのうちその欲求が萎んでいく可能性があります・・・しかしこれも書いていながらその通りにやってみようと思いませんね。

それよりも一人暮らしをしていて怖いのが寝坊をすることです。

携帯電話のアラームを目覚まし代わりにもしているので、完全に電源を切ることができないのです。

電話だけではなく携帯電話ひとつに様々な機能が付帯しているから自然と手に取る機会が多くになり、結局それで開いて見てしまうのです。

つい便利なので手にとってしまいます。だから機能を分散させるのも手かもしれません。アラーム機能については目覚まし時計を活用する必要もあると思います。

携帯電話が無ければどれだけの時間が生まれていたことでしょう。しかし、ネットから有益な情報が得られて買い物までできて、いろいろ生活の支えになっていることも事実で、人生を大きく変える可能性のあるツールであることは確かなのです。

携帯電話を観る時間を決める


一種の依存症だと思うので、ギャンブルやアルコールやタバコなどを克服する時と同じ方法が有効なはずです。

これらの克服方法を調べて参考にすれば携帯電話の依存から抜けられるようになるかもしれません。

睡眠やマインドフルネス。それに加えて携帯を観る時間が削減されて時間が浮くなら他の生産的なことにも時間が使えるようにもなります。このように抜け出すメリットはかなりあるはずです。

携帯電話依存症の会ってあるのでしょうか?あれば参加してみるのも良いのかもしれません。

中途半端に閲覧する時間を短くするより、完全に観ないようにすることが脱却するには有効かもしれません。そうなると娯楽が一切なくなってしまうので、観る時間を決めるか、観ない時間を決めるというルール作りから始める必要があります。

携帯電話で動画を閲覧し続けたあとのあのエネルギーが抜けたような感じ、しかし有益な情報をネットから得られるのも確かなことなので、結局は付き合い方の問題だと思います。

昼食のときや洗濯ものを干すときから携帯電話を見ることを止めてみようと思います。

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