目次
デジタルデトックスを実践
シリコンバレー式・・・・
「シリコンバレー式 超ライフハック」デイヴ・アスプリー著(ダイヤモンド社)を読むと、断捨離やデジタルデトックスのエピソードが出てきます。
本書の中でミニマリストのジョシュア・フィールズ・ミルバーンさんのエピソードが紹介されていました。
ジュシュアさんは一般的な成功者でありながら、体調はすぐれず、人間関係は破綻し、仕事に対して意欲も情熱も持てませんでした。
成功気分を味わうどころか、不安で不満で打ちひしがれていたのです。
その状態で出会ったのが「ミニマリスト」でした。
ミルバーンさんはモノを減らすことのメリットを考えました。
導き出された答えは、自分をケアする時間ができて健康を回復できること。
また夢中になれるプロジェクトに取り組む余裕ができるなど、多くのメリットが生まれることに気付いたのです。
そこからジュシュアさんは「何かを手放して、それが自分の人生に本当に価値を与えていたかを試す」ようになりました。
そのときに1ヶ月携帯電話を手放して、ネット断ちを試みたそうです。
すると身の回りのそれらの物が、貴重な時間やエネルギーを奪っていることを自覚するようになり、以前より思慮深く意識的にそれらが使えるようになったということです。
結果的にミニマリストになることで、人生で最も大切なことに時間を使えるようになっていきました。
活性化エネルギー
時間の使い方というものを考えたときに思い付くのが携帯電話との付き合い方です。
コロナ禍ではありますが、携帯電話になるべく触れない方法は外出をすることだと思います。
家にいるとやりたい放題。
フリック・スワイプをする指が止まりません。
しかし外出するうえで次に「活性化エネルギー」をかけない方法を考える必要があります。
「活性化エネルギー」とは「幸福優位の7つの法則」ショーン・エイカー著(徳間書店)で紹介されていた言葉です。
それは行動をおこすうえで必要になってくるエネルギーのことです。
「活性化エネルギー」が必要となってくるからこそ、なかなか人は行動に踏み出すことができなくなってしまうのです。
具体的な例をあげると、勉強を始めるときには一旦始めてしまうと集中して取り組めるようになるのですが、始めるまでに携帯をいじってしまったり、マンガを読んでしまったりとだらだらと過ごしてしまうことは多くの人が体験済みだと思うのです。
このだらだらしてしまうのは勉強を始めるまでにエネルギーが必要になってくるから取り掛かることができないのです。
勉強を始めるときに必要な気合いの多寡が必要な「活性化エネルギー」の多寡です。
その「活性化エネルギー」のハードルを低くすることが行動のしやすさになっていきます。
具体的に活性化エネルギーのハードルを下げる方法
休日に朝から外出ができるようになるための方法を考えます。
まず私がよくとってしまう行動が土曜の朝に家事を行ってしまうということです。
それは週末のまとまった時間がないと、洗濯や掃除などがこなせないと思い込んでいるからです。
部屋の清潔を保つために、平日の隙間時間に「ながら掃除」を行うこと。
1日ひとつでも洗濯やアイロン掛けなどの家事をこなすなどの時間の使い方を意識していくのです。
あと食費を浮かせるために自炊にこだわってしまうところがあるので、その考えも捨てた方がより生産的になっていくと思います。
家事をこなしたときに達成感はあるのですが、私の人生にとって家事が一番大事なものではありません。
家事は省けるものなら省いた方が良いのです。
また身支度をしたらすぐに出かけられるように、前日の夜に荷物の準備と着る服を決めておくことを心がけると良いと思います。
デジタルデトックスについて
ネットとの付き合い方は、1日のうちにネット検索を行う時間を決めておき、その時間以外では閲覧をしない!というのが理想です。
そしてスマホ用のコンテナにぶち込んでおいて強制的に使えないようにしておくのです。
しかし理想はあくまで理想です。
現状は携帯電話を触らない時間を決めておいて、それ以外の時間はほとんど動画の視聴やネットの閲覧を行っているので(行ってしまうので)、休日は圧倒的に携帯電話を触る時間が多くなっています。
今は少しずつでも煉瓦を積み上げていくように、地道に携帯電話を手放す時間を積み上げていければと考えています。
私にできるデジタルデトックス
まず実践しているのが、職場で携帯電話を切ることです。
以前は昼食を食べるときに携帯電話を見ながら食べていたのですが、昼食中は携帯を見ないことを意識するようになりました。
また、ジムの筋トレ中とインターバルで動画の音声を聴かなくなりました。
そして家に帰ってからは、洗濯物を干す時と畳むときは携帯電話の動画を視聴しなくなりました。
このように少しずつですが、携帯を手放す時間を増やしています。
しかしこれは全て意志の力に頼った行動で、意志はあまり頼りにならないのです。
今後はジムから自宅までの帰り道の10分間はツレに電話をする以外は携帯電話を触らないこと(コンテナに入れてロックしておく)。
また充電している携帯電話をベッドから極力離して、寝る前のネットの閲覧を止めようとも思います(←これが難しい!!)。
携帯電話が睡眠時間を削るという惨状となっています。
人生改造宣言
ちなみに「人生改造宣言」タレン・ミーダナー著(日本税務協会)が私のデジタルデドックスのきっかけとなりました。
これはコーチングに基づいた実践方法が101個紹介されている本です。
その中のひとつが「テレビを見ない」という課題で、現代版に変換するとそれは「ネット」になると思います。
携帯電話は多機能で、貴重な情報も得られる生活に欠かせないツールです。
携帯電話が多機能のため手放せなくなっているという一面があるので、携帯電話の機能を分散させて触らない機会を増やすことも考える必要があるでしょう。
そうなると再び物が増えてミニマリストの本分からずれてしまいそうです。
携帯電話はテレビのように完全に処分できないわけですから、使える時間を自分でセーブするしかありません。
今後も粘り強く取り組んでいこうと思います。