生活改善

デジタルデトックスの手順について。

デジタルデトックスを実践する

活性化エネルギーを必要とする環境にする

デジタルデトックスという言葉があります。

携帯電話から発信される電磁波が体にとって害悪であるということ。

そしてネットやSNSからの情報によって他人の人生と比較する機会が多くなると、自分の人生が惨めに思えてきてストレスを感じるということ。

それらを遠ざけるためにネットに触れる機会を削減していくことがデジタルデトックスの意図であります。

 

私の場合はただ携帯電話を触る時間を他のことに振り分けたいという思いがあって、デジタルデトックスを行っていこうと思ったのでした。

 

「幸福優位の7つの法則」ショーン・エイカー著(徳間書店)を読んでいると、物理学の用語で「活性化エネルギー」というものがあるそうです。

「活性化エネルギー」とは動き出すときに必要とされるエネルギーのことです。

人が行動を続けるときには意志の力だけではやがてくたびれてしまいます。

習慣が根付くまでの間は(習慣が根付くまでは21日必要と言われている)、行動を起こすための「活性化エネルギー」をなるべく必要としない工夫、つまり少ない労力で取り組めることが必要になってきます。

 

具体的に説明すると、昨年もジム通いを一時期行っていたのですが、その時は筋トレが定着しませんでした。

その頃ジムは自宅と職場の間になく、職場から自宅までの間とは反対方向にあったため、仕事帰りにいったん帰宅してから自転車に乗って通う必要がありました。

一度帰宅してそこから再び重い腰を上げる状態はかなりの「活性化エネルギー」が必要となってきます。

しかし、現在ジム通いを始めて3ヶ月以上続いているのですが、ジムが今は自宅と職場の間にあって、帰宅途中に立ち寄ることができるようになりました。

家に帰ることなく立ち寄れる状態は、少ない労力でジムに通えるということなのです。

この違いがとても大きいのです。

このお陰で手軽にジム通いができるようになりました。

環境設定は本当に必要だと実感します。

「活性化エネルギー」とは要するに初速にかけるエネルギーのことで、取りかかるまでのハードルが高いと「活性化エネルギー」が必要になってくると表現したら分かりやすいと思います。

その初速にいかにエネルギーを割かないかが習慣を定着させるための勝負なのです。

またその反対に悪習慣を止めるためには、あえて活性化エネルギーがより必要となる環境設定を行うこと、つまり悪習慣に取り掛かるまでに手間が必要になるような環境設定を行うことなのです。

すると、悪習慣に取り掛かるまでに「活性化エネルギー」が必要になってくるので、その習慣が面倒になってきて悪習慣が断ち切りやすくなっていくのです。

ソファーを撤去する

無印に人をダメにするソファーというものがあるそうですが、ソファーは無印製でなくても人をダメにします。

というわけで活性化エネルギーを減らすための第一段階として、我が家の座卓のソファーを撤去することにしました。

このソファーは私が引っ越しをする時に購入したものです。

これに一旦座って携帯電話を開いたら最後、ネットの閲覧などが止まらなくなってしまうという恐ろしいソファーなのです。

だから人をダメにするのではなく、ネット廃人にしてしまうソファーなのです。

ソファーの背もたれをへし折って車に押し込んで、実家に持って行くことにしました。

ツレの車いすとソファーが一緒に私の愛車に入るか心配でしたが、ハスラーの収納力には感服です。

↓ちなみにこれが私のハスラー。

そして無事に我が家に到着しました。

母はものをため込むタイプなので、実家は物が多いのです。

考えを押し付けるとトラブルの元になるので何も言いませんが、実家も断捨離をして欲しいと密かに思っている次第です。

だから、ソファーを実家に持っていくことに幾分抵抗はありましたが、今回は我が家の断捨離を優先させて頂きました。

 

「人生改造宣言」から

さてネット廃人にしていく座卓のソファーを撤去したので、次は本丸のネットに触らない環境を作ることの実践です。

以前にも紹介しましたが、「人生改造宣言」タレン・ミーダナー著(税務経理協会)テレビを消すという項目がありました。

テレビのスイッチを切ってこう言ったことはありますか?「さて、懸案の長編小説の執筆に取りかかるとするか」。というより、テレビを見たあとに何かをする気になりますか?

「人生改造宣言」タレン・ミーダナー著(税務経理協会)

 

テレビはエネルギーを吸い取るうえに時間も浪費していくものだから、テレビを消して過ごしましょうと本の中でお勧めしているのです。

テレビを消す代わりにミステリー小説を読むようになったとか、ボランティア活動やダンスを習うなどのやってみたいことに積極的に取り組むようになったとか、それで人生が変わっていったというケースが本の中で紹介されています。

言うまでもなく、そのテレビが私の場合はネットとなります。

本に出てくるクライアントたちはあっさりとテレビを断ち切っていくのですが、それができなくて悩んでいるのです。

そんな簡単に断ち切れたら端から苦労はしないわけです。

ネットを見るときに「活性化エネルギー」を必要とする手間を設定したうえに、「人生改造宣言」のようにネットの代用になるものを見出す必要があります。

そのようにして少しずつネットを閲覧する時間を減らしていくことで、ネットから距離を置いていく生活に慣れていこうと思います。

iPhoneの使用時間の制限機能を使う

ほかに良い方法はないかとiPhoneの設定を見返してみると、スクリーンタイムでAppの使用時間の制限というものがありました。

今まであまり意識して使っていなかったのですが、このスクリーンタイムには「休止時間」や「通信/通話の制限」などiPhoneを使わせないあの手この手の機能があるのです。

一定の時間Appを使い続けていると使用制限の画面が出てきます。

制限されても無制限にすることができるのですが、画面が出てくるだけでも、歯止めのきっかけにもなります。

 

またそのほかにもジムのトレーニング中やインターバルで動画を聴くのをやめるようにもなりました。

筋トレ中携帯から流れる音声を断つことで、インターバルの時間にぼーっとすることができる時間が確保できるようになったうえに、マインドフルネスを意識的に行えるわけです。

 

そのほかにも洗濯物を干す間は動画を見るのをやめるなど細かいルールを設けて、生活の中から携帯電車を排除していくように企てていこうと思います。

 

結局これらは意志の力に頼った方法になるので、デジタルデトックスにどれだけ貢献できるか不明ではあります。

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