怒りの表現の仕方
理不尽なツレへの怒り
「人生改造宣言」タレン・ミーダナー著(税務経理協会)
「人生改造宣言」は著者であるコーチングの専門家がコーチングに基づき、エネルギーを損なうものごとを取り除き、エネルギーを与えてくれるものを取り入れる101の具体的な方法を提案した本です。
写真を見て頂くとお気付きかと思いますが、付箋をこの本にはたくさん貼りました。それだけ実践したいと思える具体的な提案が多かったということです。
これまではランダムにできそうなことを実践してきたのですが、この際全て実践してみようと思い立ったので、1番から順番に実践してみることにしました。現在は101の具体的な提案内容から18まで実践することができました。
以前の記事で取り上げたことですが、いま「頻繁にノーと言う」に取り掛かっているところです。
この課題が進んでいないということは、私にとって「断る」ということが、「早寝」と同じく最も難しい課題となっているというわけです。
コロナウィルスの関係もあって2月の終わりからツレに会うことを控えています。先程久々にツレと電話をしたのですが、「ご飯食べたら眠たくなるね…」というツレの発言に若干カチンときてしまいました(笑)。
その理由を探ると朝、昼と食事を食べていませんでした。
一人暮らしをしている私が食事にありつこうと思ったら自分で準備するしかないのです。一方でツレの場合、彼女のお父さんが食事の準備をしてくれます。つまり彼女は何もしなくても良いのです。
働いて家事をして動かないと生活ができない自分。そして何もしなくても許されるツレ。
根底にそれが頭にあるので、動きたくないとき、若しくは動けない時にツレの状況に心の底から(大袈裟?)腹が立ってきます。
※冷静になって読み返すとなんと酷い男なのでしょう。ツレに謝ります。
冷静な時や調子が良い時は、彼女は好きでこのような生活をおくっているわけではないと知っているので、思いやれるのですが…。
今回は私の調子がイマイチだったので、早々に電話を切りました。
そもそも私は電話が嫌いなのです。
ツレは電話をしたがるのでこの10年間でだいぶ電話嫌いが改善されてきたような気がしますが、今回はイライラしながらも「こうやって電話してたら動けなくなって何もできないから切るわ」と俺は忙しいんだ・・アピールをしながら電話を切りました。
しかし、これでも自分なりに穏やかな表現で会話を終わらせることができた気がします。
以前ならムカついた途端にブチっと何も言わずに電話を切ることもあったので・・。
調子が良い時には喋りたいという気持ちもあるのですが、何かツレに対して後ろめたさや申し訳なさ、そして対等でいようとして自分を抑えているところがありました。
以前私の働くことへの自信の無さにより、1度辞めた職場に1年足らずで復帰して元同僚たちに村八分になった挙句、ツレも同じ職場だったのですが、お付き合いしていることが皆にバレて、ツレまでも村八分になってストレスで彼女の病気が進行したというシャレにならない状況を招いてしまったことがありました。
だからツレへの愛情は確かにあるのですが、申し訳なさで彼女に対して自分を抑えているところがあるのも事実です。
私は未熟な人間ですが、ムカついて激しく拒絶するのではなく、今回は自分なりに穏やかにノーと言うことができた気がします。少しだけ成長です。
動けないツレに腹が立つなら、私も家事労働を極力やらない生活を確立することが穏やかに共に過ごす方法かもしれません。
職場で「ノー」
お世話になっている先輩職員さんがいるのですが、その方はとても良い人です。しかし忙しくなっていくと焦っているオーラを醸し出す方で、そのオーラに巻き込まれてしまうことがこれまで多々ありました。
その焦っているオーラを感じた時には巻き込まれないように努めて冷静になろうと思うのですが、今回はそれに巻き込まれかけてしまい、その上で焦った状態のままその先輩職員さんに煽られるような声かけをされてしまって、とうとう堪忍袋の尾が切れてしまいました。
「ちょっと!〇〇さん(先輩職員さんのこと)落ち着いて!」
側から見てほかの方は何とも思っていないかもしれませんが、私にしてみればこの一言を言えたのはすごく大きいことなのです。
根っこは短気でストレスへの許容量はおちょこ程度しかないと自覚していたので、本来の自分が出てきたと思っているのですが、瞬時に職場で言えたことが大きいです。しかも、マイルドな表現の仕方で(?)
「ノー」と言うことは、関係の悪化やあとで謝らないといけない可能性など、人との関係をこれまでの上っ面なものだけではなく深くする意味があると思っています。
職場の同僚に対してもドライでいたいと思っていたのですが、いつもその状態で乗り切れるとは限りません。
人前でもありのままでいようと思ったら、やはり私の場合は相応の場数を積まないといけないのだろうなと気付きました。
習慣を身につける方法
「僕たちは習慣で、できている。」佐々木典士著(ワニブックス)
↓カバーを紛失してしまったので、中表紙を写します
ミニマリストの佐々木典士さんの著書です。
限られた人生、なるべく無駄なものを省いて本当に自分がやりたいことを経験していきたいと思ってから効率的な思考や生活に興味を持つようになっていきました。
その佐々木典士さんが習慣を取り入れて定着させる方法について述べているのがこの本です。
習慣の中には「キーストーンハビット」と呼ばれる習慣があるそうです。
それは要となる習慣のことで、1つの習慣を身につけることで、ほかの習慣にドミノののように好影響を及ぼしていくものなのだそうです。
初めて知った言葉です。
本の中では片付け、運動、早起きがあげられていましたが、私は早寝早起きが1度でも自分の意思でできるようになると、それで何か自分の人生が1つ前進するようか予感があるのです。
自分の意思というのがポイントで、ソファーや床で横になってそのまま寝落ちして気付くと朝になっていた…とかではなく、寝支度をきちんと済ませて布団に潜り込んで電気を消して寝るという自分の意思で実行できたというのが重要だと思っています。
今までできなかったことが、できた瞬間に「できる」マインドに変わっていくと思うのです。
以前何度か触れたことですが、私はそれで泣き言を言わなくなったので、1回の行動で頭の中がガチャン!と変わると思っています。
「キーストーンハビット」は「早寝早起き」だと思っていますが、もしかすると「ノーと言う」「反対意見を伝える」も同じ類かもしれません。
あと「ノーと言う」について考えてみて気付いたことですが、私は人に対して「ノー」と言えるのです。「ノーと言えない」と思っているから苦手意識がそのままになっており、これまで振り返ってみても人に対して「ノー」と言ったことがあるのです。
だから、認識もとても重要なことだと思いますし、認識は意図的に変える必要もあると思います。
夜10時半までに寝る。やるなら今晩だろ…と、胸がざわついています。