人間関係

ツレの御先祖さまへのお墓参り。

墓参りで陰徳を積む

優柔不断な私の頭の中・・。

古臭いコントの設定のようなのですが、ツレと喧嘩中のときに、私の中で天使と悪魔がささやき合います。

天使と悪魔。

どちらが理性で、どちらが本心なのかわかりません。

「ヨリを戻せ!」の声があれば、もう片方は「これまでも何度もこんな状況になってきたんだから、良い加減離れろよ…よくやったよ…」というささやきが聞こえてくるのです。

ちなみにどちらが天使の意見で、どちらが悪魔のものかは私にもわかりません。

お隣さんへの墓参り

ツレの先祖のお墓参りに行ってきました。

日が沈みかける夕方に、ツレの実家から坂道を上ったところにある墓場へと向かいました。

この墓場へと向かう道のりが結構急なため、車いすのツレは1人で墓参りをすることができません。

約1年ぶりの墓参り。

いつもの荒れ地に車を停めると、そのすぐ傍に新しくお墓が設けられていました。

お隣さんのお墓は四方を猪が近づかないために防護柵が張り巡らされていました。

それを乗り越えてお線香を持って挨拶に向かうことにしました。

 

そのことについて『「感謝の習慣」で人生はすべてうまくいく!』佐藤伝著(PHP文庫)で言及されていましたので触れてみたいと思います。

自分のご先祖さまのお墓だけきれいにしていないで、隣のお墓も掃除してきましょう。ゴミがあったら拾って、お線香もあげて手を合わせてきましょう。

「お、ご近所の佐藤さんが来てくれているな」こんなふうに、ご先祖同士で連絡を取り合ってくれます。

私たちの世界では、自分が意識を向けたことが起きるようになっています。楽しいことに意識を向ければ楽しいことが起きるし、心配していれば心配したようなことが起こります。そういう世界にいて、ご近所のお墓の名前をメモしてくるとどういうことが起きるか…。その名字を持つ人々に近々、出会うことになります。

お墓参りを一緒にした友人とは、不思議にその後のつながりがすごく深くなります。これも、ご先祖さま同士が連絡を取り合って、関係を強固にしてくれているからでしょう。

お墓参りをし合えば、その後の団結力は想像を超えたすごいものになること間違いナシです。

『「感謝の習慣」で人生はすべてうまくいく!』佐藤伝著(PHP文庫)

お隣のお墓のお参りもすると、その名前の人との縁が実生活で生まれるそうです。

お線香をあげようと思ったのですが、線香立てが無かったので、お数珠を持ってお参りをさせて頂きました。

また、本によれば一緒にお墓まいりをした人とのつながりがすごく深くなるそうです。

いざツレのご先祖さんへの墓参り

ツレのご先祖のお墓は6基ほど並んでおり、時間の都合上すべてのお墓の掃除とお水をあげることができませんでした。

「誰のお墓を綺麗にする?」とツレに尋ねたら、当然ながら「お母さんとお祖母ちゃん」と答えました。

まずお墓の周りの雑草抜きを始め、その後タンクに貯めたきたお水を墓石にかけて、付着した鳥の糞などを落として綺麗にしていきました。

また、お母さんとお祖母ちゃんのお墓だけではご先祖さまに申し訳ないので、残ったお水で可能な限り他のお墓も掃除をさせて頂きました。

ツレも車いすに乗ったまま、足元にある取れそうな雑草を引っこ抜いていました。

ツレのご先祖とは言えお墓参りをしたいと言い出したのは私なので、それに付き合ってくれる彼女の存在がありがたかったです。

その後1つずつ、お墓に線香を立てていきました。

1基ずつお線香を立てていき、それぞれのお墓に手を合わせて挨拶をしていきます。

特にツレのお母さんは天国から我々のことをどう見ているかが気掛かりで、それもあって念入りにお参りをさせて頂きました。

気付くと日が暮れていました。

鬱蒼とした木々に隠れるようにお墓が建てられているのですが、この付近には猪の穴倉があるとの噂を聞いたことがありますし、昔この付近を運転していた時に愛車の軽自動車の高さを優に超える巨大な猪が目の前を横断し、悲鳴をあげたことがありました。

 

ここで、俺が(ツレを)置いて帰ったらどうする?
そんなことは言わんでくれる?
ツレ
いま巨大猪がそこの茂みからのそっと出てきたら、ほったらかしにしていの壱番に逃げるから…
やめてくれます!?
ツレ

 

ご先祖様の前でそんな軽口を叩きあうのでした。

 

真面目な話しになりますが、少し前まで自分を変えることで意図的にツレとの関係を改善しようとしてきました。

自分を変えるとは、何があっても受け入れる「器」を大きくする作業です。

 

当初は病気を治すということを念頭に置いていたのですが、それはいわばツレの問題なので、限界があるのです。

病気は私の課題というより、ツレの課題なのです。

 

どちらにしろ私の「器」を大きくすることも、ツレの病気を治すことも、思い詰めると叶わなかったときに辛くなってしまいます。

 

そして行き着いた考え方が、いかに日々を楽しく過ごすかということのみに意識を向けるということです。

ツレの病気が治ったら幸せ・・。

私の器が大きくなったら幸せ・・。

とかではなく、病気でも私の心が狭くても今が幸せという生き方がベストな気がします。

不完全な私。そしてツレ。そのことは一旦置いておいて楽しんでいこうと思います。

 

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